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鎌倉・鶴岡八幡宮での安産祈願ご祈祷体験談

源氏ゆかりの神社、重要文化財のご本殿で行われるご祈祷

鎌倉のシンボルで、源氏の氏神様として知られる「鶴岡八幡宮」。今回、夫と2人でわが家の第二子の安産祈願に行ってきました。

この記事では、ご祈祷の受付や待合室の設備など、安産祈願だけでなく、初宮詣(お宮参り)や七五三詣の方々にも参考になる、お役立ち情報をご紹介します。

●この記事は、2021年時点の情報です。

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予約は必要?初穂料(ご祈祷料)は?

個人がご祈祷をする場合、予約は不要です。当日、大石段向かって右下の祈祷受付所で申し込みます。

祈祷受付所の前にある記載台で申込書を記入し、受付に提出。

申込書に記載する住所はマンション名・部屋番号まで必須でしたが、ご祈祷の時は「〇〇市〇〇区〇〇」までしか読み上げられませんでした。

申込書に記載する名前は妊婦さんの名前ですが、受付でパパの名前も尋ねられました。ご祈祷では「〇〇〇〇の妻、〇〇」と呼ばれます。

初穂料(ご祈祷料)も、受付でお納めします。祈願の内容に関係なく、1件につき最低1万円からです。

車を参拝者専用駐車場へ停めている方は、祈祷受付の際に駐車券を提示すれば、2時間無料になります。参拝者専用駐車場は、神社の西側、県道21号(横浜鎌倉線)沿いにあります。

受付で参拝経路が書かれたカードを渡されます。このカードを持って、御本殿の隣にある祈祷者待合室へ向かいます。

<img src=“tsurugaoka hachimangu prayer.jpg” alt=“鶴岡八幡宮 安産祈願 祈祷”/>

受付で渡されたカード。祈祷終了後、カードと引き換えにおふだを受け取る。

御本殿へと続く大石段はけっこうな急角度。手すりもないので、妊婦さんや赤ちゃん連れの方はご注意を。大石段向かって左手に、迂回ルート(手すり付きの階段)があります。

<img src=“tsurugaoka hachimangu prayer.jpg” alt=“鶴岡八幡宮 安産祈願 祈祷”/>

大石段向かって左手にある迂回ルート。

祈祷者待合室はどんな感じ?待ち時間は?腹帯はどうするの?

大石段を登ると、御本殿向かって右手に祈祷者待合室の入り口があります。ここから先は土足禁止です。

待合室は100人くらい余裕で入れそうな広さでした。毎年恒例の横浜DeNAベイスターズの必勝祈願も、このお部屋で待機するのかな?

<img src=“tsurugaoka hachimangu prayer.jpg” alt=“鶴岡八幡宮 安産祈願 祈祷”/>

祈祷者待合室入口

待合室は平安時代の宮殿のような造りなので、冬場はスースーしそうです(一応、立派なエアコンはありました)。畳敷きのスペースと、カーペット敷きの上にベンチを並べたスペースがあります。トイレ(男女別)もあります。

畳敷きのスペースには、赤ちゃん専用の座布団や、籐製の立派なゆりかごが用意されています。赤ちゃんのお宮参りの際に、ちょっと寝かせておくのに便利そう。

待合室内には授乳用のスペースもあります。「カーテン」というか、平安時代のお姫様が隠れている「几帳」で仕切られています。貴族の授乳室って感じで雅やかです。これだけ色々な設備が揃っていると、赤ちゃん連れでのお参りも安心ですね。

(鶴岡八幡宮境内の柳原休憩所の中にも授乳スペースがあります。詳しくは別の記事で紹介していますので、併せてごらんください。)

私たちが待合室に到着すると、ちょうど前の組のご祈祷が始まったところでした。前の組のご祈祷は10分ほどで、その後10分ほど経ってから呼ばれたので、待ち時間は計20分くらいでした。

この日は平日(戌の日でもない普通の日)で空いていましたが、お正月や七五三の時期などは、時間に余裕をもっておいたほうが良いかもしれません。

安産祈願で持参した腹帯は、待合室での待機中に神職さんが回収に来てくれました。念のため風呂敷に包んで持って行きましたが、包んだままの状態で神前に供えられるので、風呂敷は外さなくてOKでした。

上の子の安産祈願を別の神社で行った時は、腹帯に帯印(ご朱印?)が押印された状態で返って来ましたが、鶴岡八幡宮では押印は無く、風呂敷の上からのし紙のようなものを掛けた状態で返って来ました。

ご祈祷に持って行く腹帯は、腹巻・ガードルタイプ、ごく普通のサラシでもOK。私は、こういう↓ゴム付きで巻きやすいタイプのサラシを買いました。

祈祷が行われる御本殿はどんな感じ?

ご祈祷は、国指定重要文化財の御本殿で行われます。お賽銭箱の奥にある、畳敷きのスペースです。御本殿の中は撮影禁止です。

服装は、ちょっとキレイめな普段着程度で大丈夫ですが、靴下は履いておきましょう。また、とっても風通しが良い場所なので、冬場はしっかり重ね着して防寒対策しておいたほうが良さそうです。

今回、私たちのほかにもう1組、一緒にご祈祷をしました。もう1組のご家族も安産祈願だったので、勝手に親近感を感じてしまいました。これからお姉ちゃんになるであろう、3歳くらいのお嬢さんも来ていて、神職さんが彼女にフレンドリーに挨拶していたのが印象的でした。

余談ですが、鎌倉で安産祈願といえば「おんめさま」の愛称で親しまれている大巧寺も有名です。大巧寺では個別のご祈祷は行っていません。非公式情報ですが、大巧寺で授与されるお守りの中身で生まれてくる赤ちゃんの性別を占う慣習があるそうです。なんだか楽しそう。

おふだやお守りなど、授与品はどんなものが頂けるの?

ご祈祷後、待合室内の「木札お渡し所」にて、受付で渡されたカードと引き換えに授与品を受け取ります。

今回はおふだのほかに、安産のお守りと御神供(ごしんく)のお菓子をいただきました。

<img src=“tsurugaoka hachimangu prayer.jpg” alt=“鶴岡八幡宮 安産祈願 祈祷”/>

今回の授与品(おふだ、お守り、ご神供)

お守りが入った封筒には、「生児報告書」が同封されていました。安産の時はこの報告書を神社へ送ると、産まれた子供の成長祈願をしてもらえます。(初穂料を添えれば開運のおふだを送って頂けるとのこと。)

気になる(?)お菓子の内容は、「八幡最中」という焼菓子でした。有名パティシエ・辻口博啓さんの会社で作られています。

名称は「もなか」ですが、「ダックワーズ」に似た洋菓子でした。「早めにお召し上がりください」とのことだったので、翌日さっそく食べちゃいました。ピーナッツの風味が効いていて美味しかったです。

今回のご祈祷で、わが家がお納めした初穂料は1万円でしたが、金額や御祈願の内容によっては別の授与品がいただけるのかもしれません。

おわりに

いかがでしたでしょうか。鶴岡八幡宮の広い境内には、2つの博物館(鶴岡文華館、鎌倉国宝館)や、日影茶屋プロデュースのおしゃれカフェなど見どころが沢山あります。ご祈願の後は、これらの施設にも是非立ち寄ってみてください。

ところで、鶴岡八幡宮の表参道「若宮大路」の中央にある参詣道「段葛」は、源頼朝が妻・北条政子の安産祈願のために造ったと言われています。なんだかすごーく安産のご利益がありそうなので、妊婦さんはこの段葛を通ってお参りに行くと良いかも。

<img src=“tsurugaoka hachimangu prayer.jpg” alt=“鶴岡八幡宮 安産祈願 祈祷”/>

若宮大路の段葛。ここを通れば頼朝・政子夫妻にあやかれるかも⁉︎

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