子連れハワイ

赤ちゃんとのハワイ旅行、時差をどう乗り切る?!わが家の体験をもとに攻略法を解説

0歳児連れハワイ旅行、マイナス19時間の時差を乗り切るためにおさえておきたい3カ条

子連れ海外旅行でもっとも気になることのひとつ「時差」。ハワイは、日本との時差−19時間と、大人にとっても少々きつめです。

わが家は、息子が0歳7ヶ月の時に、ハワイへ3泊5日の旅行をしましたが、出発前は「時差のせいで子供が体調を崩さないだろうか?」と心配していました。

時差があるから体調を崩す」ではなく「時差で寝不足になって体調を崩す」と言ったほうが正しいですかね・・・それに加え、気候の変化や、飛行機や観光での移動疲れの要素もあって、時差がキツい旅先では体調を崩しやすくなります。

わが家が実際に子連れで旅行して気付いた、赤ちゃんとのハワイ旅行で時差を攻略するために押さえるべきポイントは以下の3点です。

  1. 赤ちゃんが旅先で寝ない理由は、「時差<環境の変化」と心得るべし
  2. 赤ちゃんが眠いときに快適に寝られる環境づくり」に注力するべし
  3. 親の時差ボケと移動疲れ対策を徹底するべし

この記事では、これら各項目について解説していきます。

あくまで一個人の体験談ですが、「赤ちゃんと一緒に海外に行きたいけれど、時差がある国はキビシイかな?」とか「赤ちゃんは旅行中ちゃんと寝てくれるのかな?」と気になっている方々にとって、少しでもお役に立てればと思います。

日本からハワイへ旅行する際の時差について、ざっくり復習

ハワイは日本との時差−19時間。「12時間を越える時差って、どんなもんか想像しにくいよ!」という方のために、ざっくりと解説します。

地理が得意な方や、ハワイ旅行百戦錬磨の方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。

<img src="jet lag recover.jpg" alt=“時差ボケ対策"/>

非常にあっさりと表現すると、ハワイの時間は日本より5時間進んでいます。たとえば「日本の朝4時は、ハワイの朝9時」です。

ただし、日付は日本のほうが1日進んでいるので、詳しく言うと「日本の火曜日の朝4時は、ハワイの月曜日の朝9時」。

一般的に、西向き(ヨーロッパ方面)へ移動するよりも、東向き(ハワイ・アメリカ方面)へ移動するほうが、身体が時差に適応しにくいと言われています。

では、大人が日本からハワイへ旅行すると、時差をどのように感じるのか、参考までに私自身の例を紹介します。

まず、ハワイ行きの飛行機の中ではほとんど眠ることができず、ハワイ到着日の昼から夕方にかけては睡魔との戦いになります。

これを乗り越えて、ハワイ時間夜22〜23時に就寝。夜中に1〜2回目覚めたのち、早朝に起床。それ以降はハワイ時間に順応して過ごせるようになります。

日本へ帰る飛行機では、あえて一睡もせずに過ごし、夜、日本に帰り着いてから爆睡。帰国の翌朝から平常リズムに戻ります。

往路の機内でしっかり眠れる人は、ハワイ到着日から元気いっぱいに過ごせると思いますが、私は寝つきが悪くて機内でほとんど眠れません。

日本からハワイへ向かう直行便のスケジュールは、日本を夜出発し、ハワイ時間の朝9〜10時に到着。フライト時間は6時間半〜7時間です。

ハワイから日本へ向かう直行便は、ハワイを昼前後に出発し、日本時間の夕方から夜にかけて到着。フライト時間は8〜10時間です。

1. 旅先で赤ちゃんが寝ない理由は、時差より環境の変化の影響が大きい!?

赤ちゃんと一緒にハワイに行ってみて、旅行中に赤ちゃんが普段のように寝ない原因は、「時差1割、環境の違い9割」だと感じました。

つまり、赤ちゃんの時差ボケ対策(たとえば、出発1週間前からハワイ時間に合わせて早寝早起きするとか)をあれこれ頑張ってみたところで、あんまり意味がないということになります。

うちの子の生活リズムは、自宅に居る時は毎日そこそこ一定です。日によって30分〜1時間程度のズレや、夜中に1〜2回起きたり起きなかったりの差はあるものの、毎日決まった時間に寝起きしています。

この生活リズムが旅行中はどう変化したか、往路、滞在中、復路、帰国後に分けて説明します。

【往路の飛行機(所要時間7時間)】日本時間夜21時半に成田を出発し、シートベルト着用サインが消えてすぐ、40分間の睡眠。約2時間半起きていたのち、日本時間深夜1時半から約2時間の睡眠。そこからハワイに到着するまでの約1時間は起きていました。

普段の彼なら、夜23時から朝6時までほぼ通しで眠るのですが、飛行機の中ではそこまでしっかりとは眠れなかった様子。夜間フライトとはいえ、機内食サービスなどでガヤガヤしている時間が長いですもんね。

<img src="jet lag recover.jpg" alt=“時差ボケ対策"/>

飛行機のバシネット使用中の様子。

【ハワイ滞在中】「お昼に1時間半の昼寝」と「夜23時から朝まで夜寝(途中1〜2回覚醒)」に関しては、日本にいる時と同様に眠ってくれましたが、「19時から22時半にかけての睡眠」がうまくいきませんでした。

自宅にいる時、息子は夕方お風呂に入ったのち、19時からたっぷり3時間以上眠ります。しかし、ハワイにいる時は毎日、19時前後に1時間未満の短い睡眠をとるだけで、そのまま22時半までずっと起きていました。

夜泣きは、家にいる時と同様、一晩に1〜2回起きました。起きた回数は、1泊目は2回、2泊目は1回。3泊目は全く起きませんでした。

【復路(所要時間10時間)の飛行機】ハワイ時間朝11時半発。出発直後に1時間半昼寝。その後は6時間ずっと起きていて、日本に到着する2時間前に30分間の短い昼寝。

自宅での昼寝時間は1時間半程度なので、復路の機内での昼寝は、ほぼ普段どおりでした。一方で、昼間に6時間以上連続して起きていることは珍しく、その点が普段との違いでした。

【帰国翌日】朝8時ごろ起床。昼寝の時間が通常よりやや短かったこと以外は、普段通りの生活リズムにピタッと戻りました。帰国翌々日からは昼寝の時間もいつもどおりに戻りました。

上記の睡眠パターン、実は、うち九州の実家に帰省している時とすごく似ているんです。昼寝がいつもより短い、19時から22時半にかけての睡眠がうまくいかない。そして関東の自宅に帰ってくると、ピタッと元どおりになるという点で一致しています。

専門的な知識はないので、あくまで自分の経験からの推測ですが、時差で5時間進んでいることよりも、普段と異なる環境に置かれていることのほうが、赤ちゃんの睡眠に影響しているのではないでしょうか。

さらに念のため、日の出から日の入りまでの時間の長さについても検討してみましたが、1月1日の日の出〜日の入りの時間は、東京が9時間48分、ホノルルが10時間52分で、たった1時間差。ハワイは日本に比べて昼間の時間が圧倒的に長い、とは言えませんでした。

2.赤ちゃんが眠いときに快適に寝られる環境づくりに注力するべし

わが家では、子供の睡眠時間を「ジーナ式」で管理しています。(毎日決まった時間に寝起きさせることで、早いうちから睡眠リズムを整えていく、イギリスのベビーシッターの手法です。)

ジーナさんの著書に書かれているような厳密な管理は出来ないので、かなりユルめな感じになっちゃってますが、一応、毎日だいたい同じ時間に寝起きさせるよう心掛けています。

旅行に行く前は、旅先で子供を寝かしつける時間を、日本時間とハワイ時間のどちらに合わせるべきか悩みました。

短い滞在期間なので日本時間に合わせて寝起きさせたほうがスムーズな気もするし、ハワイ時間に合わせて寝起きさせたほうが自然で良いような気もする・・・

結果、どっちにも合わせる必要はなかったですし、合わせられませんでした

先述のとおり、滞在中は19〜22時半の睡眠で苦戦。一生懸命寝かしつけようとしてもいっこうに寝ず、本人が寝たい時に勝手にゴンゴン寝ていました。ある時は、朝の散歩から帰ってきたら、ある時は買い物中に抱っこ紐の中で、またある時は夜の散歩から帰ってきてミルクを飲むとそのままスヤスヤ。

さすがに3時間近く昼寝していた時は脱水が心配で起こしましたが、基本的に、眠ったら自然に起きるまで寝かせておくことにしました。

そんなわけで、旅行中は、普段のペースで昼寝や夜寝をさせようと頑張るよりも、赤ちゃんが眠い時に(できればベッドや布団で)快適に睡眠が取れる環境を用意してあげるほうが効率が良いことを学びました。

旅行中の観光の予定は、多くても1日1〜2個に留めておき、赤ちゃんが寝てしまった時は、予定は翌日に持ち越してホテルでのんびり過ごすような、ゆる〜いペースを心掛けたほうがうまくいきます。

ちなみに、旅行中の赤ちゃんの食事時間は、その日の睡眠時間に合わせて自然に決まっていきました。当時の息子は、離乳食は1日2回で、母乳とミルクが主な栄養源だったため、寝て起きたら飲む・前回飲んでから2〜3時間経ったら飲む、という調子でした。

日本にいる時は「今○時だからミルク!離乳食!」といった具合で、時計に縛られた育児をしていた私にとって、旅先で時間のことを忘れ、ゆる〜く過ごした経験は、「日頃からそこまで時間に追われて過ごす必要はないんじゃないかな」と思い直すきっかけにもなりました。

家の中で1人きりで子供と向き合ってきたので「こうしなきゃいけない!」と思いつめて、肩の力が入りっぱなしだったみたいです。

3.赤ちゃんの時差ボケ対策よりも、親の時差ボケと移動疲れ対策を徹底すべし

2.でお伝えした「赤ちゃんが寝たい時に寝られる環境づくり」のほかに、旅行中に赤ちゃんに負担をかけないための手立てとして私が強く推したいのは「親の時差ボケと移動疲れ対策」です。

旅先で赤ちゃんがいつもどおりに寝てくれない時に最も重要なのは、そんな赤ちゃんに広い心で接し、徹底的に付き合うための親の気力と体力だと、私はこの旅で思い知りました。

初めての子連れ国際線に緊張していた私は、往路の機内でたった30分しか眠れませんでした。夫も私に気を遣ってあまり寝ていなかった様子。しかも、到着後は慣れない海外での運転で、私以上に疲労困ぱい状態でした。

ハワイ到着日の夜、息子は22時を過ぎても眠らずハイテンション。彼(体重8㎏)を抱っこして、夜のホテルの庭を夫婦ともどもヨレヨレ状態で歩き回りました。お散歩というよりゾンビの徘徊だったと思います。

幸い、これで一旦眠ってくれたから良かったものの、その後計2回の夜間授乳もキツかった。

こんなことにならないよう、最初から旅行中の役割分担を夫婦でちゃんと決めておけば良かったと思います。行きの飛行機はママがメインで頑張るから、到着日の夜はパパが頑張る、とか。

交代制にしておけば共倒れすることなく、体力を温存できます。赤ちゃんの健康を気遣うことも大事ですが、家族そろって元気に楽しめるよう、パパ・ママの体調管理も大切にしてください。

大人・子供を問わず有効な時差ボケ解消法として、朝晩外に出て、朝日を浴びたり星空を眺めたりして、脳や身体に「今は朝だよ〜」「夜だよ〜」と教えるのがオススメです。

私の場合、夜空の下を散歩しながら、その日の出来事を時系列で思い出していくと、頭の中が整理されて、気持ちよく眠りにつくことが出来ました。

まとめ:ハワイ到着初日を乗り越えれば、意外となんとかなる

ここまで色々書いてきましたが、振り返ってみると時差の影響がキツかったのはハワイ到着初日だけで、これを乗り切れば残りの日程は元気で楽しく過ごせました。

高い保険料を払って加入した海外旅行保険にお世話になることもなく、家族3人そろって元気に日本に帰ってこられました。

<img src="jet lag recover.jpg" alt=“時差ボケ対策"/>

初めての子連れ海外旅行先の候補として、時差がほとんど無く距離が近い場所、具体的に言うとグアムとかを考えている方も多いかと思います。

うちの場合は、かなり迷った結果、滞在中の食事・買い物・ビーチへのアクセスの良さや、過去に行ったことがあり、赤ちゃんとの過ごし方がイメージしやすいことを理由に、ハワイを選びました。

実際に赤ちゃん連れで旅行してみて、時差や距離と同じくらい「現地でどんなふうに過ごすのか」も大事だと感じました。ハワイは時差と距離を補ってあまりある過ごしやすさと魅力のある旅先で、大満足の子連れ旅行ができました。

今回の旅の費用のことや、宿泊したホテルのことについては別の記事で紹介しています。あわせてごらんください。

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