子連れハワイ

赤ちゃん連れハワイ旅行、飛行機や現地でのオムツ交換の不安をこれで解消!

赤ちゃんとの海外旅行のオムツ替え事情、わが家のハワイ旅行の体験をもとに紹介します

小さな子供を連れて海外旅行する際にもっとも気になることのひとつ、飛行機や滞在先での「オムツ交換」。

オムツやおしりふきは日本から持って行くべきか使用済みオムツの処分はどうするのか?などなど、海外旅行中のオムツ事情について、わが家の長男が生後7ヶ月の時のハワイ旅行で気づいたことを紹介します。

オムツやおしりふきは現地調達?日本から持って行く?

オムツって、かなりかさ張りますよね。わが家のハワイ旅行は3泊5日だったので、オムツは予備も含めて1日10枚×5日間=50枚必要。

58枚入りのオムツを1パックまるごと日本から持って行ったので、45リットルのスーツケースの3分の1がオムツで埋まってしまいました。

オムツは現地調達にして荷物を減らせないか検討しましたが、以下の理由から、オムツは現地調達せずに、日本から持参することにしました

  1. 使い慣れないオムツで肌荒れを起こしたり、漏れたりするのは避けたい。
  2. アメリカのオムツはテープタイプが主流。パンツタイプはほとんどない。
  3. 現地のお店でちょうどいい枚数のオムツが買えないかもしれない。

日本でもお馴染みの紙オムツブランド「パンパース」を製造するP&Gはアメリカが本拠地なので、ハワイでパンパースを購入することは可能です。

普段パンパース派でない方も、日本と同じブランドの商品があるということで、とりあえずは安心できますよね。

しかし、US版Amazonでアメリカのパンパースのクチコミを見ると「匂いが気に入った!」という気になるフレーズがたびたび登場。どうやらアメリカのオムツは香り付きがデフォルトらしいです。さすがダウニーとヤンキーキャンドルを作った国。「無臭」よりも「いい香り」が好まれる文化なんでしょう。

また、サイズ表記も日本と違い、S、M、Lではなく2、3、4、5と数字表記。

各サイズの目安体重はポンド(lb)で表記されています。パンパースのテープタイプの場合、日本のM=アメリカの3相当ですが、日本のMが6〜11kgなのに対し、アメリカのサイズ3はkg換算で7.2〜12.7kg。謎のズレが約1kgあります。

実際に比較したわけではないですが、ひょっとしたらアメリカのサイズ3は日本のMとぴったりイコールではないのかも?

そんなこんなで、日本と同じブランドのオムツが売っているとはいえ、香り付きだったりサイズ表記に差があったりと、日本版と完全に一致する商品というわけではないようです。特に赤ちゃんの肌に直接触れるものに香りが付いているという点が、私は気になりました。

旅行当時7ヶ月だったうちの子は、ちょうど寝返りが出来るようになった時期。オムツ交換の際にコロコロ転がって逃亡するので、テープのオムツはほぼ卒業し、もっぱらパンツタイプを使っていました。パンツタイプ、一度使ってしまうと、もうテープに戻れない‼︎ってくらい便利ですね。

しかし、アメリカのオムツはテープが主流のため、現地調達する場合はほぼテープ一択になってしまいます。パンツタイプもあるにはあるのですが、主にトイレトレーニング用なので、うちの長男(7ヶ月)に合うサイズを探し出して買うのは難しそう。

トイレトレーニング用以外では、アメリカ版Amazonで、パンパースのパンツタイプで、うちの子に合いそうなサイズ3(7〜13㎏用)が販売されているものの、1枚あたり約40円と、日本のパンツMサイズの倍近い単価でした。

クチコミを見るに「なにこれ!テープと違ってすっごい便利じゃない!」とか「使ってみたけど、やっぱり私はテープがいいわ!」といったテープとパンツを比較するコメントが数多くあり、「やはりアメリカでは乳児用のパンツオムツは一般的ではないのだな」と、ここでも文化の違いを感じました。

オムツ1パッケージあたりの枚数は、私が現地で買い物に行ったスーパーでは、100枚前後入ったものしか売っていませんでした。上記のとおり、3泊5日の必要枚数は多めに見積もって50枚程度で、さすがに100枚は多すぎます。

現地購入して余ったオムツを「もったいない」と日本へ持ち帰ると、当初の「荷物を減らしたい」目的から逸れてしまいます。また、旅先でオムツを探し求めてお店をはしごする時間も勿体無い。それよりも、日本からオムツを持って行って、帰りは空いたスペースに現地で買ったお土産など入れて帰るほうが賢明です。

オムツのほか、おしりふき(baby wipe)も現地では割高でした。アメリカでは紙製品全般が、日本より高いように感じます。

おしりふきはウエットティッシュ代わりにもなりますし、ハワイではレストランでおしぼりがなかったり、椅子やテーブルがベタベタで「これは拭かずにはいられない」なんて場面に遭遇したりするので、ガンガン使えるように日本からおしりふきを多めに持って行くことをおすすめします。

ちなみに、アメリカではオムツだけでなく、おしりふきも香り付きが販売されています。「ボタニカルレインの香り」とか、もはや柔軟剤みたいなセンスだわ。

そんなわけで、わが家では今回オムツとおしりふきを日本から持参しました。ただ、パンパースのテープタイプであれば、香りのことさえ目をつぶれば、日本とほぼ同じものが入手可能なので、万が一(不測の事態で滞在が長引いた時など)のための「予備の予備」のオムツまで持っていかなくてもなんとかなりそうです。

空港や飛行機でのオムツ事情。機内でオムツを替えたらどこに捨てる?

今回の旅では、成田空港第2ターミナルからJALを利用しました。

出国前・後エリアともに、私が普段よく利用している羽田空港の国内線と比べてオムツ替え台や授乳室が圧倒的に少なかったです。赤ちゃん連れで国際線に乗る人が少ないからでしょうか?

授乳室やオムツ交換台を探して広い空港を右往左往するのは大変なので、はじめからインフォメーションで自分の搭乗口に近いベビールームを教えてもらっておくと良いです。

ハワイ行きの飛行機は日本を夜出発し、到着まで約7時間かかります。機内の照明は暗いですし、赤ちゃんもフライト中のほとんどの時間は寝て過ごす(はず)なので、往路の機内で行うオムツ交換は1〜2回程度です。

逆に、ハワイから日本へ帰る飛行機では、朝〜昼にかけてハワイを出発し、到着まで約9時間。機内はずっと明るく、赤ちゃんは昼寝程度しか寝てくれません。復路では機内で5〜6回オムツを交換する覚悟をしておく必要があります。

JALの公式ホームページによると、国際線全路線にオムツ交換台が設置されているとのことですが、「全トイレ」ではないので注意が必要です。

これは私が国内線に乗った時のことなのですが、息子がうんちをしたので、すぐにオムツを替えようとトイレへ向かったものの、入ったのはオムツ交換台が無いトイレ。仕方なく交換台があるトイレに並び直すことになってしまい、余計に時間がかかってしまいました。

機内のオムツ交換台はベルトが無く、おむつ交換台というよりはむしろ折り畳み式テーブルといった感じの平たい板1枚です。赤ちゃんが滑ったり冷たかったりしないよう、おくるみやタオルを1枚持っておくと役立ちます。

交換台の形状的に、寝かせる時は縦向きではなく横向き。これがまた替えにくいんですよね。

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機内のトイレに設置されているオムツ交換台。

私たちが利用したJALの成田・コナ直行便では、搭乗してすぐにCAさんから、「使用済みのオムツはビニール袋に入れてトイレのゴミ箱に捨ててください」との説明がありました。

その際、予約しておいたオムツ2枚(メリーズのパンツタイプで、サイズはMかLが選べる)と、オムツを捨てるためのビニール袋も受け取りました。ビニール袋はオムツ用の特殊な素材ではなく、レジ袋のような袋でした。

オムツを捨てるための袋は、機内でもらう分をあてにしていると足りなくなる可能性があるので、自分でも用意しておきましょう。また、もし赤ちゃんが服や下着を汚してしまった場合に、持ち帰るための袋も必要です。

狭い機内では臭いが気になることもあるので、BOSなどのオムツ専用の防臭袋があると便利です。

※利用する航空会社によって、機内でのオムツの捨て方は異なる可能性があります。

オアフ島のホノルル空港では、飛行機を降りてから入国審査まで空港内をかなり歩き回りますが、今回利用したハワイ島のコナ空港は大変こじんまりしており、飛行機のタラップを降りるとすぐに入国審査部屋。

赤ちゃん連れの私たちは、ありがたいことに優先的に入国審査を受けられたので待ち時間ゼロでした。

あっという間に空港から出られたので、空港の中ではオムツを替えませんでした。むしろ、オムツを替えられる場所とタイミングが見つけられないまま空港から出てしまったとでも言いますか・・・

コナ国際空港を利用される方は、機内のトイレが混んでいないようでしたら、着陸の1時間くらい前に赤ちゃんのオムツ交換と着替えを機内で済ませておいたほうが良いと思います。

外出中、お店のトイレでオムツは替えられる?

今回、私たちが訪れたハワイ島では、ショッピングモールやレンタカー営業所などのトイレにはオムツ交換台はあったりなかったり。

無いなら無いなりに、みんなトイレの中の適当な場所(手洗い場の空きスペースとか)で適当にオムツを替えていました。使い終わったオムツはトイレのゴミ箱に捨てちゃって大丈夫です。

日本のようにいちいち持ち帰らなくて済むので気楽です。余談ですが、アメリカの街なかのゴミ箱って、空き缶やらペットボトルやら食べ残しやら、分別せずに何でも一緒にごちゃごちゃに捨ててあるんですけど、ゴミの処理ってどうなってるんですかね?

ちなみに、ニューヨーク州では2019年から、新しく建設・改修された建物の公共の男女トイレに、オムツ交換台を設置することが義務化されました。男性用トイレにもオムツ交換台設置がマストだなんてさすが!

しかし、そもそもオムツ交換台以前に、清潔な公共のトイレがなかなか見つからない。アメリカではお店やレストランのトイレを借りるのがちょっと厄介で、店の人に鍵を借りるタイプや、暗証番号を入力するタイプ(番号は店の人に直接訊ねたり、レシートに書いてあったり)などが多いです。

ショッピングモールのトイレのように、清潔で誰でも使えるトイレはけっこうレア。ハワイを旅行する際は大人も子供も、きれいなトイレを見つけたらとりあえず行っときましょう。

現地の人は車社会なので、トイレ以外だと車の中などでオムツを替えているようです。私たちも、滞在中はレンタカーを利用していたので、車内にレジャーシートを敷いてオムツを替えていました。

ホテルの部屋のどこでオムツを替える?ゴミの捨て方は?

ホテルの部屋でオムツを替える際は、車内と同様に、床にレジャーシート敷いて交換しました。ホテルの床はカーペット敷きでしたが、土足なので赤ちゃんをそのまま床に寝かせたり、バスタオルやおくるみを床に直接敷いたりするのは抵抗があるので。

レジャーシートは離乳食を食べるときの汚れ対策にも役立ちます。我が家は2畳くらいのサイズのシートを持って行きましたが、はいはいなどで動き回る赤ちゃんの場合は、もっと大きめのシートがあると遊び場所としても使えます。

汚さないようにガードした上で、大人用のベッドの上でオムツ替えることも考えましたが、海外のベッドは背が高く、赤ちゃんが落ちると怖いので断念。

今回宿泊したホテルではベビーベッドも借りましたが、ベッドの配置の都合上、ベビーベッド上ではオムツは替えられませんでした。そもそも長男は寝返りでかなり動き回る時期だったので、狭いベビーベッドの中でオムツを替えようとするとかえって大惨事になりそうで無理でした。

<img src="hawaii with baby.jpg" alt=“ハワイ旅行"/>

宿泊したホテルのベッド。大人の膝上くらいの高さ。

使用済オムツの処理については、わが家は自宅でオムツを捨てる際、コンビのポイテック(Poi-Tech)というカセット式のゴミ箱を使っています。

ポイテックは防臭効果のあるフィルムに包んだオムツを、これまた防臭効果のある専用ゴミ箱に捨てるので、ダブルの防臭効果で臭い漏れを防いでくれます。

これを旅先でも再現したいと思い、まず使い終わったオムツ1個をポリプロピレン素材の小袋に入れ、袋の口をしっかり縛り、それをさらにゴミ箱代わりの「オムツが臭わない袋」(Lサイズ)に捨てていました。バスルームに置いていましたが、ニオイは気になりませんでした。

オムツを1個ずつ包んで捨てるための小袋は、市販の「オムツが臭わない袋」Sサイズでもよいのですが、わが家では、専用袋よりもちょっと安く、防臭効果もそこそこ期待できる、ポリプロピレン素材のパン袋を私は愛用しています。

サイズは食パン半斤サイズがちょうど良いです。袋が縦に長いので、口を結びやすいのもポイント。まさにシンデレラフィット!です。いつもamazonでまとめ買いしています。

ここまで防臭対策にこだわらないにしても、滞在中、使い終わったオムツは何らかのビニール袋に捨てることになるかと思います。

ハワイはレジ袋が有料で、袋を持参していない場合は、紙袋か不織布素材の買い物袋を購入するケースが多いです。日本でよく見かけるようなぺらぺらのレジ袋は売っていません。「オムツが臭わない袋」にこだわらなくとも、何かしらのオムツ用のゴミ袋を日本から持参したほうがよいです。

使用済みオムツは、ゴミ箱の隣にオムツのゴミ袋を置いておくと、ハウスキーピングの方が毎回回収してくれていました。ハウスキーピングの方から見て、明らかにゴミだとわかるよう「trash」や「rubbish」と書いておくと、より分かりやすくて確実です。

しっかり準備して赤ちゃんと楽しい旅行を!

赤ちゃん連れで遠くへ旅行するのは、なにかと心配ごとも多いですが、それも冒険の一部。しっかりと準備をして、パパとママが協力し合って臨めば、大人だけの旅とはまた違った楽しみや発見がたくさんあります。安全で楽しい旅を!

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