こんにちは。神奈川県在住の二児のママです。
鎌倉駅から徒歩2分(160m)の好立地に2020年にオープンした「ホテルメトロポリタン鎌倉」。
段葛沿いの若宮大路に位置し、鶴岡八幡宮へ徒歩8分(650m)!
わが家は江ノ島の近くに住んでいるので、鎌倉は目と鼻の先なのですが、
大好きな鎌倉のど真ん中に出来た最新ホテルが気になって仕方がなくて、
家族4人(私、夫、長男3歳、次男1歳)で泊まりに行ってしまいました。
実際に子連れで宿泊した感想をリポートします。
●この記事は2022年12月時点の情報です。
小さいけれど、機能充実なお部屋〜モデレートツイン26平米
今回宿泊したお部屋は、モデレートツイン(26平米)。
セミダブルサイズ(幅120cm)のベッド2台の客室です。
奥の小上がりにあるソファをエキストラベッドとして使えば、大人3人まで宿泊できます。
ベッドがあるスペースと、奥の小上がりスペースの間に段差があり、寝る場所と居間がさりげなく分けられています。メリハリがあって良い。
わが家のお泊まりポリシーでは、お部屋の広さは「寝るだけなら28平米以上、リゾートホテルなら30平米以上」ですが、
今回は、その基準よりも小さな部屋に泊まってみました!
(※予算の都合です。このホテル、部屋の広さの割に、お高いのです・・・)
さすがに、東●インのように「足の踏み場が無いほど狭い」「スーツケースを広げるスペースが無い」というほどではありませんでした。
狭くても快適に過ごせるための工夫も随所に見られます。
(特に、加湿空気清浄機が部屋の角にフィットするデザインなのがGOODでした。)
しかし、子供たちが室内をちょろちょろと歩き回りますし、室内で次男をベビーカーに乗せたり降ろしたりするので、
そんなときは「やっぱり狭いな〜」と感じてしまいました。
小さな子供連れなら、32平米の「コンフォートツイン」あたりが、ストレス無く泊まれそうです。
お部屋のTVは、あれこれ繋がなくても、リモコン操作だけでYouTubeが視聴できる仕様。長男(3歳)の暇つぶしに役立ちました。
快適!洗い場付きバスルーム
お部屋はコンパクトサイズですが、バスルームはゆったりしています。
バス・トイレ別で、お風呂は洗い場付き!
椅子や洗面器もあり、子供をお風呂に入れやすかったです。
鎌倉を観光するときは、かなりの距離を歩き回るので、お風呂でゆっくり疲れを癒せるのはとても良いなぁと思いました。
入浴剤(バスソルト2種類)もありました。
充実のアメニティ
アメニティ類がとっても充実していました!
歯ブラシなどの標準的なアメニティに加え、
コーセー雪肌精のスキンケアセット(洗顔、化粧水、乳液、クレンジング)に、入浴剤(バスソルト)、足ひんやりシート、めぐりズム蒸気でホットアイマスク。
女子が喜ぶものをよくわかっておられる!
ナイトウェアが上下セパレートタイプで、気持ちの良いワッフル生地な点も良かったです。
お部屋からの眺望
今回宿泊したお部屋は、「建物に隣接しており、眺望は望めません」との注意書きがあるお部屋。
南向きで、窓の外は駐車場。いわゆる刑事の張り込みビューです。
周辺の建物と「隣接している」と言っても、道を一本挟んでいるので、圧迫感はさほど感じませんでした。
寝るだけのために泊まるならこれで十分!
一方で、もしも、自分の親戚や友人が遠方から鎌倉へ旅行に来て泊まるとしたら、若宮大路沿いの鳥居ビューのお部屋をおすすめしたいと思います。
子連れ向けのサービス
ベッド1台につき、6歳未満の子1人まで無料で添い寝できます。
ベビーベッドは無料(要予約。1歳未満のみ)。
わが家は3歳・1歳の子連れだったので、事前にリクエストして、正ベッド2台を真ん中でくっつけ、1台を壁側に寄せるセッティングにしていただきました。
壁側は引き戸になっており、戸を閉じた状態ですと、ベッドと壁(引き戸)の間にすきまができてしまいます。
引き戸を全開きにすると、スキマはほんの数センチ程度になります。子供が落ちてしまうほどでは無いので、ぜんぜん許容範囲でした。
ベッドガードの貸し出しもあります。
子供用のアメニティ(スリッパと歯ブラシのセット)もいただきました。
子供用浴衣の貸し出しもあります。帯ではなく、ヒモで結ぶタイプです。
館内はこんな感じ〜中庭をぐるっと囲む、正方形の建物
ホテルメトロポリタン鎌倉は、「心魅かれる新たな古都へ」がテーマの、全138室のこじんまりサイズのホテル。
とはいえ、鎌倉駅周辺にここまで規模の大きなホテルは他になく、唯一無二の存在感を放っています。
建物は、中庭をぐるっと囲む正方形。
客室階のエレベーターを降りると、あっちにもこっちにも廊下があり、まるで古都の路地に迷い込んだかのような気分になります。
客室フロアの廊下は、階ごとに、四季をイメージしたガラスのアートワークが飾られています。
他にも、館内のあちこちが、さりげなーく古都の風情を感じさせる、おしゃれなデザインになっています。全体的にセンス良すぎ!
ロビーは建物の2階にあり、中庭に面した明るい空間です。外階段で中庭へ降りることもできます。
ロビーでは、コーヒーマシーンで、無料のホットコーヒーを提供しています。(朝5:30〜9:00、夜19:00〜24:00)
2階にはコインランドリー(有料。洗剤自動投入式)あり。急に洗濯物が発生しても安心です。
1階 Café&Meal MUJIでいただく、宿泊客限定の朝ごはん
朝食は、ホテル1階の無印良品のカフェレストラン「Café&Meal_MUJIホテルメトロポリタン鎌倉」で提供されます。
地元の食材を使用した、ここでしか食べられないメニューです。
朝から晩まで営業していますが、朝食は宿泊客限定です。
朝食営業は6:30~10:30(L.O.10:00)。
料金は大人¥2,000、小学生¥1,000。
料金は入店時にレジにて支払います。
(MUJIマイル貯まりました!)
朝食メニューは、ハーフブッフェ形式。
モーニングセット(和食、洋食、カレーの3種類から選択)と、
ブッフェ(飲み物、鎌倉野菜のサラダ、グラノーラ、ヨーグルト、パンなど)を組み合わせていただく、ハーフブッフェ形式です。
ブッフェコーナーには、湘南グルメで欠かせない、釜揚げしらすもありました。
今回、夫は和食(鯵の干物と豚汁の定食)、
私は洋食(アメリカンブレックファースト)を選択。
和食の鯵の干物は、相模湾で水揚げされ、小田原で加工されたものだそうです。めっちゃデカい。食べ応えすごい。
豚汁は、鎌倉のブランド豚を使用。具がほどよくホロホロに溶けた、優しいお味です。
洋食は、鎌倉ハムのベーコンをはじめ、ポテトフライ、ほうれん草、クロワッサン、スクランブルエッグ。
子供たちには、白米と豚汁のサービスがありました。次男が白米大好きなのでとてもありがたい。
子供用のハイチェアもあります。
ここの無印良品は、「地域のリビング」をコンセプトにした店舗。
お店を通じて、住民が旅行者と触れ合える接点や、
旅行者がローカルの暮らしを知る機会を積極的につくることを目指しているのだそう。
至れり尽くせりなサービスの高級ホテルのレストランとは違いますが、
鎌倉のローカル人と旅行者が交差するユニークな空間で、朝から地元の食材を堪能出来るのも、
このホテルならではの贅沢な体験かもしれません。
売り場の入口そばの、大きな鎌倉の地図もぜひ見てみてください。(ショップ営業時間10:00~19:00)
ところで、鎌倉は朝ごはん文化がとても盛んです。
モーニング営業をしているレストランやカフェがたくさんあるので、街なかで朝ごはんを楽しんでみるのも良いかと思います。
鎌倉の子連れ朝食におすすめのお店の記事↓
アクセス&周辺の観光情報
鎌倉駅の東口から徒歩2分(160m)。電車でのアクセス最強です。
駅近なので、チェックイン前やチェックアウト後に観光する際に、荷物を預けるのに便利。
観光の合間にお部屋で休憩も出来そうです。
車の場合は、宿泊者様専用駐車場(予約制・2,000 円/泊)があります。
鎌倉周辺は道路渋滞がひどいので、自家用車で来ると正直しんどいと思います。
ホテルから行けるおすすめ観光スポット
最寄りの観光地はやはり鶴岡八幡宮。
早朝から参拝できるので、朝ごはん前などの人が少ない時間帯にサクッと行けちゃいます。
(参拝時間:10月~3月:6時~21時、4月~9月:5時~21時)
鎌倉駅周辺のミュージアム巡りもおすすめです。
(関連記事→鎌倉駅・鶴岡八幡宮から歩いて行ける小さなミュージアム5選〜子連れでの散策に)
鎌倉宮や報国寺(竹のお寺)へ向かう、駅前のバスの乗り場もすぐです。
駅近に泊まって朝早くから動けるメリットを活かして、江ノ電に乗って長谷の大仏方面へ足を伸ばすのも良いかと思います。
ディナー難民問題
今回わが家がホテルメトロポリタン鎌倉に泊まってみて最大の課題?と感じたのは
「幼児・赤ちゃん連れで晩ご飯を食べられるお店が少ない」こと。
昼間は多くの観光客で賑わう鎌倉ですが、夜はかなり真っ暗です。
(ダジャレっぽいですが、鎌倉を導く枕詞は「星月夜」ですから!)
正直、小さな子供を連れで遠くまで出歩きたくはない。
ホテル1階のCafé&Meal_MUJIホテルメトロポリタン鎌倉以外で、近場で夕食を摂るなら「不二家レストラン鎌倉店」か「ガーデンハウス」あたりが無難かなと思います。
ホテル内で子連れ客を何組か見かけたのですが、みんなどこで晩ご飯食べてたんだろう。教えてー。
ちなみに今回わが家は、若宮大路度沿いの回転寿司「ととやみち鎌倉由比ヶ浜店」(すかいらーく系列)に行ってきました。
ちょいとお高め(がってん寿司くらいの価格帯)ですが、ネタの種類が豊富で楽しかったです。
スタッフさんもすごく親切。
ホテルからちょっと遠い&内装がボロいのだけが残念かな。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
お寺が多い鎌倉は、昼間の観光がメインなので、鎌倉で夜を過ごす機会ってなかなかありませんよね。
実は個人的に「深夜の鎌倉は、ぜったい何らかの亡霊が出る!」と考えており、
若干ビビっていたのですが、
この晩は出ませんでした(笑)
(いや、でもきっと鎌倉には何かいるよ。根拠はこの記事に書いてます→まるでジブリ?!まんだら堂やぐら群に子連れで行ってみた)
ちょうど大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のブームの波に乗って、北条義時や政子に想いを馳せながら、若宮大路の目の前で一晩過ごし、とてもとても幸せでした。
しつこいですが、次は若宮大路側の眺めの良い部屋に泊まりたい!
鎌倉の子連れホテル泊なら、こちらもおすすめです→鎌倉プリンスホテル