江ノ島周辺の飲食店

片瀬江ノ島の新ビルENOTOKI(エノトキ)、飲食店全6店舗を子連れで利用してみた

新江ノ島水族館向かいに2020年にオープンしたENOTOKI。地元住民が全飲食店をリポート!

2020年6月、湘南・江ノ島の片瀬海岸、えのすい(新江ノ島水族館)向かいに、3階建てのオシャレな商業施設「ENOTOKI」がオープン。

2階に「麹町珈琲」「天狼院書店」の2つのカフェと、びっくりドンキーの新業態ハンバーグレストラン「Dishers」が営業しているほか、1階にはイギリスのチョコレートブランド「ホテルショコラ」のカフェが2020年10月にオープン。

さらに3階には「焼肉ぽんが」とインド料理レストラン「スパイスヘブン」があります。

湘南在住の筆者が、すべてのレストラン・カフェを、息子(1歳)と一緒に利用してみたので、それぞれのお店の特徴や子連れ向けのサービスについてリポートします。水族館や江ノ島観光の際の、お食事や休憩の参考にしてみてください。

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●この記事の情報は取材日時点のものです。

1階:「RABOT ESTATE COFFEE」イギリス発のチョコレートブランドのカフェ

1階には、イギリスのチョコレートブランド「ホテルショコラ」のショップ兼カフェ「RABOT ESTATE COFFEE(ラボ・エステート・コーヒー)」がオープンしました。2018年に日本進出したばかりで、神奈川県内初出店です。

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「RABOT ESTATE COFFEE」店内

英国版の公式サイトによると、ホテルショコラはカリブの島国セント・ルシアにカカオの自社農園やホテルを所有していて、そこの名前が「RABOT ESTATE」なんだそうな。

全30席の広々としたカフェで、カカオを使ったスイーツやお食事、こだわりのコーヒーがいただけます。ベビーカーで入店OK、テーブルに横付けすることができました。子供用のハイチェアはありませんが、ソファ席やベンチタイプの席もあり、小さな子供を連れていても利用しやすいです。

今回は、イングリッシュスコーン(600円)を、ドリンクセット(+300円)でいただきました。ドリンクは、スムージー以外のほとんどのドリンクメニューの中から選択可能。単品だと490円のドリップコーヒー(シングル オリジン)をオーダーしました。

イングリッシュスコーンは、サイズは小さめサイズ(KFCのビスケットの3分の2くらい)ですが、かなりバター感が強めなので、少量でも食べ応えがあります。サイドにはジャム、クロテッドクリーム、カカオニブが練り込まれたバターが添えられています。

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イングリッシュスコーン(600円)

ドリップコーヒーは注文のたびに抽出しているようで、オーダーから10分ほどかかりました。チョコレート屋さんなので、がっしりしっかり系のコーヒーを想像していたのですが、スッキリした軽い感じのコーヒーでした。

コーヒーとカカオは別の植物とはいえ、共通点も多く、ホテルショコラでは、カカオの栽培と焙煎で培った知見をコーヒーに応用しているそうです。

コーヒー以外のドリンクメニューは、イギリスから直送したオリジナルのお茶や、ショコラドリンクなど。キッズドリンク(オレンジ、アップル、ミルク各150円)もあります。

フードメニューは、アイスクリームやショコラムース、ブラウニーなどのほか、サンドイッチ、ラザニア、ミートシチューなどのがっつり系のお食事メニューも。詳しいメニューは、公式サイトから写真付きで確認できます。

店内では、チョコレートの販売も行っており、壁一面にたくさんの商品が並んでいます。試食はないので、「ちょっとだけ買って試してみたい」という方には「セレクター」という概ね6粒程度のチョコが入った小袋があります。1袋850円、3袋で2,000円です。

私が行った時はちょうどお客さんが少ない時間帯だったためか、スタッフさんがお店の前で積極的に声掛けしていました。商品選びの際も、スタッフさんが、お客の好みを聞きながら商品をぐいぐい紹介してくれます。なんとなく、ぐいぐい感がお茶のル○シアに似ています。

追記:後日、店内にキッズコーナーが設置され、ますます子連れで利用しやすくなりました!

2階:「麹町珈琲江ノ島店」子連れでも入りやすい広々カフェ。価格もお手頃。

ENOTOKIの2階に位置する麹町珈琲江ノ島店。セブン&アイが運営するコーヒーショップです。そういえば、メニューの雰囲気がデニーズに似ています。

お店は外から見た印象よりも奥行きがあって、明るく広々していました。海を意識した内装で、サーフボードなどが飾られていて、ビーチリゾートな気分を盛り上げてくれます。

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麹町珈琲江ノ島店 店内の様子

現在は、新型コロナウイルス対策で、席の間引きをしており、ところどころ使用出来ない席がありました。そのほかのテーブルも、お隣と十分距離が取れているので、ソーシャルディスタンス対策はバッチリです。テラス席はありませんが、入り口を入ってすぐのところにテーブルがあり、半分屋外のような状態なので、この席であれば風通しは良さそうです。

店内には、ベルト付きの子供用の椅子(ハイチェア)があります。スタッフさんが丁寧に拭きあげてから持ってきてくれました。ベビーカーを開いたままでも着席可能です。キッズメニューはありませんが、メニューのアレルギー表記がされているので子供に取り分けしやすいです。

メニューの中では特にスフレパンケーキに力を入れていて、追加料金不要で豆乳パンケーキに変更も可能(ホイップクリームも豆乳ホイップに変わります)。牛乳を豆乳に変えるだけで約70kcal減なので、豆乳バージョンでオーダーしてみました。

パンケーキはオーダーを受けてからメレンゲを泡立てて焼き上げるため、提供まで20分前後かかります。ソースや蜂蜜、ホイップクリームは別添えでした。パンケーキの中身は半生でドロッとしたのを想像していたのですが、中までしっかりフワッフワでした。

メニューに「赤ちゃんのほっぺた」と紹介されていましたが、実際に食べてみたら「はんぺん」ぽい食感だと感じました。私は豆乳ラテなど豆乳系の飲み物はあまり好きではないのですが、ここの豆乳パンケーキとホイップクリームは大豆っぽいクセは感じられず、さっぱりして食べやすかったです。

「めちゃくちゃ感動的な美味しさ!」というほどではないものの、こういうメレンゲ系のパンケーキは家で気軽に作れないので、この価格ならアリだと思いました。ただ、子連れで行くと焼き上がるまでの長い待ち時間に、子供の機嫌を取り続けるのがしんどいので、次回からは他のメニューで良いかな・・・

そのほかには、オムライスやカレー、サンドイッチ、パワーサラダなどのお食事系のフードメニューも充実しています。値段も内容も「デニーズがちょっと大人向けでオシャレな感じになった」という印象です。

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スフレパンケーキ ベリー&ホイップ(税込1,018円)

ドリンクは、スタッフさんイチオシの水出しアイスコーヒー(税込468円)をいただきました。普通のアイスコーヒーより50円高いので、両方注文して飲み比べてみたら、圧倒的に水出しの方がスッキリしていて美味しかったです。でも、もし知らずに飲んでいたら、私にはどっちがどっちか分からなかったと思います(苦笑)

水出しコーヒーはカフェインが比較的少なめなので、妊婦さんや授乳中の方も安心ですね。そのほかにカフェラテのみですが、デカフェの取り扱いがありました。

2階:「天狼院書店 湘南天狼院」書店の奥にカフェスペースあり。モーニングがお得。

同じく2階に位置する「天狼院書店 湘南天狼院」。書店ですが、奥にカフェスペースがあり、カフェだけの利用もOKです。

片瀬江ノ島エリアは飲食店とサーフショップしか無いと言っても過言では無かったので、こういう文化系のお店が出店するのは嬉しいことです(サーフィンもれっきとした文化ですけどね)。

パッと見、少々入りにくい雰囲気ですが、一歩踏み入れるとスタッフさんがフレンドリーに話し掛けてくれます。

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天狼院書店湘南天狼院 店内の様子

店内の3分の2程度がカフェスペースになっており、ソファ席もあります。テーブル同士の間隔が広々としているので、ソーシャルディスタンスもちゃんと確保できます。子ども用の椅子はありませんが、ベビーカーを開いたままでも着席可能です

書籍コーナーには絵本など子ども向けの本も販売されており、子連れで入店しても大丈夫でした。ただ、長居できるタイプのカフェなので、時間帯によってはパソコンで作業をしているお客さんもいて、子供が大きな声を出しちゃうと少々気まずいかも。

セルフサービスなので、息子(1歳)と2人っきりで行くと、取りに行ったり下げたりがちょっと大変です。スタッフさんが飲み終わったグラスを引き取ってくれたので助かりました。

メニューは、コーヒー420円(税抜)、カフェラテ500円(税抜)など、ファミレスのドリンクバーとそんなに変わらないクオリティの割に少々お高めな印象です。ドリンク代というより席代という感じです。

ただ、モーニングメニューは破格の設定で、軽食(豚汁やフレンチトーストなど3種類から選択)とコーヒーまたは紅茶のセットが500円(税抜)から。まだフードメニューを食べたことがないので、そのうち追記したいと思います。

モーニングは朝8時から12時まで利用できるので、江ノ島観光やえのすいに行く前に立ち寄るのも良さそうです。ちなみに、このエリアで朝8時から営業しているお店は貴重で、この他には、江ノ島小屋とデニーズくらいだと思います。(2021年7月現在の営業時間は9:30〜19:00です。コロナ禍の影響でちょこちょこ変化するのでご注意を。)

周辺の他のカフェのような観光客向けのビーチリゾートっぽい雰囲気のお店ではないので、観光の合間に立ち寄るというよりはむしろ、地元の人やリピーター向けという印象でした。平日・休日とも訪問してみましたが、カフェスペースが混雑していることはありませんでした。

日によっては読書会や写真や文章の書き方に関する講座など、各種イベントが開催されています。

2階:「Dishers(ディッシャーズ)江ノ島店」びっくりドンキーの新ブランド

2階、麹町珈琲のお隣にはびっくりドンキーの新業態「Dishers(ディッシャーズ)」があります。

メニューはびっくりドンキー同様にハンバーグプレートが中心。キッズメニューもあります。

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ディッシャーズのハンバーグプレート(カレー・税別980円)。

びっくりドンキーとの大きな違いは、オーダーと会計が完全にセルフである点と、店内がすごくシンプルでスタイリッシュな点です。

座席はカウンター席とテーブル席があります。ソファ席や子供用のハイチェア(ベルト付き)もありますし、ドリンクバーの横には子供用の使い捨てエプロンも用意されています。

結構広々としているので子連れでも利用しやすいです。店内にお手洗いがあるのもナイス。

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「Dishers(ディッシャーズ)江ノ島店」店内。スッキリおしゃれな内装。

大きな窓に面している席もあるのですが、目の前がえのすいなのでオーシャンビューではなく水族館ビューです。カウンター席の椅子はアウトドアブランドのSnow Peakの椅子でした。従来のびっくりドンキーのワクワクごちゃごちゃ感あるイメージとはだいぶ違います。

店内飲食だけでなく、テイクアウトも利用してみました。テイクアウトの場合は、お会計用の端末(ラーメン店の券売機みたいな機械です)でオーダーと支払いを済ませ、席で待っていれば出来上がったお弁当をスタッフさんが持ってきてくれます。所要時間は10分くらいでした。

テイクアウトで選べるハンバーグプレートは、レギュラー(780円)、チーズ(880円)、焼きパイン(880円)、カレー(980円)、デミグラス(980円)、フォンデュ(980円)※いずれも税別価格。の6種類。

店内飲食の場合は、この他に、おろしそ(税別880円)なども選べます。時間がある時は店内で食べたほうが、選択肢が豊富で楽しいかも。

ハンバーグ以外のメニューは、ピザ(税別800円)や焼きポテト(税別250円)などがあります。また、ドリンクメニューが充実していて、Frappyというフラペチーノに似たシャリシャリ系のドリンク(税別480円)や、Frappyからシャリシャリ感を除いたスペシャルドリンク(税別380円)、ドリンクバーもあります。

Frappyとスペシャルドリンクはタピオカドリンクのようにシールがされた容器で提供されるので、外で飲むのにも向いています。Frappyのロイヤルミルクティーとマンゴーを飲んでみましたが、ロイヤルミルクティーのほうはかなり甘さしっかり系でした。

朝9時から夜9時半まで開いているので、カフェとしての利用も可能ですが、ケーキなどのスイーツ系のメニューは無いので、ちょっと物足りないような気がします。周辺の他のカフェが混雑していて入れない時なら選択肢のひとつとしてはアリかも。

追記:2020年12月から、パンケーキの提供が始まりました。

3階:「焼肉ぽんが 江の島店」人気焼肉チェーンが江ノ島進出!

最上階の3階に位置する「焼肉ぽんが 江の島店」。都内や横浜に複数の店舗を擁する人気焼肉チェーンです。

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「焼肉ぽんが 江の島店」店内。南の島のリゾートのような雰囲気。

窓側の席であれば海や江ノ島を眺めながら食事が楽しめます。ディナーのコースメニューは、税別4,500円、5,500円、6,500円の3種類(1人前)。コースオーダーは2名からです。昼15時まではお得なランチメニューも。

店内には子供用のイス(ホールドベルト付き)が用意されているほか、ソファ席もありました。

わが家が利用した際に案内されたテーブルは4人掛けで、奥が2人掛けのソファ席、手前が椅子2席でした。この他に、U字型のソファでテーブルをぐるっと囲んだタイプの席もありました。ベビーカーは、お店の入口を入ってすぐのスペースで、開いたままの状態で預かってもらえました。

子供用のプラスチック製の取り皿やフォーク、スプーンも貸していただけました。お水は、アンパンマンのプラスチック製・フタ付きストローカップ。使い捨てタイプのストローを利用します。うちの息子はこのコップがえらく気に入り、食事中終始ご機嫌に過ごしてくれました。

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子供向けのメニューは特にありません。お店の方に確認したところ、持参したベビーフードを食べさせてもOKとのこと。さらに、「ベビーフード温めましょうか?」と声を掛けくださりました。

店内には、ヤシの木があったり、シーリングファンがくるくる回っていたりと、「リゾートホテルの中にあるBBQレストラン」といった雰囲気です。ちょっと暗めの照明もいい感じで、非日常感を楽しめます。

「焼肉ぽんが 江の島店」については、別の記事で詳しく紹介しています。併せてごらんください。

3階:「スパイスヘブン 江ノ島店」子連れ・家族連れに優しいインディアンカフェレストラン

同じく最上階3階に位置するインドカレー屋さん「スパイスヘブン 江ノ島店」。都内を中心に展開しているマハラジャグループのインド料理レストランです。

最上階にあるものの、お店の構造や位置的に、席から海や江ノ島はほとんど見えません。

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「スパイスヘブン 江ノ島店」店内。明るくスッキリしたお店で子連れでも入りやすい。

店内は明るく清潔感があって、小さな子供連れでも利用しやすい雰囲気です。子供用のハイチェア(ベルト付き)あり、ベビーカーのテーブル横付けも可能です。スプーンやフォークの用意があるほか、キッズセット(税込700〜800円)もあります。

キッズセットはオムカレー、ハンバーグ、パンケーキの3種類から選べます(おもちゃ、ジュース付き)。うちの子はカレーが苦手なので、カレー以外のキッズメニューがあるのはとても助かりました。

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キッズセット ハンバーグ(税込800円)

単品メニューの「ハーブチキンのスープカレー・ナンまたはライス付き(税込1,550円)」を食べてみましたが、お出汁が効いていてとても美味しかったです。

セットのライスは雑穀米かターメリックライスから選択可能。ご飯はたっぷり200gはありました。ナンは油っこさが無く食べやすかったです。息子は人生初のナンにハマり、ばくばく食べていました。

セットメニューも充実しているので、少人数でも色々な料理を楽しむことができます。バナナの葉っぱをお皿代わりにして料理を包んだ「バナナリーフプレート(1,420円)」など、気になるセットメニューが色々あったので、次回チャレンジしてみたいと思いました。

店内にはトイレの個室が2つあり、うち1室はオムツ交換台も設置されています。ENOTOKIの飲食店で、店内のトイレでオムツが替えられるのはここだけです。

ENOTOKIはエレベーターやスロープ、オムツ交換台もあって、小さな子供と一緒でも利用しやすい!

ENOTOKIにはエレベーターやスロープなどがあり、ベビーカーでも利用しやすい構造になっています。ちなみに、上記で紹介した店舗は、いずれも店内にお手洗いがありますが、さらにビルの1階の階段横にはオムツ交換台を備えた多目的トイレもあります。

多目的トイレは鍵がかかっているので、利用するにはお店のスタッフさんに暗証番号を教えてもらう必要があります。トイレ内はすっごく綺麗で清潔です。

使用済みのオムツを捨てるゴミ箱が無いのがちょっと残念ですが、この近辺にはえのすい館内を除いてきれいな多目的トイレがほとんど無かったので、子連れにはありがたいです。

ちなみに、えのすい館内のベビールームについてはえのすい館内の授乳室やオムツ交換台についてで詳しく紹介しています。

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1階の多目的トイレ。入室には暗証番号が必要。

おわりに

このほかに、片瀬江ノ島駅、えのすい周辺で子供連れ・赤ちゃん連れで利用しやすい飲食店については新江ノ島水族館周辺の子連れでランチやティータイムが楽しめるレストラン・カフェで紹介しています。エッグスンシングスやクアアイナなど、人気店の混雑状況についても詳しく解説しているのであわせてごらんください。

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