一度は泊まってみたい!明治創業、箱根・宮ノ下のクラシックホテル
箱根登山電車の宮ノ下駅から徒歩7分の「富士屋ホテル」。
1878年(明治11年)創業で、箱根駅伝のコース沿いに立地しています。というか、ホテル前の国道1号線は富士屋ホテルの創業者が開墾して整備したとか。老舗という言葉じゃ足りない、もはや箱根のレジェンド的存在の宿です。
わが家はここ数年、クラシックホテル巡りを旅のテーマのひとつにしていて、富士屋ホテルは一度泊まってみたかった憧れのホテル。今回家族4人(私、夫、長男2歳、次男0歳)で行って来ました。
子連れ向けのサービスや食事、滞在中の楽しみ方など、あれこれ詳しくご紹介します。
(念願叶ってやっと行けたので、想いが強すぎて文章が長めです。お急ぎの方は、上の目次からご覧になりたい項目へジャンプしてください)
●この記事は2022年時点の情報です。
●記載している価格は、すべて税・サービス料込です。
●箱根宮ノ下の富士屋ホテルに関する記事です。箱根湯本駅前の「湯本富士屋ホテル」は、同系列の別のホテルです。
湯本富士屋ホテルの立ち寄り湯&ランチブッフェの記事はこちらから
富士屋ホテルとは・・・温泉旅館ではなく、ガチでホテル
1878年(明治11年)に、実質的な日本初の西洋式ホテルとして開業しました。
1966年までは創業家による同族経営でしたが、現在は国際興業グループ(ワイキキのロイヤル・ハワイアンやモアナ・サーフライダーなどもこの会社が所有しているらしい)に属しています。
箱根にあるので温泉旅館と勘違いしがちですが、富士屋ホテルは正真正銘「ホテル」です。
世の中には、和風な観光旅館が「〇〇ホテル」と名乗っていたり、ベッドがある旅館や畳があるホテルがあったりで、ホテルか旅館かハッキリしない(させない)宿も多いです。さらに2017年の旅館業法改正で、ホテルと旅館の法律的な違いも無くなりました。そんななか、富士屋ホテルは「かなりホテル寄りのホテル」と言える業態を100年以上保ち続けています。
元は外国人客をターゲットとしてつくられたので、洋風建築でありながら、神社やお寺のような外観や、あちこちに散りばめられた和の装飾が目を引きます。
しかし、あくまで基本は西洋風。浴衣でくつろいでお刺身をつつくのではなく、ちょっとオシャレして背筋を伸ばし、真っ白なテーブルクロスにピカピカのナイフとフォークで食事をします。
箱根の温泉に来たというよりも、ヨーロッパの山岳リゾートに来たような気分になる、日本なのに日本じゃない、なんとも不思議な場所です。
2020年全館リニューアルオープン!大規模改装は賛否両論!?
富士屋ホテルで現在使われている最も古い建物(本館)は1891年に建てられました。日清戦争以前の建物がいまも現役ってすごい。そのほかにも築100年越えの建物が複数あり、貴重な「泊まれる登録有形文化財」となっています。
2018年から約2年間、大規模な耐震・改修工事で休館しましたが、2020年7月にリニューアルオープンを果たしました。
リニューアル以前の富士屋ホテルを訪れたことがないので、ビフォーアフターの比較はできませんが、「改装でここまでキレイに出来るの⁉︎」とビックリするくらい、現代的な快適さを備えた建物に仕上がっていました。
複数ある棟は廊下で繋がれていて段差もほとんどなく、ベビーカーでの館内移動も楽々です。一体いくら掛かったんだろう・・・改装の出来映えにすっかり惚れ惚れしてしまい、チェックインした瞬間から「また来よう」と心に誓いました。
一緒に訪れた夫のほうは、「建物がキレイ過ぎてサイボーグみたいだった」と。宿泊予約サイトのクチコミも、改装に関しては賛否両論。見る人によって好みが分かれるようです。
思うに、お城のようにずっと同じ状態を保存し続けることに価値がある建造物もあれば、時代に合わせて変化しながら生き続ける使命を負った建物もあるわけで、このホテルは後者だったんでしょう。
数年前、改修直後の姫路城が「白鷺城ならぬ白すぎ城」と話題になっていましたが、今となっては結構馴染んでいると聞きます。富士屋ホテルの建物たちも、これから10年20年と時を重ねれば、また違った味が出てより良い感じになっていくのだと思います。
一番安い部屋なのに、異常に満足度が高いフォレスト・ウイング
今回宿泊したのは、フォレスト・ウイングの「ハリウッドツインフォレストサイド」。広さは41平米です。
じゃらんから予約して、平日1泊朝食付き、大人2名で52,800円でした(割引クーポン等適用前の価格)。6歳以下(未就学児)の子供の添い寝はベッド一台につき1名無料です。
フォレスト・ウイングは宿泊棟の中では一番新しく、1960年に建てられました。築60年が「新しい」って、ちょっと普通の感覚じゃないです。新築当初は、当時皇太子だった上皇ご夫妻も滞在されたそうです。
他の宿泊棟の客室はクラシカルな内装ですが、フォレスト・ウイングのお部屋は、洗練された昭和レトロ。モダニズム×和テイストといった風情です。クラシックタイプのお部屋ばかりが注目を浴びていますが、フォレスト・ウイングのモダニズムルーム(と勝手に命名)、すごく良いです。ほんと好き。
フォレスト・ウイングの眺望は、「ガーデンサイド」と「フォレストサイド」があり、ガーデンサイドはちょっと高い場所から富士屋ホテルの建物群を見渡すことができます。
今回泊まったのはフォレストサイドで、窓の向こうは森というか裏山です。価格はガーデンサイドより2,000円/室ほど安い。良く言えば自然いっぱい、悪く言えば昼間でもちょっと暗い、日当たりの悪いお部屋です。
ただ、フォレストサイドには箱根登山鉄道が一部見えるお部屋があります。木立のすき間から電車がちらちら見える程度なので、トレインビューというほどではありませんが、2歳の長男は緑の森を走る、真っ赤な電車に大喜びで手を振っていました。
陽が沈むと、暗い森の中を行く列車の、車内を照らすオレンジ色の明かりがなんとも幻想的でした。
観光地の電車って、夜になると昼間の賑やかさと打って変わって、まるで異世界にでも繋がっているかのような独特の雰囲気になりますよね。
(電車好きな方以外は、無難にガーデンサイドのお部屋にしたほうが良いと思います。やっぱり暗いし。)
フォレスト・ウイングのメリットは他にもあって、大浴場(今回の改装にて新設)や宿泊者専用ドリンクコーナー、宿泊者専用ラウンジなど、滞在中に何度も利用する施設へのアクセスが非常に良いです。
特に大浴場は、フォレスト・ウイングの6階、エレベーターを降りてすぐの位置にあるので、お部屋からの所要時間はごくわずか。夫と交代で、ささっと温泉に浸かりに行くことが出来てとても便利でした。世界さま〜リゾート風に「起きて何秒で湯船に入れるか」チャレンジが出来そう(掛け湯を忘れずに)。
ちなみに客室のお風呂も天然温泉です。大浴場はオムツ取れて無い子はNGなので、子供たちには部屋風呂で温泉に入ってもらいました。
蛇口をひねると、1分もかからずに熱い温泉水が出てくるので、加水して温度調整します。つまり、お湯を溜めて適温になるまで自然に冷めるのを待てば、高濃度の温泉浴が楽しめるのです。最高!
部屋のお風呂はバスタブが浅めで、洗い場も無いため、ゆっくり肩まで浸かるジャパニーズスタイルの入浴には向いていません。とは言え、タイル張りの壁が素敵で、とても絵になるバスルームなので、もしひとり旅で泊まるなら、本でも持ち込んで、何時間でも浸かっていたいなぁと思いました。
客室の冷暖房の仕組みがよく分からなかったのですが、窓の下辺りから暖かい空気が出ていました。全館空調なのかな?それと別にルームエアコンも設置されているので、自分で好みの室温に調整することは可能です。
今回宿泊したのは真冬。「古い建物だからすきま風が寒いのでは?」と心配して、フリースの上着を持って行ったものの、客室に限らずホテル内のどこへ行っても暖かくて、まったくの杞憂に終わりました。お部屋に気持ち良さそうなコットンのガウンもありましたが、こちらも全く使わずに済みました。
子連れ・赤ちゃん連れ向けの設備やアメニティ
このホテルに小さな子供連れで泊まる客はあまり多くはないと思うのですが、子供用のアメニティや備品の貸し出しは、かなり充実していました。
2歳の長男には、子供用スリッパ、タオルハンカチ、歯ブラシが入ったアメニティセットを用意していただきました。やっぱり自分専用があると嬉しいのか、日頃は歯磨き大嫌いなくせに何度も磨いていました。
子供用の館内着(大人とお揃い)もあります。洗いざらしのコットンで、シャツだけでなくズボンもあり、足元が冷えなくてGOOD。長男には最も小さなサイズ(100サイズくらい)を用意していただきました。それでもちょっと大きかったものの、袖や裾を折り曲げれば着ることが出来ました。
ベッドガードもお借りしましたが、ハリウッドツイン(セミダブルベッド2台をくっつけて配置)だったので、よほどの寝相でなければベッドガード無しでも大丈夫そうでした。ベッドガードは幅1メートル以上ある立派なもので、これを設置することでベッドに登り降りしにくくなってしまったので、むしろ要らなかったかも。
0歳の次男には、ベビーベッド、ベビーバス、オムツ用のゴミ箱をお借りしました。全て無料、ピッカピカの新品同様でした。
この他に、ペットボトルのお水(大人の人数分)、UCCのドリップポッド(コーヒー、紅茶、煎茶)がありました。冷蔵庫の中身は空ですが、花御殿1階の宿泊者専用ドリンクコーナーで、お茶、コーヒー(カフェラテやカフェモカも)、ココア、ジュースなどがセルフサービスで飲み放題なので、滞在中の水分摂取には困りませんでした。
ドリンクは紙コップ(蓋つき)で、客室へ持ち帰り可能です。こちらの70%オレンジジュースは酸っぱいものが苦手なうちの2歳児でも飲めました。
館内2か所(本館2階、カスケードウイング3階)にベビールームもあります。オムツ交換台、授乳スペース、ミルク用の給湯器があり、充実の設備でした。食事やお茶、結婚式など、宿泊以外でのホテル利用の際にも重宝しそうです。
至れり尽くせりな大浴場
大浴場はフォレスト・ウイング6階にあり、大きな窓からホテルの敷地全体を見下ろしつつ、箱根の山々の雄大な景色を楽しめます。夜は真っ暗でしたが、朝風呂で見た景色にしみじみ感動しました。
屋内風呂、半露天風呂のほか、男性用にはサウナもあります。ホテルの規模(全120室)から考えるとかなり贅沢な広さの浴槽で、貸切状態の時はうっかり泳ぎたくなってしまいます(屋内風呂22.6平米)。
半露天風呂は、屋内風呂の窓ガラスが無いバージョン。あまり露天感はありませんが、外気を感じながら入浴出来るので、これはこれで入る価値があります。山の中なので、開けっ広げだと虫やら葉っぱやらが飛んできそうですし、これが最適な形状なのかも。
大浴場は掛け流し式ではありませんが、どうせ全ての客室のお風呂で温泉水使い放題なので、温泉で顔とか洗いたいなら、内風呂を使えば良いかと思います。
ここの大浴場の良いところは、温泉に入る際に生じる「ちょっと嫌なこと・めんどくさいこと」を極限まで排除していることです。たとえば、
・洗い場の一人ひとりのスペースがかなり広く取られており、壁でしっかり区切られているので、周囲を気にすることなくゆったり利用できる。
・バスタオル・フェイスタオル使い放題。しかも1枚ずつ袋に入れてあり、衛生面もバッチリ。
・脱衣所のロッカーはすべて施錠可能。暗証番号式とカギ式が選べる。
もちろん、お風呂や脱衣所はピッカピカに清掃されていますし、湯上りにお水が飲めるウォーターサーバーがあったり、パウダーコーナーに化粧水、乳液、メイク落としが備え付けられていたりして、お部屋から手ぶらで大浴場へ行けます。(部屋から大浴場への移動は館内着とスリッパでOK)
近年、露天風呂付きの客室をウリにしている温泉旅館が人気ですが、大浴場がここまで快適だと、部屋に立派なお風呂があったとしても大浴場ばかり利用しちゃうな〜なんて思います。
出来ることなら連泊して、風呂→ドリンクコーナー→寝る→風呂の無限ループを堪能したいです。
最大の関門!?メインダイニングで子連れディナー
富士屋ホテルの周辺には飲食店がほとんどありません。基本的に、食事の選択肢はホテル内のレストランもしくはルームサービスです。
夕食は完全予約制で、「メインダイニングルーム・ザ・フジヤ(フランス料理)」「レストラン・カスケード(洋食)」「旧御用邸 菊花荘(日本料理)」の3つのレストランがあります。
「子供連れだから、なるべくカジュアルなレストランが良いな」と思い、夕食はカスケードを予約してみました。しかし、この日はお客さんの数が少なかったためか、カスケードの料理もザ・フジヤで提供するとのこと。
ディナータイムのフレンチレストランは未就学児NGというホテルは少なくないので、フロントのスタッフさんに「子連れでメインダイニング行って本当に大丈夫ですか?」と聞いてみましたが、子連れでもOKとのこと。子供が騒がないよう、しっかり頑張らなくては(←何を)。
メインダイニングルームへ向かう渡り廊下はまるで神殿のよう。巫女さんが装束を着て静々と歩いていそうな雰囲気でした。
結局この日は本当にお客さんが少なく、私たちが利用した時間帯は、全120席の店内に5〜6組しかいませんでした。ザ・フジヤはただ広いだけの四角い空間ではなく、壁で絶妙に間仕切りされており、大部屋でもある程度プライベート感がありました。
店内ではベビーカーの利用が可能で、子供用のプラスチック製の食器やフォーク・スプーン、シリコン製のマット、ハイチェア(ベルト付き)もあります。ハイチェアは大人用の椅子とお揃いのデザイン。木製のフレームに革の座面、まるで和太鼓のような見た目で、メインダイニングの内装に良くマッチしています。
コース料理は全部出てくる前に子供が「帰る」と言い出しそうなので、アラカルトで注文しました。色々迷って「チキンカツレツ メリーランド風」(2,700円)を選びましたが、チキンが柔らかくジューシーで、かなり大きめサイズだったのにペロリと食べられました。
子供用メニューもあり、チャイルドコースA(6,800円)・B(4,900円)、お子様プレート(3,700円)のほか、スパゲッティやカレーなどのアラカルトもあります。2歳の長男はお子様プレートにしましたが、ちょっと量が多く、残してしまいました。後でママが美味しくいただきましたが、ハンバーグが子供用のふわふわ食感ではなく、がっつり肉肉しかったです。大変美味でした。
ザ・フジヤと言えば、柱に施された2代目社長の怖ーい顔の彫刻が有名です。「世界ふしぎ発見!」でも紹介されていましたが、「しっかり働いているか?」と従業員を見守っているのだそうです。
実際に訪れるまでは隠れミッキー的な彫刻を想像していたのですが、隠れるどころか柱という柱に社長の顔がしっかりと刻まれています。2歳の長男を横に並べ写真を撮ろうとしたら、泣かれてしまいました。
メインダイニングでいただく朝食
翌朝の朝食は再びメインダイニングルーム・ザ・フジヤ。
ディナータイムのエキゾチックな雰囲気とは打って変わって、窓から自然光がたくさん入る、明るく清々しい空間に姿を変えていました。
朝食は菊花荘の和食か、ザ・フジヤの洋食から選べますが、この日は和洋ともにメインダイニングでの提供でした。私たちは洋食を選択。
洋食のセットメニューは複数あり、ブレックファストフジヤ(いわゆるアメリカンブレックファスト)のほか、ペストリーブレックファスト、サラダブレックファストから選べます。(各4,300円)
夫はブレックファストフジヤ、私はペストリーブレックファストをオーダー。ペストリーブレックファストは、卵料理とパンの代わりにフレンチトースト富士屋風、パンケーキ、ホットケーキが付いています。
「ホットケーキとパンケーキは同じものでは?」と謎に思ったのですが、ホットケーキはホットケーキ、パンケーキはちょっと厚めのクレープでした。フレンチトーストは、見た目はフィナンシェ、味はフレンチトースト。カリッと油で揚げてあります。
子供用の朝食セット「お子様ブレックファスト」(2,500円)は、ジュース、フルーツヨーグルト、卵料理、ホットケーキ、ソーセージ。アラカルトでコーンフレークやフライドポテトなども注文可能です。
ディナータイムは長男・次男ともにおとなしく過ごしてくれたのですが、朝食は2人揃って超不機嫌でした。朝食は私にとってホテルステイの最大の楽しみですが、この日は子供達をなだめるのに忙しく、あまり優雅な時間を過ごすことが出来ませんでした。
今思えば、この時期が長男のイヤイヤ期のピークだったような気がします。いずれリベンジに再訪したいです。
朝食をレストラン以外で食べるなら、ホテル敷地内のパン屋さん「ベーカリー&スイーツ ピコット」(朝9時から)でパンをイートインもしくはテイクアウトしたり、ラウンジでブランチメニュー(11:30〜)をいただいたりするのも選択肢としてアリです。ピコットは惣菜パンの種類が多いです。ポンデケージョが餅以上にモッチモチでめちゃウマでした。
ホテルで丸一日楽しめるから、箱根観光する時間がない
今回の旅行では、富士屋ホテルに泊まるほかに、彫刻の森に行こうとかロープウェイに乗ろうとか、一応計画はしたものの、結局ホテルの中だけで見る場所・探検する場所がたくさんあり、観光は一切しませんでした。
ホテルの歴史的な建物群を見て回るのはもちろんのこと、廊下にはホテルの歴史に関する展示がたくさんあり、とても一泊じゃすべてを堪能できません。また、広い庭園は、1周するのにおよそ15分もかかります。
天然の温泉水を使用した屋内プール(オムツが取れていれば利用可能)や、夏季限定の屋外プールもあるので、小学生くらいの子供でも楽しめそうです。
ちなみにプールの横にあるフィットネスジムは、立派なストレッチマシンとバイクがあるものの、筋トレ用のマシンやウエイトは無く、筋トレ好きのうちの夫は残念そうでした。
周辺のお店など
ホテル周辺にはお店がほとんどありません。宮ノ下駅前や国道沿いにちらほらある程度です。それも営業していたり、していなかったり。
コンビニは、ホテルから徒歩2〜3分のところにローソンとセブン-イレブンがあります。今回子供のオムツが足りなくなってしまい、セブン-イレブンで追加購入しました。ホテルの方がわざわざ電話でセブンに問い合わせてくれました。ありがたや。
ホテル内のショップは、オリジナルグッズの販売がメインで、日用品や滞在中に食べるスナック的なものはほとんど売っていませんでした。
今回の旅では利用しませんでしたが、ホテルのすぐそば、渡邊ベーカリーの隣にあるイタリアン・レストラン「Lα Bazza」は、富士屋ホテル出身のオーナーシェフのお店で、なかなか評判が良いそうです。気になる。
アクセス情報〜レンタカー不要!公共交通機関だけで行けちゃう
富士屋ホテルは箱根登山電車の宮ノ下駅から徒歩7分。バス停も近いです。箱根は車じゃないと行けない宿も多いので、公共交通機関だけで行けるのはすごくありがたい!
【電車で行く場合】箱根湯本駅から登山電車で25分、宮ノ下駅から徒歩7分。宮ノ下駅前にタクシーはいません。駅前は急な坂道なのでご注意を。
【バスで行く場合】箱根湯本駅からバスで15分、ホテル前バス停から徒歩2分。
【車で行く場合】駐車場約100台あり(無料)。いったんホテル正面玄関まで行き、スタッフさんに案内してもらいます。
私たちは往復ともに登山電車を利用しました。登山電車は2歳の長男が喜びましたし、車掌さんとの交流もあって、乗り物としてはすごく楽しかったです。
しかし、急な山道をスイッチバックを繰り返して進むので、大した距離じゃないのにそれなりに時間がかかります。帰りは電車じゃなくてバスでも良かったかな〜というのが正直な感想です(帰りの電車は子供2人とも爆睡してたし)。
おわりに
わが家は2020年に「クラシックホテルパスポート」(日本クラシックホテルの会)の旅を始めましたが、今回の富士屋ホテルでやっと3軒目を達成しました。(すでに訪れたのは横浜の「ホテルニューグランド」 と伊豆の「川奈ホテル」)
子連れでクラシックホテルを巡るのはなかなか難易度が高いですが、これまで訪れたホテルはただ泊まるだけでなく、忘れられない思い出が作れる、ステキな宿ばかりでした。4軒達成のランチ券プレゼントまであと1カ所ですし、もうひと頑張りしたいと思います。
コロナ禍対応で、スタンプの期限も2年間延長されたから、全9ホテル制覇も夢じゃない!?
このブログでは、クラシックホテルの以外にも、筆者が実際に幼児・赤ちゃん連れで利用したホテルやレストラン、観光スポットの情報を紹介しています。
湘南在住の神奈川県民が、鎌倉・江ノ島・横浜を中心に、地元民目線であれこれ書き綴っています。現地に住むお友達に旅の相談をするような感覚でお読みいただければ幸いです。