鎌倉の飲食店

鎌倉・無心庵(むしんあん)に子連れで行ってみた〜江ノ電が目の前を走る甘味処

江ノ電×古民家×絶品甘味で、一生忘れられない鎌倉体験。

鎌倉駅から江ノ島方面へたったひと駅で行ける、まるで映画や小説の世界に入り込んだかのような場所があります。

江ノ電の和田塚駅から徒歩0分の甘味処「無心庵(むしんあん)」は、築およそ100年の古民家を使った甘味処。日本家屋の縁側の向こうには、赤い野点傘が立てられた日本庭園。そして垣根の向こう側を走り去って行くレトロな車体の江ノ電。

全てがシブいのに色鮮やかで、しかも甘味も絶品。一生忘れられない鎌倉体験になること間違いなしのお店です。今回、1歳の息子と2人で、鎌倉駅から江ノ電に乗って行ってみました。●この記事は2020年8月時点での情報です。

<img src="mushinan kamakura.jpg" alt=“無心庵 子連れ"/>

無心庵外観。手入れが行き届いた庭には、季節の花が咲く。

和田塚駅からは狭い階段あり。ベビーカーはお店の玄関脇に置いておけます。

無心庵へは、鎌倉駅から徒歩で約15分。中心部から少し離れているので、子連れでこの距離を歩いて行くのは億劫な気もしますが、江ノ電に乗っちゃえば最寄の和田塚駅まで所要時間2分で片道200円。ひと駅江ノ電に乗るだけで観光地の喧騒から離れ、ちょっとツウっぽい鎌倉が味わえるので、行って損はありません。

ちなみに和田塚駅の「和田塚」は、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場する和田義盛とその一族(主人公の北条義時に敗れて滅亡)のお墓があることに由来します。

江ノ電は、1日乗車券「のりおりくん」を買えば、650円(こども330円)で1日乗り放題なので、ついでに長谷駅まで足を伸ばして大仏を見に行ったり、江ノ島まで行ってランチにしらす丼を食べたり、なんて欲張りな乗り方もできます。

また、江ノ電は様々なタイプの車両があるので、乗り換えるごとに違う車両が楽しめるのも魅力です。おすすめは、床が板張りの300形(305号車)です。一編成しかないので出会えたらすごくラッキー。

和田塚駅の目と鼻の先に無心庵の門があります。ホームの藤沢側(西側)の改札を出て、線路沿いにちょっとだけ進み、線路を渡ると到着です。びっくりするくらい線路のすぐそばギリギリに、門が立っています。

江ノ電の車窓から外を見ていると、「魅惑の線路すれすれハウス」がいくつかあるのですが、実際に線路を渡ってそこへ入って行く体験ができる場所は貴重なので、秘密の花園的な魅力があります。

和田塚駅のホームから出る際に、狭い階段(5段程度)があるのと、線路沿いの道幅がかなり狭いので、ベビーカーの場合は駅から出る前に畳んじゃったほうが良いです。ベビーカーは、お店の玄関の脇(井戸のあたり)に置いておくことができます。帰るとき、お店から出てみると、ベビーカーが日陰に移動されていました。お店の方の心づかいに感動。

<img src="mushinan kamakura.jpg" alt=“無心庵 子連れ"/>

赤い矢印の先が無心庵の入り口。線路を渡ってお店に入る。

<img src="mushinan kamakura.jpg" alt=“無心庵 子連れ"/>

和田塚駅ホームの階段。ほんの5〜6段だが、狭いのでベビーカーにはちょっと厳しい。

店内へは、靴を脱いで上がります。店内にはお部屋が三つあり、畳敷きで囲炉裏のあるお部屋と、お庭を見渡せる縁側がある床の間のお部屋、椅子席の洋間。子供用の椅子はありません。

お手洗いにオムツ交換台はありませんが、お手洗いは床が板張りで、きれいにお掃除もされているので、たっちができるお子さんのオムツ替えであれば十分出来そうでした。

ちなみに、近いところですと、江ノ電鎌倉駅と長谷駅のホームの多目的トイレにオムツ交換台があります。特に、江ノ電鎌倉駅の多目的トイレは、設備が新しくてキレイなのでオススメです。

店内は、若い店員さんが2人で切り盛りされていました。うちの息子は広い畳の部屋が嬉しかったのか、かなり動き回ってしまい大変申し訳なかったのですが、店員さんが子供にとてもフレンドリーに話しかけてくれたり、時々様子を見に来て、こぼしてしまったお茶を補充してくれたりと、大変お世話になりました。

テーブル(ちゃぶ台)が小さめサイズで、お皿やお水を1歳児の手の届かないところに避難させるのが難しく、食べている間はかなりハードな戦いでした。息子がつかまり立ちするようになる前に来ておくべきでした。

次回訪問する時は、ゆっくり楽しむために大人2人体制で行くか、チェアベルトを持参して、洋間で椅子席に座らせもらったほうが良いかもなぁ、なんて考えました。

清潔感もあって、ほどよく寛げる和の空間。甘味も美味しい!

冒頭でもお伝えしたとおり、ここでは古民家と日本庭園、そしてお庭スレスレを走る江ノ電の姿が、まるで物語の一場面のような光景をつくりだしています。私は森見登美彦氏の小説の世界に似ているように感じました。古都と路面電車の組み合わせという点でも共通しています。

あまりに完璧にととのい過ぎていると料亭や旅館みたいな空間になっちゃうと思うのですが、そうじゃなく、あくまで「みんなの心の中にある、懐かしい純日本風のおうち」という雰囲気を保っているところがまた素敵です。

<img src="mushinan kamakura.jpg" alt=“無心庵 子連れ"/>

子供の頃の夏休みにタイムスリップした気分になる空間。

今回訪問した時期は夏でしたが、おばあちゃんの家で夏休みを過ごしているかのような気持ちになりました。まるで現実じゃなく、記憶の中の世界にでもいるような感覚です。まぁ、うちの田舎のばあちゃんちはこんなにキレイじゃないですが。

「古民家」と聞くと、失礼ながら、ちょっと埃かぶっているようなイメージを抱いてしまうのですが、ここはお庭や店内のお手入れが行き届いており、とても清潔感がありました。畳も緑色でパリッとしていて、懐かしさのなかにも清々しさが感じられる空間です。

今回は、人気の「豆かん」(税込650円)をオーダーしました。公式ホームページの写真では豆と寒天と求肥だけでしたが、実際はミカンやパイン、さくらんぼなどのフルーツも載っていました。

豆が大粒でホックホク。寒天は、これ以上完璧はあり得ないくらい、固さの加減がちょうど良いです。求肥も柔らか〜い。求肥って、失礼ながらお餅や白玉の代用品だと思っていたのですが、こんなに美味しい求肥があるとは。黒みつも、かなりたっぷりめに付いてきました。

この日は先客が1組いただけで、ほぼ貸切状態でした。はしゃぐ息子を抱っこしながらワシワシ食べたので、ゆっくり味わえなかったことが心残りで、おみやげ用の「豆かん」と「あんみつ」(各税込450円)をお持ち帰りしました。茶碗蒸しくらいのサイズの容器で、寒天が見た目以上にたっぷりと入っています。あんみつのあんこがめちゃくちゃ美味しかったです。

私はあまりあんこに執着が無いタイプ(まんじゅうは餡より皮派)ですが、それでも、このあんこは美味しいな〜と思いました。あんみつって、市販品だったり、ファミレスだったり、どこでも手軽に食べられるメニューですが、ちゃんとしたお店で食べると、一番の違いはあんこに出るんですね。というわけで、次回店内で食べるなら「あんみつ」(税込750円)にしようと思います。

お持ち帰り用は保冷剤が付かないので、持ち歩き時間が長い場合は厳しそうです。

メニューはそのほかに、かき氷(税込600円〜)やわらび餅(税込700円)もありました。夏季と冬季とで、それぞれ限定メニューがあり、冬季は「田舎汁粉」(税込850円)や「あんころ餅」(税込900円)などが楽しめます。季節によって、庭のお花だけでなく、メニューの変化も楽しめるので、また来たくなってしまいます。お支払い方法は、現金のみでした。

窓の外を走る江ノ電を写真に収めるポイントは?

まるで、カメラのファインダーに美しく収まるために構成されたかのようなお座敷と庭。江ノ電が通る瞬間をぜひ写真に撮りたいものです。

江ノ電の時刻表を見るに、鎌倉行・藤沢行ともに、10分に1本くらいのペースなので、そこそこ頻繁に電車が店の前を通るわけですが、今回私は息子の相手をするのに忙しく、江ノ電がお庭の向こうを走り去る様子を写真に収めることはできませんでした。なんとかカメラを構えても、そのタイミングで通るのが、レトロな緑色の車両じゃなく、ラッピング車両だったりするんですよね。意外と難しいです。

無心庵では、新型コロナ対策で、現在は席の間隔を広く取っているとのこと。お庭の野点傘と江ノ電が見える床の間のお部屋の窓側のテーブルは2つだけ。私が訪問した時は平日のオープン直後で空いていましたが、休日は競争率が高そうです(お店の敷地内には、順番待ち用の屋根付きベンチがありました)。

公式ホームページの写真を見るに、洋間にも線路側の窓に面したお席があるようですが、景色は床の間のお部屋のほうが良さそうです。囲炉裏のお部屋は窓が無いので外の景色は見えませんが、冬にここでお汁粉を食べるとたまらないとだろうなぁ。

<img src="mushinan kamakura.jpg" alt=“無心庵 子連れ"/>

玄関を入ってすぐのところにある、囲炉裏のお部屋。

おわりに

いかがでしたでしょうか。このブログでは、無心庵のほかにも、私が子連れで鎌倉や江ノ電沿線の人気店を訪問した際のことを紹介しています。鎌倉観光の参考に、あわせてごらんください。

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