子連れ・赤ちゃん連れ日光旅!ベビーカー・授乳室・オムツ交換・食事が気になる
2023年のNHK大河ドラマは、松本潤さん主演の「どうする家康」。
徳川家康公のお話です。
徳川家康といえば日光東照宮。
なんと今なら、再修理が完了したばかりの、超ピッカピカな陽明門が見られるらしい(半世紀に一度の貴重なチャンス!)。
というわけで、家族4人(私、夫、長男2歳、次男0歳7ヶ月)で、早めの「大河ドラマゆかりの地探訪」に行ってきました。
この記事では、わが家が実際に乳幼児連れで旅行して気づいた、
交通事情、ベビーカーの利用、子連れで楽しめる見どころ、所要時間、授乳室、オムツ交換など、
小さな子ども連れ日光旅に欠かせない情報をご紹介します。
●この記事は2022年5月時点の情報です。
東照宮へのアクセス方法。自家用車・バス・タクシー比較
小さな子供連れで観光する場合、歩き回る距離が長くなってしまうのは出来るだけ避けたいですよね。
自家用車・バス・タクシーを利用して東照宮を訪れる際に、
車を降りてから東照宮の陽明門まで歩く距離は、以下のとおりです。
【自家用車】
日光東照宮へ車で行く場合は、最寄りの駐車場(東照宮大駐車場)から陽明門まで徒歩6分(約500m)。
普通車の駐車料金は、1日1回600円です。
【バス】
公共交通機関で行くなら、東武バスの「世界遺産めぐりバス」がおすすめ。
「大猷院(たいゆういん)・二荒山神社前」バス停で降りれば、陽明門まで徒歩6〜7分(約500m)です。
料金は、JR・東武日光駅から乗車した場合、350円。1日乗り放題のフリーパスは大人600円です。
世界遺産めぐりバスは、渋滞回避のため、「大猷院・二荒山神社前」まで行かずに「西参道」で折り返す迂回運行になることがあります。
「西参道」バス停から、陽明門までは徒歩9分(約700m)。
今回、私たちも西参道バス停から徒歩で東照宮へ行きました。
ちょっと急な坂道ですが、うちの2歳児の足でも歩くことができました。
【タクシー】
地元のタクシー会社に確認したところ、タクシーの場合は、東照宮の石鳥居の前あたりまで行けるそうです。
東照宮の境内以外、ほとんど歩かずに済むので、赤ちゃん連れはタクシーが一番便利かも。
帰りに東照宮周辺でタクシーを拾えるかは運次第ですが、電話で呼べば、比較的スムーズに配車してもらえるそうです。
※紅葉シーズンはタクシーが不足するので予約必須
東照宮、小さな子供の足でも観光できる?
実際に幼児・赤ちゃん連れで観光してみた感覚としては、
「東照宮の子連れ観光は、休憩をはさみつつ、ざっくり&さらっと見学するのであれば可能」です。
今回のわが家の東照宮参拝ルートは、以下のとおりです。
行き:西参道バス停から、西参道を歩いて東照宮へ。(約700m)
帰り:東照宮から、表参道を歩いて日光金谷ホテル(神橋バス停のそば)へ。(約1,200m)
行き帰りに加え、東照宮の中も歩き回っているので、歩いた距離はトータルで2.5〜3kmです。
スタート地点の西参道バス停から、ゴールの日光金谷ホテルまでの所要時間は、1時間15分(トイレ休憩を含む)でした。
途中、ちょこっとだけ長男を抱っこする場面もありましたが、ほとんどは自力で歩いてくれました。
(次男はまだ赤ちゃんなのでずっと抱っこでした。)
東照宮の境内は石段が多く、小さな子供にとって少々歩きづらい環境。
しかし、わが家のほかにも、未就学児を連れはちらほらいましたし、
うちの長男も、私たちと手をつなぎつつ、楽しそうに歩き回っていました。
ここまで絢爛豪華な神社って、なかなか他にはないので、子供にとっても興味深かったようです。
ただ、さすがに疲れてしまったようで、長男はお昼ご飯を食べながら、かなり眠そうにしていました。
小さな子供連れの場合は、東照宮への往復に車やタクシーを使って体力温存するか、
適度な休憩をはさみつつ、あれこれ欲張らずにサラッと観光するのが良さそうです。
今回は、東照宮の奥宮(家康公の墓所)や宝物館の見学はスキップしました。
奥宮へのアクセスは階段です。
全部で207段もあるので、さすがに無理!
そして、日光といえば、二社一寺(東照宮・二荒山神社・輪王寺)をセットで回るのが定番ですが、これもスキップ。
二社一寺をぜんぶ巡るなら、2日くらいかけてゆっくり歩かなければキビシイと思います。
歴史好き・建物好きとしては、もう少しじっくりと見学して世界遺産を満喫したかったのですが、
それはまたの機会のお楽しみに取っておこうと思います。
東照宮にベビーカーは持って行く?
断言します。ベビーカーは持って行かないほうが良いです。
まず、東照宮へアクセスする西参道や表参道を通るルートは、ほとんどが坂道です。
ベビーカーを押して歩くのはちょっとしんどい。
そして、東照宮の境内には、階段がたくさんあります。
靴を脱いで拝観する場所(御本社、本地堂の鳴き龍)もあります。
ベビーカーを持って行ったとしても、使える場面がかなり限られているので、ベビーカーはお荷物になるだけです。
東照宮の境内には、ベビーカーを停めておけるベビーカー置き場的な場所もありません。
子供が歩いてくれない時に備えて、ポケッタブルタイプの抱っこ紐(ベビーキャリア)を用意しておくと安心です。
わが家はモンベルのベビーキャリアを使っていますが、めっちゃコンパクト&安定感があって気に入っています。(対面抱きは13kg、おんぶは15kgまで)
東照宮にベビールーム・授乳室はある?
東照宮の宝物館1階にベビールームがあります。
宝物館の見学は有料(大人1,000円)ですが、1階部分は無料で入れます。
ベビールームはこじんまりとした個室が1室のみ。
オムツ交換台と授乳用の椅子と、手洗い用の洗面台があります。
ちょっと狭いですが、キレイで静かで落ち着けます。
同じフロアに「上島珈琲店」があり、ソフトクリームも販売しています。拝観前後の休憩に便利です。
子連れでも楽しめる見どころは?
御本社(国宝)
国宝の御本社(本殿・石の間・拝殿)は、日光東照宮の社殿の中でもっとも重要な建物。
徳川家康と豊臣秀吉と源頼朝が祀られています。
松潤を中心に、竹中直人と大泉洋が脇を固めている感じですね。
靴を脱いで、建物の中に入ることができます。
子連れでいちいち靴を脱ぐのはちょっと面倒ですが、絶対に見ておくことをオススメします。
ここでは、江戸時代に大名や将軍、法親王が座ったお部屋が見学できます。
拝殿に参拝客がある程度集まるまでは、神職さんの解説タイム。
平成の大修理のことなど、最新情報を交えつつ、東照宮の建物について説明してくれます。
その後、お祓いを受けて、石の間(水戸・紀伊・尾張の御三家が参拝時に進んだ部屋)を見学して、退室する流れです。
本地堂(薬師堂)
超有名な「鳴き龍」が体験できる建物。
靴を脱いで、中に入って見学します。
ある程度の人数が集まったら、解説と龍の鳴き声を聞かせてもらえます。
案内係の方が、拍子木をカチーンと鳴らすと、天井の龍の絵から「およよよーん」と反響が。
これにはうちの2歳児も喜んでいました。
鈴を転がしているような鳴き声なので「鈴鳴龍」とも呼ばれているそうです。およよよーん。
観光後のランチを憧れの日光金谷ホテルで
ランチは東照宮から徒歩圏内の老舗「日光金谷ホテル」のメインダイニングルームでいただきました。
土曜日でしたが、予約なしのお客さんも多い様子でした。
人気のテラス(窓辺のテーブル席)は、予約優先。
どうやら子連れ客はレジ横のテーブルに固める方針のようです。
レジ横のテーブルは、スタッフさんに声を掛けやすいですし、あまり周りに気兼ねせずに過ごせて助かりました。
子供用にプラスチック製の取り皿やコップ、ハイチェア(ベルトなし)やカトラリーを用意していただけました。
店内でのベビーカーの利用も可能。
今回は、プリフィックスランチ(5,000円)をいただきました。
一品一品の量が多めで、パンのおかわりも出来るので、なかなか満足度が高かったです。
パン、めっちゃ美味しい。
4種類くらいありましたが、全部おかわりもらいました。
子供用メニューは、コース4,200円、プレート3,000円。
長男(2歳)にプレート料理を注文しましたが、
ハンバーグのソースにワインが効いていて、2歳児にはちょっと大人の味だったようです。
2〜3歳なら大人の料理の取り分けでも十分かもしれません。
クラシックホテルのメインダイニングということで、ドレスコードがどんな感じか気になっていたのですが、
観光の合間に立ち寄るお客さんが多い土地柄、Tシャツなど、ラフな服装の方もたくさんいました。
(公式ホームページによると、露出の多い服装やダメージデニム、ビーチサンダルはNGだそうです)
ホテルのショップで、ホテルのオリジナルグッズやお菓子が買えます。
レトロ調のアイテムが激カワ。人気商品の百年カレーパイも美味しかったです。
日光金谷ホテル館内には、オムツ交換台を備えた多目的トイレがあります。
授乳室はありませんが、畳敷きの更衣室(こちらもオムツ交換台あり)を貸していただけました。
※記載した価格は全て税・サービス料込みです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
子連れ日光旅、子供が小学生くらいになってからのほうが、もっと楽しめたかなとは思うものの、
山の気持ちの良い空気を吸ったり、キレイな川を見たりと、大人にとっては良いリフレッシュになりました。さすがパワースポット!
2023年の大河ドラマに向けて、良い準備運動になりました。