東京から電車で2時間半・片道6,000円で行けるビーチリゾート
「今すぐリゾートに行きたい、海を見て癒されたい!」そんな時、あなたならどこへ行きますか?
沖縄もいいけど、わざわざ飛行機乗って、レンタカー運転するのはしんどい。小さな子供連れならなおさらです。
今回、首都圏から電車で行ける、子連れで利用しやすい、海がキレイ、オーシャンビューの客室、という条件でリゾートホテルを探し、「伊豆今井浜東急ホテル」に3連泊してきました。
場所は伊豆半島の東側、河津桜で有名な河津町です。東京駅から特急踊り子で2時間半(片道約6,000円)。駅からシャトルバス送迎があるので、レンタカー無しでOK!
「伊豆のハワイ」と呼ばれる今井浜に立地する、オンザビーチのリゾートホテル。しかも安心と信頼の東急ブランド。開業は1988年(バブリー!)ですが、2013年に大幅リニューアルされています。
東急といえば、ハワイ島の世界的リゾート地「マウナ・ラニ・リゾート」の開発を30年以上手掛けてきたハワイのプロ。「東急が手掛ける国内ビーチリゾート」って、絶対間違いやつやん。
そんなわけで、家族4人(私、夫、長男2歳、次男0歳)で連泊して、近場ビーチリゾート旅をどっぷり楽しんできました。お部屋やレストラン、キッズスペース、周辺の飲食店情報など、実際に行って遊んでみて気付いたことをあれこれご紹介します。
ハワイ島マウナ・ラニ・リゾートに赤ちゃん連れで泊まった話はこちら
●この記事は2022年2月時点の情報です。
●記載した価格はすべて税・サービス料込です。
伊豆今井浜東急ホテルがハワイっぽい3つの理由
伊豆今井浜東急ホテルでハワイを感じられるポイントをピックアップ!
客室からの眺めがとにかくゴージャス。
ほぼ全客室がオーシャンビュー。窓の向こうは、プール、ヤシの木、海・・・ビーチリゾート好きにはたまらない絶景です。
白砂のビーチと庭続きの超贅沢な立地なので、お部屋でゴロゴロしながら、時間とともに移りゆく海と空の色を堪能できます。
南国リゾート感あふれる建物。
開放感がスゴい吹き抜け天井、溶岩石の柱、バルコニー付きの客室など、ハワイのリゾートホテルを思わせるデザインの建物です。
庭のプールは、冬でもパラソルやデッキチェアが華やかに並び、南国ムードを盛り上げてくれます。夜のライトアップも素敵。
ビーチリゾートを彩るトロピカルなインテリア。
客室フロアの廊下には、トロピカルな植物があしらわれたカーペットが。心地よいハワイアンミュージックが静かに流れています。
吹き抜け天井の開放感が魅力のティーラウンジは、店内にヤシの木が植えられていたり、ハワイアンキルトのクッションやハンモックチェアがあったりで、ハワイ感を存分に味わえます。
あとはホテル内にABCストアがあれば最高なんだけどな。
全室オーシャンフロント&豊富な部屋タイプ
一部シングルルームを除き、全ての客室が海に面した文句なしのオーシャンビュー。今回は、その中でも特にいい感じの眺望が楽しめるコーナールーム、「デラックスツインB」(52.2㎡)に宿泊しました。
料金は、冬場の平日に大人2名朝食付きで、1泊あたり29,600円でした。
子供の宿泊料金は、0~2歳で添い寝の場合は無料。ベビーベッドの貸し出しも無料(要予約)です。
3歳以上の添い寝の子供は、1泊1人につき4,000円の施設使用料(食事代別途)がかかります。小学生は宿泊料金(プランによって異なる)がかかります。
今回、楽天トラベルやじゃらんでは希望する部屋タイプに空きがなかったため、東急ホテルズの公式サイトから予約しました。公式サイトは東急ホテルズの会員(コンフォートメンバーズ。会費無料)限定プランがあり、時期によっては結構お得です。
大人2人+2歳+0歳のわが家の場合、スタンダードタイプの客室でも広さ的には十分かと思うのですが、今回は冬場で海もプールも入れないし、ホテルでのんびりすることが目的なので、広くて2面に窓がある角部屋、デラックスツインBを選びました。
デラックスツインBは間取りにも魅力があったのですが、それについては後ほど説明します。
ちなみに、スタンダードタイプの客室(31.4 ㎡~34.7㎡)は、今回泊まったデラックスツインBより5,000円/室ほど安い料金設定です。
このほかに、和洋室タイプのファミリールーム(44.2 ㎡~47.2㎡)や、三世代旅行にぴったりな2階建てのメゾネットルーム(73.1 ㎡~78.4㎡)もあります。メゾネットルームは建物の1〜2階部分にあり、バルコニーから直接プールへアクセス可能です。楽しそう!
客室からの眺望は、東側の棟はガーデン越しのオーシャンビュー、西側の棟はプール越しのオーシャンビュー。好みにもよりますが、西側のほうがビーチリゾート感濃いめな眺望が楽しめます。
今回宿泊したデラックスツインBは西側の角部屋で、大浴場へのアクセスも良く、眺望・利便性ともに大満足でした。
客室・アメニティ・・・バスルーム以外は完璧!?
今回宿泊した部屋の広さは52.2㎡。ベビーベッドを置いても全然余裕です。
ベッドが窓側を向いているので、寝転がりながらオーシャンビューを満喫できました。
インテリアは特別オシャレとか、ハワイっぽいとかではなく、ザ・万人ウケなナチュラルテイスト。窓からの景色が主役なのでこれで良いのだと思います(横浜ベイホテル東急の記事でも同じようなことを書きましたが)。ソファやカーテンなど、細部まで凝ってあり、上質なものを使っているんだろうな、という印象でした。
このお部屋の間取りの特徴として、入口のドアと居室の間がヘッドボードで間仕切りされており、玄関ホール的なスペースになっています(下記間取り図参考。ホテル公式から画像お借りしました)。
このスペースが赤ちゃん連れのわが家にはなかなか便利で、ここだけ照明を暗くして下の子の寝かしつけに使ったり、ベビーカーなどの荷物を置いたりと重宝しました。赤ちゃん連れでの宿泊にめっちゃオススメ。
(間取りは客室タイプによって異なります。詳しくはホテル公式サイトをごらんください)
冷蔵庫はちょっと大きめサイズで、中身は空っぽ。ペットボトルのミネラルウォーターは、毎日大人の人数分補充されます。紅茶はTWG、緑茶は地元のお茶屋さんのもの、コーヒーはインスタントではなくドリップパック。
洗面台(ベーシン)は2つ。リゾートっぽくてテンションが上がるデザインですが、ちょっと浅めで、水圧に気をつけないと水が蛇口側に逆流します。上の子が何度もやらかしました・・・
洗面台だけでなく、トイレも2つあります。1つは独立した個室、もう1つはバス・トイレ同室(ビジネスホテルぽいお風呂)。
トイレは1個でいいから、バスルームに洗い場が欲しかったな。でも普通にキレイで清潔なバスルームでしたし、大浴場もあるので必要十分です。
バスルーム・洗面台にはシャンプー、コンディショナー、ボディーソープのほか、フェイシャル&ハンドソープ、クレンジング、化粧水、乳液が揃っています(全て据え置きタイプ)。(アメニティは部屋タイプによって異なります)
パジャマ(館内着)は、綿100%のダブルガーゼでズボン付き。(部屋タイプによっては浴衣の館内着もあります。)スリッパは使い捨てタイプ。フカフカで気持ち良かったです。
子供用の館内着は浴衣で、子供用スリッパは使い捨てではなく卓球スリッパでした。
部屋のエアコンは温度を細かく調整でき、特に不自由は感じませんでした。冬場だったので加湿器をお借りしましたが、ダイキンの超立派な加湿空気清浄機でした。
連泊の場合、お部屋の清掃が不要であれば1,000円/泊、タオル交換等の簡易清掃であれば500円/泊のホテルショップお買い物券がもらえます。
お買い物券はチェックアウトの際にもらえるのですが、子供の世話で手間取ってシャトルバスの時間ギリギリになってしまい、利用出来ずじまいでした。ちなみに売店は伊豆のお土産やマダムの服が売ってある、昔ながらの旅館ぽい売店でした。
バルコニーの安全対策は?
ほぼ全ての客室にバルコニーが付いています。ハワイのホテルのラナイっぽくて素敵ですが、子連れにとっては安全対策が気になるところです。
バルコニーへの出入口のカギは左右2か所あり、両方を解除しなければ開けられません。レバーがかなり固いので、幼児の腕力で開けるのは無理そうでした。
バルコニーに置かれている椅子とテーブルによじ登れば、小さな子供でも容易に手すりを乗り越えられてしまうので、窓を開ける時は子供から目を離さぬよう注意が必要です。
バルコニー自体はすっごくキレイに管理されていますし、専用のスリッパまで用意されているので、気候の良い時期はバルコニーを第二のリビングとして活用出来そうです。
目の前がビーチだから、砂が飛んで来たり、潮風で椅子とテーブルがベチャッとしたり、バルコニーのお掃除大変だろうな・・・ホテルの清掃スタッフさん凄い。
余談ですが、清掃スタッフさんは、どなたも廊下ですれ違うと必ず、気持ちよく挨拶してくれました。お陰様でうちの長男(2歳)は3泊するうちに挨拶が出来る子に成長しました。感謝。
キッズルームや授乳室、無料ランドリー
2階には小さな子供が遊べるキッズルームとブックカフェ、オムツ交換や授乳ができるベビールームがあります。
キッズルームにはオモチャ、絵本、大きなウレタン製の積み木、ティーピー(テント)などがあります。床がクッション素材なので、上の子(2歳)を遊ばせつつ、下の子(0歳)を床に転がしておくことができました。
キッズルームはすっごくオシャレで清潔で明るく、お隣にはこれまたオシャレで広ーいブックカフェがあり、「ここは渋谷ヒカリエかな?」と思ってしまうくらいの別世界でした。
キッズスペースはほぼ1日中(朝9時〜夜9時)開いているのでとっても便利。置いてあるオモチャがお上品なオシャレ知育玩具なので、ジャンキーなオモチャが好きな長男は、さすがに3泊目には飽きてしまった様子でしたが・・・
キッズルームの隣のブックカフェは、いわゆるラウンジ的なスペースです。本や新聞を自由に読めるほか、電源が利用できるのでPC作業もできます。
席の利用は無料ですが、飲食物の持ち込みができない&販売しているドリンクはコーヒー1杯750円とお高めです。滞在中にここを利用している人を見かけることはほとんどありませんでした。考え様によっては、750円で広くてお洒落なカフェを独り占め出来るのだから、テレワーク場所として悪くないかも。
ブックカフェには、ホテルのオリジナル絵葉書や便箋を使って自由にお手紙を書ける「レタールーム」もあります。手紙はレタールーム内のポストに入れておけば、ホテルのスタッフさんが発送してくれます。切手は不要です。
キッズルームと同じフロアにあるベビールームでは、授乳やオムツ交換ができます。着替え用のフィッティングボードもありました。ベビールームはレストランからのアクセスも良いので、食事中に非常事態が発生してもすぐに駆け込むことができます。
1階には無料で使える洗濯機と衣類乾燥機があります。乾燥機はわが家と同じ日立製で、親近感が湧いてしまいました。洗剤(個包装)は売店で買えます。ランドリーのおかげで子供服を大量に持って行かずに済みました。
2階と5階には電子レンジもあります。お弁当や離乳食の温めに使えて便利!
しみじみと美味しい朝食ブッフェ。3日間食べ続けても飽きない!
朝食ブッフェの会場は、洋食レストラン「メレシー」です。価格は、大人2,900円、小学生1,940円、幼児(3歳〜未就学児)1,090円。
「メレシー」は、大きな窓から海が見える、明るく南国リゾート感満載な雰囲気のレストラン。2018年にリニューアル済みで、ハワイのホテルみたいなイスや照明が素敵です。今回は朝食付きプランでの宿泊だったので、3日間毎朝通いました。
「キラキラ系の豪華メニュー」というわけではありませんが、「あぁコレ、あると絶対食べたくなっちゃうやつだわー」と、ついつい手が伸びちゃうメニューが多く、満足度高めでコスパ良好でした。伊豆ならではの食材(魚介やワサビ、地元産の野菜)を使ったメニューがたくさんあるのも良かったです。
私が特に美味しいと思ったのは「白身魚と河津野菜のアクアパッツァ」で、お魚の切り身(骨無し)がゴロゴロ入っていて最高でした。「青海苔のリゾット」も激ウマでしたが、これは「青海苔の炒飯」と交代で提供されるメニューらしく、初日チャーハン、2日目リゾット、3日目チャーハンで、3泊したのに1回しか食べられませんでした。悔しい。
ライブキッチンでは魚の干物と卵料理が提供されます。メニューは1日おきに、魚はえぼ鯛orアジ、卵料理は目玉焼きorオムレツのローテーションでした。
オーダーに合わせて調理するのではなく、売れ行きに合わせて随時調理されるので、待ち時間がほとんど無い上に、熱々が食べられるのがせっかちな自分にはありがたかったです。
パンもなかなか美味しく、チョコデニッシュとミニフレンチトーストを毎朝食べ続けてしまいました。マシュマロたっぷりのパンプディングもジャンキーで美味しかった!
小さな子供が食べられるメニューもあります。おかゆ、うどん、食パン、ハッシュドポテトなどがありましたが、うちの2歳児はわんこそばサイズで提供されるうどんが気に入ったようで、毎朝何杯もおかわりして食べていました。
子供用のハイチェアがあるほか、テーブルによってはベビーカーの横付けも可能です。朝食の時間帯はけっこうガヤガヤしているので、子連れでも気兼ねなく利用できる雰囲気でした。
ドリンクはコーヒー、紅茶、日本茶、ジュース、牛乳など。お持ち帰り用の紙コップも用意されています。
初日と2日目は平日だったため、空席が多めでしたが、最終日は土曜で混雑していました。
メレシーの奥に、鉄板焼レストラン「潮砂亭」と個室(12名定員)があり、土曜日はそちらのテーブルに案内していただきました。「潮砂亭」は2019年にリニューアルされたばかりとのことで、ホテル内でも特にオシャレ&ピッカピカでした。
鉄板焼のカウンター席で朝食を食べている方々もいて、なかなかシュールな光景でしたが、大人リゾートな雰囲気が素敵でしたし、子連れ利用OKだそうなので、次回泊まる時は「潮砂亭」の鉄板焼にチャレンジしたいです。
滞在中のお食事事情。周辺の飲食店&ホテル内のレストラン
リゾートホテルに泊まるときに気になるのがお食事事情。
ホテル周辺には飲食店がほとんど無く、コンビニやスーパーもありません。隣の河津駅まで行けば、スーパーが2軒とコンビニ・飲食店がちらほらとあります。したがって、わが家のようにクルマ無しでの宿泊の場合、ホテルのレストランで食べるか、河津駅へ行くかの2択です。
河津駅周辺の飲食店やスーパー
河津駅へのアクセスは、ホテルの無料シャトルバスなら5分、ホテル最寄りの今井浜海岸駅から伊豆急なら1分です(片道168円)。
ホテルのシャトルバスは20〜30分に1本、伊豆急は約20分に1本なので、時刻表を気にしながらのお出かけになります。
今井浜海岸駅はホテルから200mほどと近いですが、階段・坂道が地味にキツいため、時間が合えばシャトルバスがおすすめです。河津駅発の最終便は16:50ですが、私たちが行った時期は河津桜まつりの期間中で、夜桜見物のための臨時便が運行していました。
今回の滞在では、初日の夕食は河津駅のスーパーマーケット「フードストアあおき」でお弁当を購入しました。伊豆発祥のちょっと高級志向なスーパーだそうな。夕方6時頃に行ったところ、お惣菜やお弁当はほとんど売り切れでした。都会ならこれからがお惣菜のゴールデンタイムなので、軽くカルチャーショックでした。
河津駅前には、アオキのほかにマックスバリュもあります。ドラッグストアのウェルシアもありますが、生鮮食料品は取り扱っていませんでした。
河津駅周辺の飲食店で特に有名なのが、「うなぎの店大川屋」。駅からおよそ650m(徒歩10分くらい)です。蒸さずに焼く、関西風のうなぎで、このためにわざわざ河津にやって来るお客さんもいるのだとか。
うなぎ弁当(半身1,620円)をテイクアウトしてみましたが、評判通りめちゃくちゃ美味しかったです。身が肉厚ふわふわ、炭火の香ばしさがたまらん。お弁当は事前に電話で予約した時間に取りに行く方式でした。
ホテル内のレストランについて
ホテル内のレストランは、洋食、日本料理、ティーラウンジ、鉄板焼と、GWと夏期のみの営業の「シーサイドテラス」(BBQなど)があります。
インルームダイニング(ルームサービス)はありません。
洋食「メレシー」は、朝はブッフェ、昼は和洋のランチメニュー、夜はフレンチのオールデイダイニングです。
日本料理「七滝(ななだる)」は、ディナータイムのみの営業です。
ティーラウンジ「フローラ」は喫茶と軽めのランチメニューがあります。
ディナータイム
洋食レストラン「メレシー」は、公式ホームページで紹介されているディナーコースは8,300円〜ですが、実際は6,000円台のセットメニューもあり、ドリンク代も含めると大人1人の予算は7,000円〜です。
今回私たちがディナーでいただいたのは、ステーキディナー(6,100円)、ブイヤベースディナー(5,100円)、子供向けワンプレートメニュー(リュヌ)(1,500円)。
ステーキは外国産牛ロース肉とのことでしたが、柔らかくて美味しかったです。
ブイヤベースディナーは、ホテル名物のブイヤベーススープ“今井浜風”がメイン。大ぶりプリップリの伊勢海老や、地元産の卵が入っていて美味でした。具の食べ応えがあるので、スープとは言え、これ一杯で十分満足できます。東急ホテルズの総料理長がこのホテルの総料理長だった時代に考案したメニューなのだそうです。
日本料理「七滝(ななだる)」は、ディナータイムのみの営業です。コース料理(8,300円〜)だけでなく、定食メニュー(3,870円〜)や居酒屋っぽい単品メニューもあります。
七滝では「もち豚焼き重」と「天麩羅重」(どちらも3,870円)、かけうどん(1,350円)、その他に単品メニューをいくつかいただきました。もち豚焼き重と天麩羅重はどちらも美味しかったですが、「和食でさっぱり」と言うよりかは「ガッツリ飯」系でした。
子供用メニューもありましたが、前日にメレシーで頼んだワンプレートとほぼ同じ内容だったのでオーダーしませんでした。
ディナータイムは「メレシー」「七滝」のどちらも子連れOKで、子供用の食器やコップ、ハイチェアがあります。店内でのベビーカー利用も可能でした。
平日だったこともあり、年配のお客さんが多く、店内はかなり静かでした。
2軒ともホテルのガーデンにアクセスしやすい場所にあるため、食事中に赤ちゃんが泣き出したら、適宜外に出て散歩して過ごしましたが、もうちょい子連れで気兼ねなく利用できるレストランがあると良いなぁとは思いました。ファミリー層が増える夏季や長期連休中は、また違った雰囲気になるのかもしれません。
ランチ&ティータイム
ランチタイムは、「メレシー」で洋食・和食、ティーラウンジ「フローラ」で軽食がいただけます。大人1人の予算は3,000円程度。
2日目の昼に「メレシー」を利用してみました。夫はチャーシューうどん(2,600円)、私と長男はアリイパンケーキとドリンクのセット(3,000円)をシェア。うどんをはじめとする和食メニューは、七滝のキッチンで調理しています。
「アリイパンケーキ」はホテルの名物メニュー。「アリイ」とはハワイ語で王様や首長のことです。小さめかつ厚めのパンケーキ5枚に、ホイップクリームタワーがそびえたつインスタ映え系な一皿です。
長男がメニュー写真を見てロックオン状態になってしまい、止むを得ずオーダーに至りました。ふわふわで、甘さもちょうど良く、なんだかんだで完食してしまいました。
ティーラウンジ「フローラ」は、長男とのお茶で利用しました。軽食やスウィーツはオーダーストップが16:00。15:30頃行ったら、ケーキは品切れでした。
ホテル内でも特にハワイアンムード満点な場所なので、本当は子供が昼寝している間に私一人でお茶しに行きたかったのですが、営業時間が短いため、「いつでもぷらっと気軽に」というわけにはいきませんでした。(コロナ禍でなければ、夜はバー「エル・ロカ」として営業しています。)
フライドポテト(550円)をいただきましたが、1本1本が油性ペンのマッキーみたいな大きさで、食べ応えが異次元でした。フライドポテトで思いがけずお腹いっぱいになってしまうのって、ある意味とてもハワイっぽくて良いと思います。
温泉大浴場は子連れ向けの設備充実
うわ言のようにハワイハワイと言ってますが、せっかく伊豆に来たなら温泉にも浸かりたい。
大浴場はホテルの1階部分にあり、内湯・露天の他にサウナもあります。内湯は循環式ですが、露天は掛け流しです。
営業時間が長く、14:30~翌10:30とほぼ一日中利用可能。夜中に子供が寝入った隙に温泉に行けるので助かりました。(サウナのみ、夜12時までの営業)
オムツが取れていない子供は浴槽NGですが、洗い場の利用は可能です。男湯・女湯ともに、子供用の椅子、ベビーバス、バスチェア(アップリカの新生児から使えるやつ)、ベビー用ボディソープが用意されているほか、脱衣所にはベビーベッドとオムツ用ゴミ箱もあります。
客室のお風呂は洗い場が無いため、うちの子供達のお風呂は、昼間の空いている時間帯に大浴場の洗い場で済ませました。バスタオルやフェイスタオルは脱衣所に用意されているので、着替えと保湿クリームさえ持って行けば良く、かなり楽チンでした。
大浴場と脱衣所は2013年の大規模リニューアルの際に改装済みです。「新築みたいにピッカピカ!」というほどではありませんが、かなり丁寧にお掃除されており、快適に利用することができました。
大浴場って、暗さと湯気のモクモクで、なんとなーくごまかしている宿も多い気がするのですが、ここの大浴場は昼間の明るい時間帯に行っても特に気になるところはなく、管理がきちんと行き届いていると感じました。
唯一気になる点は、大浴場へ続く廊下の自販機で、アイスクリームが販売されていること。うちの長男(2歳)はアイスの自販機が大好きなので、気を紛らすのが大変でした。
感染症対策のために脱衣所のヘアドライヤーが撤去されているのがちょっと不便でした。脱衣所のパウダーコーナーはブースごとの仕切りがないため、これが最適な方法だということは十分理解できるのですが、部屋でドライヤーを使うと、眠っている子供を起こしてしまう可能性があるため、地味にストレスでした。
夏は宿泊客専用の屋外プールも。
屋外プールは無料で利用できます。
今回は冬だったため利用できませんでしたが、プールサイドのデッキチェアやシャワーなどの設備が充実した、とてもイイ感じのプールでした。オムツが取れていない小さな子供でも、水遊び用オムツ(スイミングパンツ)を着用すれば利用可能です。
夏場はプールサイドにBBQができるレストランもオープンするので、夏に来てみたいなぁ。
ホテル前のビーチも遊泳可能です。水質最高ランク「AA」の透き通ったきれいな水。遠浅ですが、そこそこ波があるので、浮き輪でプカプカ浮かぶよりもサーフィン向けなビーチです。
おわりに〜日常からちょっと距離を置いて、安らげる場所。
次男の誕生後、出掛ける気力・機動力ともに大幅ダウンしてしまい、「沖縄へ行くのはしんどいけど、ビーチリゾート気分に浸りたい」と日々悶々としていました。
伊豆今井浜東急ホテルは思い立ったらふらっと行ける場所にあるので、今回は文字通り「頑張らない旅」を楽しめて、育児の合間の良いリフレッシュになりました。
しかし、首都圏から電車で気軽に行けるというのは、裏を返せば、現実から離れられない、日常の延長線上にいる感覚が抜け切らないようにも思います。
どちらかといえば、「非日常感の中でワクワクしたい!」というよりも「日常からちょっと距離をおいて、ひと息入れたい」という時に訪れたい場所です。何もせずにのんびりしたい、頑張ることからしばし解放されたい大人に最適な処方箋ですね。
伊豆のリゾートホテルならこっちもおすすめです↓大浴場がめっちゃ良い!