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エアコンクリーニングをイオンのカジタクに依頼してみた

エアコン購入6年目。プロのエアコンお掃除を利用してみました

わが家のリビングのエアコンは、今年の夏で購入から6年目に突入。これまでメンテナンスといえば、年3〜4回フィルターを洗うだけ。臭いなどの悩みも特にありませんでした。

しかしある時、ふと気付いてしまったのです。エアコンの吹き出し口の周りに黒いカビのようなものがビッシリついていることに。

拭けば簡単に取れるものの、実はエアコン内部にはもっとたくさんのカビが潜んでいるのかも⁉︎

<img src="air conditioner .jpg" alt=“エアコンクリーニング"/>

クリーニング前の状態。吹き出し口周辺に黒いカビのようなものが・・・

想像すると恐ろしくなり、ついにプロにクリーニングを依頼することを決意。今回お願いしたのは、イオングループの家事の宅配サービス「カジタク」のエアコンクリーニングです。

イオン系列のスーパーやビックカメラなどで「すやすやエアコンカビ取りパック」と書かれた、チケット型家事サービスの箱が販売されているのをごらんになった方も多いのでは。価格は通常タイプのエアコンで、12,000円(税込13,200円)。自動お掃除機能付きエアコンは19,800円(税込21,780円)です。
今回利用したのはこちら↓
KAJITAKU(エアコンクリーニング)

この記事では、私がカジタクを選んだ理由や、予約〜作業当日の流れ、実際に利用してみて気付いたこと・こうしておけば良かったと思うことなどを紹介します。

●この記事は2020年7月時点での情報です。

私がカジタクを選んだ2つの理由

エアコンのクリーニング業を行なっている会社はたくさんあり、どこに依頼するべきか考えるだけでも億劫ですよね。私も正直言って、「どこでもいいや!」と投げ出したい気持ちだったのですが、強いていうなら下記2点の理由から、カジタクを選びました。

1つ目は「仕上がり満足保証」があること。満足できなかった場合は清掃をやり直してもらえます。もちろん、やり直しには諸条件がありますが、実際にやり直してもらうかどうかはともかく、「満足いただけない場合はやり直します」って宣言できるだけの自信がある点に魅力を感じました。

実は、わが家で過去にエアコンを購入した際、設置工事業者さんのミスが後になって五月雨式に発覚するという痛い経験をしたため、今回のエアコンの清掃は、ちゃんとした技術のある方にお願いしたいと思ったのです。

もう1つは、作業内容と金額が一律で決められていること。クリーニング費用は、「くらしのマーケット」などのマッチングサイトに登録している業者さんですと、1台9,000円くらいが相場のようです。カジタクの12,000円はそれに比べると高めの設定です。

ただ、実際のクリーニング作業の範囲や内容は業者さんによって様々です。具体例で言うと、カジタクでは最初から料金に含まれているエアコン本体の「防カビ・防菌コート」が、別の業者さんでは、追加料金が必要な「オプション扱い」になっているといった違いがあります。
KAJITAKU(エアコンクリーニング)

私は電化製品に関してど素人な上に優柔不断な性格なので、作業当日に「オプションでこの作業付けますか?」なんて聞かれたところで、判断に困ってしまうと思うんです。

後であれこれ後悔するのも嫌なので、エアコン本体の清掃に関する作業内容が、一律でピシッと決められているカジタクを選ぶことにしました。作業手順や対応箇所が公式サイトにきちんと表示されているので、安心感があります。

ちなみに、室外機のクリーニングや防虫キャップの取り付けは、カジタクの基本の作業には含まれていないため、希望する場合はオプション扱いとなります。

申し込み〜日時指定の流れ

カジタクの申し込み方法は主に2種類で、公式サイト(KAJITAKU(エアコンクリーニング))から直接申し込みと支払いをする方法と、イオンなどの店舗でチケットを購入した上で、公式サイトから申し込む方法があります。どちらの方法でも価格は同じです。

<img src="air conditioner .jpg" alt=“エアコンクリーニング"/>

チケットタイプの箱。中に入ってある紙に印字された番号を使って、ネットで予約する。

公式サイトから申し込む際に、オプションの有無や、希望日時を選択します。私の場合、オプション(室外機清掃など)は依頼せず、基本の作業だけを申し込みました。当日も、オプション追加の勧誘などは一切ありませんでした。日時指定については、スタッフさんの到着希望時間を「●月●日の●時〜●時(1時間単位)」といった感じで細かく指定できます。

当日の流れ

当日、たくさんの機材を台車に乗せてスタッフさんが到着。60才くらいの、感じの良いおじさまでした。(パッケージのイラストみたいな可愛いユニフォームではないものの、白いユニフォームでした。)

まずは作業内容の説明や、エアコンの動作確認。「途中、高圧洗浄機を使う際に少し大きな音が出ますが、下の階に響くほどではないので」との予告もありました。また、わが家には1歳児がいるのですが「高圧洗浄機を使うのは●時くらいになりますが、お昼寝の時間は大丈夫ですか?」との確認もしてくださりました。

その後、エアコン周辺の養生。床にシートを敷き、エアコン周りの壁や、エアコンの斜め下にあるテレビに養生シートを設置しました。それからエアコンを分解し、ほうきでホコリを落とします。

<img src="air conditioner .jpg" alt=“エアコンクリーニング"/>

養生シートを被せた状態。

洗剤をスプレーしながら、丁寧に歯ブラシで内部を掃除し、高圧洗浄機で洗浄剤を吹き付けて汚れを流していきます。この時汚水が出ますが、エアコン本体の周辺にもしっかり養生がされており、汚水はビニールの管を通って、下に置かれたポリタンクに流れ落ちる仕組みになっていました。

高圧洗浄機の音は、思ったほどの大音量ではなく、ドライヤー程度でした。洗浄機の下には防音マットが敷かれており、騒音対策もばっちりです。本体の清掃が終わったら、分解した部品をお風呂の洗い場で洗浄し、それらを組み立て直して作業終了。お風呂場は、元どおりにお掃除されていました。また、スタッフさんが作業中に触れた箇所は、新型コロナ対策のために全て消毒してある旨の説明がありました。

作業後は、再びエアコンの動作確認。問題なければこれで終了です。トータルで1時間半ほどかかりました。

実際に利用して気づいたこと〜クリーニングの頻度の目安は?自動お掃除機能は必要?

(クリーニングの頻度の目安について)「エアコンのクリーニングをすると、真っ黒な汚水が出る」というウワサを聞いていたので、密かに楽しみにしていたのですが、今回の清掃でポリタンクに貯まった汚水は思ったほど真っ黒ではなく灰色〜黒の中間でした。

カジタクのおじさまによると、汚れがひどい場合は、汚水に固体の汚れが混ざり、ドロドロになることもあるそう。わが家のエアコンはかなりキレイなほうだったとおっしゃっていました。

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清掃によって流れ出てきた汚水。

うちのエアコンは自動お掃除機能がついていませんし、過去5年間、フィルター掃除以外のメンテナンスはしていませんでした。そのフィルター掃除すら、年3〜4回やれば良いほう。要するにかなりほっぽらかしだったわけです。さらに、エアコンの設置場所がLDKのキッチンの真向かいなので、油を吸ってたいそう汚れているはずだと思い込んでいたので、今回のこの結果は意外でした。

テレビCMや、ハウスクリーニング業者のチラシなどの影響で、「エアコンのクリーニングは本来なら年1回やるべきもの」だと私は思っていたのですが、実は必ずしも毎年必要なわけではなく、数年に1回程度でも良いのだと、今回実際にクリーニングを利用してみて気付きました。

もし「うちのエアコンはそろそろクリーニングが必要だろうか?」と迷っている方がいたら、一度実際にクリーニングしてみるのをお勧めします。汚かったら汚かったで元が取れて嬉しいですし、思ったよりキレイであれば、それはそれで安心を手に入れることができます。「今、●年目でこんな感じの汚れなら、次は●年後で良さそうだな」という自分なりのペースも見えてくるはずです。

カジタクのスタッフさんの説明によると、エアコン本体のメンテナンスだけでなく、お部屋自体を清潔に保っているか否かも、エアコン内部の汚れに影響するそうです。ホコリだらけの部屋よりは、キレイな部屋のほうが、エアコン内部も清潔に保てるというわけです。

私はあまり掃除機かけが好きではなく、ルンバも子供が怖がるのでお蔵入り状態。正直、掃除はちゃんとできていません。強いていうなら、小さな子供がいるので部屋に細々とした物を置いていないため、それでホコリがたまりにくかったのかもしれません。

(自動お掃除機能の必要性について)最近、今回クリーニングしたエアコンとは別に、子供部屋に設置するエアコンを購入しました。その際、自動お掃除機能が付いてない機種を選ぼうとしたら、家電量販店の方から「小さなお子さんがいるのに、カビだらけの汚い空気で、気になりませんか?」なんて怖いことを言われてしまいました。

しかしながら、LDKで丸5年使ってこの程度の汚れで済んでいるのなら、自動お掃除機能がついてないからと言って、部屋の空気が健康に害を及ぼすほど淀むことは無いのではないでしょうか。しかもお掃除機能付きエアコンは、そうでないタイプと比べてクリーニング費用も割高です。新しくエアコンを購入する際、自動お掃除機能付きにするか否かは、設置する部屋の状況や、のちのクリーニング費用のことなどを考慮した上で決めたほうが良さそうです。

こうしておけば良かったと思ったこと

全体的に大満足で終わった今回のエアコンクリーニングですが、「こうしておけば良かった」と思うことが2点あるので紹介します。1点目は「クリーニングの時期」です。今回、夏の冷房シーズンに入ってからクリーニングを実施しましたが、オフシーズンのうちにやっておくべきでした。

理由は、クリーニング終了後に、エアコンを暖房もしくは送風モードで2〜3時間運転し、内部をしっかり乾燥させることで、カビ取りの効果がより長持ちするからです。今年の夏は連日30℃近い暑さで、しかも新型コロナの影響で一家全員が1日中家にいる日が続き、ほんの2〜3時間とはいえ、冷房を止める時間を確保するのは困難でした。

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清掃終了直後の吹き出し口。黒いカビがスッキリなくなった。

2点目は「マンションの管理人さんへの報告」です。うちのマンションは、日勤の管理人さんがいるのですが、今回クリーニング業者さんが来ることを伝え忘れてしまいました。

一応、高圧洗浄機で大きな音が出ますし、水漏れの可能性も全くないわけではないので、事前に報告しておくべきでした。きちんと話を通しておけば、作業中にマンションの共用駐車場を使わせてもらえる可能性もありますしね。

ちなみに、あとで管理人さんに聞いて分かったのですが、カジタクのおじさまは、来訪時に管理人室に寄って、きちんと挨拶してくださっていました。さすが。

賃貸であれば管理会社にも、クリーニングすることについて事前に相談したほうが良いです。もしもの水漏れ等のことはもちろんですが、大家さん所有のエアコンの場合、万が一故障してしまった時の対応の問題もありますし、ひょっとしたらクリーニング費用自体を大家さんが負担してくれる可能性も無きにしも非ずです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。エアコンクリーニングのことは何年も前から気になってはいたのですが、たくさんある業者の中から選ぶのが億劫ですし、特に緊急性がある案件でもないため、長いこと先延ばしにしてしまっていました。

正直、エアコンクリーニング自体、必要かどうかは個人の感覚次第だと思います。普通に暮らしていれば、クリーニングしていないからと言って直ちに健康に害が及ぶものでもないと思います。

とはいえ、実際にプロのクリーニングを利用してみて、「うちのエアコンが現状でどれくらい汚れているのか、今やっているメンテナンスで十分なのか」といった不安が解消され、クリーニング実施後は、以前より安心して気持ちよく、エアコンを使えるようになりました。
KAJITAKU(エアコンクリーニング)

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