LCCでオーストラリアへ!ゴールドコースト旅行はツアー代金の他にいくらかかるの?
パッケージツアーを利用して旅行する場合、旅行会社に支払うツアー代金以外にも、食費や現地の観光地の入場料、駐車場、お土産代など、あれやこれやの出費がありますよね。
特に海外旅行では、日本との物価の違いがあることから、想定以上にお金がかかってしまうことも。(もちろん、物価が安い国に行けば、その逆も)。
この記事では、わが家のオーストラリア旅行で実際にかかった費用をぜーんぶご紹介します。ご飯代やコーヒー代の相場、現地ツアーの料金なども解説しているので、今後オーストラリアを旅行する方や、次の旅行で、どこへ行くか迷っている方に、「これくらいの費用がかかるんだ〜」という意味で参考になればと思います。
私たちが旅行した時期は、2018年9月初旬。夏休みを利用して、夫婦2人でで東海岸のゴールドコーストへ行ってきました。日程は4泊6日。往復の飛行機とホテル4泊がセットになった、HIS(エイチ・アイ・エス)のパッケージツアーを利用。飛行機は、ジェットスター航空の成田・ゴールドコースト直行便でした。
●この記事は2018年9月時点での情報です。
ビーチに超近い五つ星ホテルに4泊6日!大人2人で約41万円
今回の旅でかかった費用を項目別にまとめると、以下のとおりになりました。夫婦2人で総額およそ41万円です。
●総額 415,355円
パッケージツアー 234,200円
観光ビザ(ETA) 3,240円
現地交通費(レンタカー等) 31,927円
旅行保険 0円
食費 37,612円
観光・アクティビティ 51,882円
買い物 56,494円
・私と夫の2人分を合わせた費用です。豪ドルで支払った項目は、$1=¥81で計算しています。
・時期は9月初旬(現地は春先で観光はオフシーズン)で、長期連休ではない普通の週末+有給休暇3.5日で、4泊6日。(出発日は夜21時台発の飛行機)。
・パッケージツアーには、往復の飛行機、ホテル4泊(食事なし)、ゴールドコースト空港からホテルへのリムジンバス(往路のみ)が含まれています。
事前情報で「オーストラリアは全体的に物価が高い」と聞いていたので、若干警戒はしていたのですが、わが家の旅行の場合は「バリ島ほど激安ではないけれど、ハワイやアメリカ本土よりは安かった」という結果になりました。
パッケージツアー料金、飛行機+宿泊(食事なし)で2人で234,200円
今回は、自宅に眠っていたHISの商品券を消費したかったこともあり、旅行会社のカウンターで、パッケージツアーを予約しました。
価格は2人で234,200円でした。内訳は、基本料金が99,800円×2人、並び席アレンジ料金が6,000円×2人、出入国税や空港使用料が11,300円×2人です。ツアーの内容は、成田・ゴールドコースト間の直行便往復とホテル4泊、現地空港からホテルまでのリムジンバスでの送迎(往路のみ)でした。
飛行機はLCCのジェットスター航空のエコノミークラスを利用。ジェットスターでは通常オプション扱いとなる、機内食、アメニティ(毛布やアイマスク、耳栓など)、預け入れ手荷物(1人20kg)は、ツアー代金の中に含まれていました。
基本料金は、選択するホテルによって多少前後します。ホテル名指定不可プランの場合、スタンダードクラスホテルが74,800円、スーペリアクラスホテルが79,800円、デラックスクラスホテルが87,800円でした。
せっかく4泊も泊まるなら、ホテルは運任せではなく自分で選びたかったので、ちょっと割高ですがホテル指定ができるプラン(デラックスクラスのQTゴールドコーストを選択)にしました。
今回宿泊したホテルについては、別の記事「オーストラリア「QTゴールドコースト」宿泊レビュー」にて詳しく紹介しています。
余談ですが、HISのチラシやホームページにド〜ン!と書かれているお値段は、基本料金だけの金額(つまりここで言う99,800円)です。HISのツアーを申し込む時は、はじめから「基本料金プラス、1人あたり2万円くらいかかる」って覚悟しておいたほうが、損したような気分にならなくて良いかもしれません。
ちなみに、基本料金に含まれる空港・ホテル間の送迎バスは往路のみですが、1人6,500円支払えば復路も追加できるそうです。今回、復路ではレンタカーを利用したため、復路の送迎は追加しませんでした。
観光ビザETA、ひとりあたり1,620円
オーストラリアは、観光ビザが必要です。日本のパスポート所有者であれば、電子入国許可の「ETA」でOK。アメリカの「ESTA(エスタ)」みたいなやつです。金額は、1人20ドル(1,620円)。2人分で3,240円でした。
「オーストラリア ETA」や「オーストラリア ETAS」でネット検索すると、検索上位に申請代行サイトが複数表示されます。これらのサイト経由で申請すると、手数料などが上乗せされてしまうので、在日オーストラリア大使館のホームページからアクセスして申請するのがおすすめです。
滞在中はずっとレンタカーで車移動。現地で使った交通費は31,927円
現地での移動にかかった交通費は、レンタカー291.79ドル(約23,635円)、ガソリン47.87ドル(約3,877円)、駐車場54.5ドル(約4,414円)、合計で31,927円です。
レンタカーは、ホテルから近い、サーファーズパラダイスのAVISレンタカーで借り、帰国の際にゴールドコースト空港で返却しました。レンタル期間は4泊5日。レンタカーのクラスは小型SUVで、基本の料金は163.79ドル(約13,267円)でした。乗り捨て料金(25ドル)と保険もこの料金に含まれています。
さらに、ER(免責軽減制度。簡単に言うと、何かあった際の借り手側の支払額がかなり抑えられる保険)を128ドル(約10,369円)で追加しました。レンタカー代が安すぎて、追加で支払ったER保険代がやたら高く感じられますが、5日借りて23,635円って、日本では考えられない安さです。
乗り捨て料金がかかってしまうので、本当は空港で借りて空港で返したかったのですが、パッケージツアーに往路の送迎バスが付いており、止むを得ずサーファーズ・パラダイスで借りて、空港で返すスタイルになりました。なぜ中途半端に往路だけ送迎付きなんだろう・・・
レンタカーのガソリン代は、満タン返し不要プランでは無かったので、ガソリンスタンドに寄って給油して返却しました。4日間でガソリンを入れたのは2回で、料金はあわせて47.87ドル(約3,877円)でした。1リットル107円くらいです。
駐車料金は、宿泊したホテルの駐車場が8ドル×4泊=32ドル(約2,592円)。その他は、バイロンベイなどの観光地や、街中の駐車場をちょこちょこと利用して22.5ドル(約1,822円)支払いました。合計で54.5ドル(約4,414円)です。
繁華街のホテルの駐車料金が1泊648円というのは、なかなか良心的だと思いました。以前アメリカのサンディエゴのホテルで、1泊5,500円の駐車料金を請求されてびっくりした経験があるので、それと比べれば超破格です。
旅行保険はクレジットカード付帯で0円。でも、あとでヒヤッとした要注意ポイントが。
海外旅行保険は、持っていたクレジットカード付帯の保険でキャッシュレスで診療が受けられる(つまり、医療費の立て替え払い不要)ため、新たに旅行保険を追加することはしませんでした。会社の福利厚生で加入したクレジットカード(UCカードPRIZE)です。
ただ、後になってカード付帯の補償内容を改めて確認したところ、障害・疾病の治療費用の限度額は150万円。やや渋めの設定です。
今回の旅では無事に帰ってこられたので良かったものの、新型コロナウイルスのような感染症で長期入院&現地で足止め、なんてことも有り得なくはないので、次からは追加で旅行保険に加入しようと思っています。
ちなみに、HIS系列のエイチ・エス損保の海外旅行保険「たびとも」の場合、オーストラリア6日間の保険料は大人1人3,030円(治療費用無制限のコース)だそうです。
食費は2人分、朝食以外は全て外食で37,612円。
今回のパッケージツアーでは、朝食は付いていませんでした。滞在中の朝ごはんは、健康意識高めオージーになり切って、スーパーで買ってきたちょっと高級なミューズリーやシリアルをホテルの部屋で食べていました。そのほかは全て外食で、食費は合計で37,612円かかりました。
スーパーで買った食料品、6,126円
朝食用のミューズリーやシリアルのほか、ミネラルウォーターやお菓子、軽食などをスーパーマーケットで購入しました。合計で75.63ドル(約6,126円)使いました。宿泊していたサーファーズ・パラダイスの街は、いたるところに大きなスーパーがあるので、食料調達にとても便利でした。
ミネラルウォーターは、ドラッグストアや観光地の売店では1.5ℓペットボトルが2ドル(162円)くらいで売られているのですが、スーパーで購入すると、たったの75セント(61円)でした。
滞在中よく食べていた、スーパーで売られているちょっとボリューミーなサンドイッチは、1パック(200〜250g程度)あたり6〜7ドル(約500〜600円)でした。
カフェラテ1杯の相場は300円ちょっと
サーファーズパラダイスの街中にあるZaraffa's Coffeeというチェーン店では、フラットホワイト(オーストラリアやニュージーランドでよく飲まれている、カフェラテやカプチーノに似た飲み物。ミルクの泡がカプチーノよりきめ細やか)のSサイズが1杯4ドル(約324円)でした。量は、Sサイズ=スタバのトールサイズくらいです。
滞在中は、いろんなカフェで1日1回くらいコーヒーを購入。コーヒー代は合計で25.7ドル(約2,081円)かかりました。相場は、フラットホワイトSサイズが4ドル、Mサイズが5ドル程度のようです。
オーストラリアに行ったら絶対食べたい、オージービーフのステーキ!ディナー2人分で8,384円
「オーストラリアでは、牛肉が安く食べられる」というのは有名ですよね。今回の旅では、ぜひステーキハウスでお肉を食べたい!と思っていました。
私たちが行ったお店は、サーファーズ・パラダイスを北へ6キロほど行ったラブラドールにある「Cav's Steakhouse(カブズ ステーキハウス)」。お肉屋さんを併設したレストランで、観光客が多いエリアから少し離れていることもあってか、お手頃価格で美味しいステーキが楽しめる評判店です。
ここでは、夫300g、私200gのステーキを注文。eye filletという、テンダーロインに当たる部位です。さらにソフトドリンクを1人1杯ずつと、食後にコーヒーをオーダーして、合計で103.5ドル(約8,384円)お支払い。
美味しそうなサイドメニューやデザートもあり、食べてみたかったのですが、、ステーキの付け合わせのポテトとコールスローの量がハンパなくて、我々の胃袋の許容量を超えていたため断念しました。
お肉は思っていたよりもずっと柔らかくて食べやすかったです。夫はあのステーキがもう一度食べたいと繰り返し言っています。行ったのが最終日じゃなければ、旅行中にリピートしていたかも。
サーファーズ・パラダイスでお手頃価格のディナーなら、予算は2人で3,500円くらいから
今回の旅行では、サーファーズ・パラダイスのホテルに4連泊だったので、夕食は、最終日のステーキをのぞいて、ほぼ毎晩サーファーズ・パラダイスの街なかで食べていました。
サーファーズ・パラダイスで、ファミレス感覚で入れるカジュアルなレストランで食事をする場合、相場は大人2人で3,500円くらいでした。
日本人観光客が必ず立ち寄るお土産やさん「OKギフトショップ」のそばにあるイタリアンレストラン、「Costa Doro(コスタドーロ)」は、2人で34.55ドル(約2,799円))。早めの時間帯に入店したので、ハッピーアワー割引が適用されました。
賑やかな雰囲気で、路上テラス席がヨーロッパの街のようで素敵なのですが、パスタのお味はパッとせず・・・アメリカのど田舎のファミレスで食べたスパゲッティの味に似ていました。
イタリア料理のリベンジ、ということで、別の日に行ったのイタリアンレストランが「Vapiano」(ヴァピアーノ)。サーファーズ・パラダイスの中でも最も賑やかな、ヒルトン周辺エリアにあります。こちらは2人で39ドル(約3,159円)。
お店のシステムがユニークで、入口でカードを渡され、パスタやピザなど、料理の種類別に分けられたカウンターに並んでオーダー&受け取り。ここでカードに購入情報が登録されます。お店を出る際に、カードの情報をもとにお会計します。スーパー銭湯型のフードコートですね。
Vapianoは、1皿あたりの量がけっこう多く、2人でパスタ1皿とピザ1枚で腹12分目くらいになりました。混雑していて料理の待ち時間がすごく長かったですが、お味はなかなか美味しかったです。
脂っこい食事に飽きてきた頃に行ったのがベトナム料理店の「Pho for U」(フォーforユー)。こちらは、2人で牛肉のフォー2皿、春巻1皿、スパークリングウォーターを注文して、お値段36ドル(2,916円)でした。
観光地価格!?話題のおしゃれタウン、バイロンベイのシーフードランチ、2人分で4,374円
ゴールドコーストから日帰りで行ける、オシャレな海辺の街、バイロンベイでランチを食べてきました。人気シーフードレストラン、「Fish Heads Bangalow(フィッシュヘッズバンガロー)でフィッシュ&チップスとハンバーガー、さらにスパークリングウォーターを注文して、お会計は54ドル(約4,374円)でした。
湘南の海沿いのレストランでパンケーキを食べるのと同じくらいの「THE 観光地価格」です。バイロンベイの中でも、海の見える一等地的なロケーションですし、お料理もすごくオシャレだったので、このお値段でも仕方ないと思います。
サーファーに人気の街、バーレーヘッズ の人気タコス屋さんでの軽めのランチ、2,000円
サーファーズ・パラダイスから10kmほど南に行ったところにあるバーレーヘッズ 。有名なサーフポイントや、サーフブランド「ビラボン」の本社があり、サーファーが集まる町として知られています。ゴールドコースト空港や、カランビン動物園(野生動物保護園)からも近いです。
ここでは、「本物のカリフォルニア人が作るカリフォルニア・タコスが食べられる」という「California Tacos」(カリフォルニア タコス)というお店で軽めのランチを食べました。ベスト・オブ・ゴールドコーストというコンテストのメキシコ料理部門で、優勝したこともあるのだとか。
メキシコ料理なのに「本物のカリフォルニア人が作るカリフォルニア・タコス」という謎フレーズを掲げているところが気になりますが、私の知り合いのカリフォルニア人も、タコスへのこだわりが尋常じゃなかったので、カリフォルニア人にとってタコスはソウルフード的位置付けなのでしょう。
オーダーしたのは、タコス2個とスパークリングウォーターで、お値段24.77ドル(約2,006円)でした。けっこう美味しかったです。もっとお腹が空いていたら、1人でこれ全部食べられたかもしれません。サイドで付いてくるチップスが薄味で、サルサソースとよく合いました。
なぜか食べたくなっちゃう・・・フィッシュ&チップス
イギリスを代表するファーストフード、フィッシュ&チップス。オーストラリアでも定番料理として安定の地位を確立しています。そんなに美味しいわけでもないのに、たまに食べたくなってしまう不思議な食べ物ですよね。
今回、ランチで、サーファーズ・パラダイスから北へ約7km行ったところにある「Charis Seafoods」(チャリス シーフーズ)という人気店のフィッシュ&チップスをいただきました。ペリカンが集まることで有名な、ハーレイ・パークという公園の中にあります。
お会計は、フィッシュ&チップスとハンバーガーを1セットずつ頼んで25ドル(2,000円)でした。ちなみにソースは別売りです。
4泊6日の食費で節約したポイントは?
上記のほか、街なかの屋台でケバブサンドを買ったり、空港で軽食やミネラルウォーターを買ったりして、4泊6日合計で37,612円の食費がかかりました。前年に夫婦2人でハワイのホノルルへ行った時の食費は、3泊5日で43,833円だったので、それに比べるとかなり安く済みました。
朝食を外食ではなくホテルの部屋でシリアルで済ませたことが、節約できたポイントのひとつだと思います。シリアルは毎日同じものを食べ続けると飽きてしまうので、小さめの箱を2種類買って、交互に食べていました。食器は使い捨てのボウルとスプーンをスーパーで調達。
外に食事に行くのと比べて、朝の貴重な時間を節約できるので、午前中からツアーの予定が入っていても、慌ただしくならずに済みました。また、空いた時間にちょっと二度寝を楽しんだり、部屋でヨガをやったりと、なんだかんだで充実した時間が過ごせました。
せっかく海外リゾートに来ているのに部屋でシリアルって、なんだか侘しいように聞こえるかもしれませんが、海外のスーパーって、日本に無い美味しそうなシリアルがたくさん売られているので、選ぶのがめちゃくちゃ楽しいんです。
普段は買わないちょっとお高めなシリアルを買ってみるというのも、プチ贅沢気分が味わえてテンションが上がります。
もうひとつの節約ポイントは、「海外旅行あるある」ですが、1皿の量がものすごく多いことがあるので、レストランでのオーダーは慎重に少しずつ。お料理本体は普通の量でも、付け合わせのポテトフライが超大量!なんてこともありますしね。まずは1人1皿ずつ注文して、足りなかったら追加するようにしていました。
わが家は大抵の場合、最初の1皿でお腹いっぱいになっちゃうので「これだけしか注文しないなんてお店に申し訳ない」と思うこともありますが、お腹のキャパは人それぞれなので、あまり深く気にしないことにしています。
残すともったいないですし、持ち帰ったとしても、旅行中は家にいる時と違い、部屋で過ごす時間が少ないので、残り物を食べるタイミングがほとんど無いんですよね。
しかしながら、色々節約した点を差し引いても、ハワイよりゴールドコーストの方が、食費が全体的に安かったように思います。オーストラリアではよっぽど高級なレストラン以外では、チップが必要ないことが要因だと思います。
メニュー本体の価格はハワイと同程度であっても、アメリカの場合ファストフード店以外のほとんどのレストランで必要なチップ15〜20%分がオーストラリアでは不要、というのは大きな違いですよね。
海、川、自然を満喫したアクティビティ代は2人で51,970円
今回は、海に川にと自然を満喫して遊び、2人分で51,970円の観光・アクティビティ代がかかりました。内訳は、サーフィンレッスン2回、リバーカヤック1回、カランビン動物園です。
サーフィンレッスンはハワイに比べて格安!1回約6,000円。
ゴールドコーストといえばサーフィン!オーストラリアでは、サーフィンはとても人気があるスポーツのひとつで、観光客向けのサーフィンスクールの数も多く、日本語OKなスクールも複数ありました。
今回は、日本人経営のサーフショップ、AWSM SURFのサーフィンレッスンに参加。お値段は、2人×2レッスンで、23,457円でした。1人1回あたり5,887円ですね。(早めに予約をすると割引が適用されたり、決済方法によっては決済費用がかかったりして、AWSM SURFの公式ホームページに載っている金額とは若干変わっています)
サーフィンレッスンが1人1回6,000円を切っているのはすごく安いと思います。ハワイのホノルルでスクールに参加した時は、1人1回あたり13,500円くらいかかりました(チップ込み)。
ただ、ハワイのレッスンでは、初心者でも沖へ出て行ってうねりに乗る体験をさせてもらえましたが、今回のレッスンは波打ち際で崩れた波に乗るだけだったので、サーフィンをかじっている者としては、少々物足りなさを感じました。(ゴールドコーストでは、レッスンに参加した2日とも、波のコンディションが悪い日に当たってしまったせいもあるかと思います。)
カヤックで川下り&野生のコアラを探せ!2人で17,498円。
ゴールドコーストは海だけでなく、川も素敵です。ホテルのベランダから眺める川も最高に綺麗でしたし、川沿いには豪華な住宅や別荘が立ち並び、川を愛する人がたくさんいるんだな、という印象でした。
ビーチリゾート大好きなわが家は、海でのカヤックは何度かチャレンジしてきたものの、リバーカヤックは初体験。今回参加したのは、Surfers Paradise Diversという会社が開催する、カヤックでの川下りと野生のコアラ探し体験ができるツアー。ベルトラから予約しました。
料金は2人で17,498円。サーファーズパラダイスのホテルからの送迎付きでした。
カランビン動物園(カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー)の近くの川をくだる、半日のツアーでした。ガイドさんは、ワーキングホリデーでオーストラリアに来ているという日本人のお兄さん。
野生のコアラは、会えるかもしれないし、会えないかもしれない・・・ということでしたが、ガイドさんが一生懸命探してくださったおかげで、無事に3匹のコアラを発見できました。
ちなみに、野生のコアラがいるのは、グレーがかった色のユーカリの木の上。コアラもユーカリもどっちも灰色、しかもコアラがいるのは地上20mくらいの高さなので、正直コアラの顔までは見えませんでした。「なにやら丸いモフモフがいるな」という程度です。
それでも、野生のコアラがこの世に実在することを自分の目で確認できたことへの達成感がありました。
カランビン動物園でじっくりコアラをめでる。2人で合計10,927円
川で野生のコアラ探しをしたあとは、レンタカーでカランビン動物園(カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー)へ。上野動物園のおよそ2倍の広さを誇るビッグな動物園で、園内の複数箇所でコアラが飼育されています。
ガラスなどに隔たれない場所で、じっくりと生のコアラを眺めることができる、まさにコアラ天国です。カヤックツアーでは、野生のコアラのお尻を見上げることしかできなかったので、動物園のありがたみが身に染みました。
こちらの動物園の入園料は大人49.95ドル×2人=99.9ドル(約8,092円)。さらに、雨が降り出してしまったので使い捨てタイプのポンチョ5ドル×2個(約810円)を購入。そして、コアラを抱っこして写真を撮れるコーナーが1人25ドル(約2,025円)。合計で134.9ドル(約10,927円)をお支払い。
ゴールドコーストは、年間300日晴天のはずなのですが、この日はあいにくの雨でした。我々の日頃の行いがアレだったんでしょうか・・・一応、園内ではポンチョの他に傘も販売していました。
動物園の入場券は、前売り(サーファーズ・パラダイスのショッピングモールなどで売っている)やオンライン購入であれば、上記より10ドルくらい安く入手できます。「この日は絶対に動物園に行く!」と決めている場合は、前売りがオススメです。
コアラの抱っこ&写真撮影は、抱っこする人数分だけ料金が発生します。コアラを抱っこしない同行者が一緒に写真に写る場合、追加料金はかかりません。
写真は動物園のカメラで撮ったもの(台紙付き)を1枚持ち帰ることができるほか、自分のカメラやスマホでも撮影してもらえます。iPhoneで撮っていただいたところ、これでもかっ!ってくらい連写してくれました(笑)
オーストラリアは、州によってコアラを触れたり触れなかったりします。
当初は「コアラに申し訳ないから、抱っこはしなくていいかな〜」なんて偉そうに言っていたのですが、カヤックツアーでの野生のコアラからの、動物園の可愛すぎるコアラという流れで完全にノックアウトされ、抱っこしてしまいました。雨の日で待ち時間もゼロだったしね(言い訳)。
ちなみに、園内ではコアラ以外にも鳥、ヘビ、おサルなど、様々な動物たちとの写真撮影を楽しむことが出来ます。カンガルーは、何千円も払わなくても、エサさえ購入すれば、エサやりしながら簡単にツーショットが撮れます。
動物園の目の前の駐車場は、駐車料金が5〜10ドルほどかかりますが、入口から徒歩5分くらいの路上駐車無料エリアに停めたので、駐車場代はかかりませんでした(カヤックのツアー会社の方に教えて頂きました。有難や。)
※2021年2月に動物園の公式ホームページを確認したところ、コアラフォトの料金は29ドルに変更されていました。
※現在日本でコアラを飼育している動物園は7カ所。横浜の「金沢動物園」へ、コアラやカンガルーに会いに行った話はこちらから。
レンタカーで行ったスプリングブルック国立公園ナチュラルブリッジの土ボタル、0円。
滞在中はレンタカーを借りていたので、サーファーズ・パラダイスから約50km離れたナチュラル・ブリッジへ土ボタル(ツチボタル)を見に行ってきました。
ここの土ボタルに関しては、日本人向けのツアーも数多く催行されており、費用は1人1万円くらいが相場のようです。ツアーによっては晩御飯付きだったり、土ボタル以外の観光もセットだったりします。
今回我々は、土ボタルだけが目当てだったので、ツアーでなくとも十分楽しめました。ただ、土ボタルは日没後、周囲が暗くなってからでないと見ることが出来ないので、ツアーでなく個人で行く場合、帰り道は必然的に真っ暗な夜道を運転することになります。海外ドライブ初心者であれば、そこらへんはちょっと注意が必要かもしれません。
想像以上にお買い物天国!ショッピングに使った費用は約56,000円。季節が逆なので思わぬ出費も。
今回の旅行は9月でしたが、日本とは季節が逆なので、オーストラリアは「冬の終わり、春先」といったところ。とはいえ、ゴールドコーストは亜熱帯性気候で、9月の平均気温は23〜24℃と過ごしやすい気温のはずでした。
ところが、旅の5日目にまさかの冷たーい雨が降りました。この日は午前:カヤック、午後:動物園の予定でしたが、雨で気温が下がり、風も冷たくなってきたため、持っていた長袖Tシャツとウインドブレーカーだけでは耐えられなくなってしまいました。止むを得ず、厚手のぬくぬくパーカーを購入。お値段約7,000円でした。
動物園の売店に3,000円の安いパーカーもあったのですが、でっかいカンガルーの絵がプリントされた黄色いパーカーを日本で着ることはないと確信していたので、近隣の町のリップカール(サーフ系のブランド)で、アラサーでも着られる地味めなデザインのものを選んで購入しました。
今回の旅では、そのほかにも衣類をあれこれ買いました。私がパーカーを買った「リップカール」をはじめ、オーストラリアは人気サーフブランド「ビラボン」や「クイックシルバー」の発祥国。日本では売られていない商品もたくさん取り扱っていて、陸(おか)サーファーとしては楽しくて仕方がなかったです。しかも季節が逆だから、これから着る秋冬モノがセールになってるんだな。
結局、このほかにも私と夫の冬物衣類を多数購入。衣類だけで合計で48,911円の出費でした。これまでわが家は、バリやワイキキなど、サーフ系のお店が多い観光地でのショッピングを経験しましたが、ゴールドコーストはその中でもダントツで買い物がしやすかったです。
お店がさほど混んでおらず、店員さんが観光客に対してとってもフレンドリーで、ゆっくり吟味してお買い物出来ました。
お土産用のスナック菓子をスーパーで購入。合計2,838円
バラマキ系のお土産として、スーパーマーケットのコールズやウールワースで、オーストラリアのスナック菓子を購入しました。おみやげ用お菓子の購入金額は合計で2,838円。
日本でもお馴染みのチョコレート菓子「Tim Tam(ティムタム)」は、便利な個包装タイプを買いました。ひと口サイズ2個×10袋入りのパッケージで、1パックあたり3.5ドル(約284円)でした。海外のお菓子って、個包装のものが少ないので、このティムタムは見つけたら絶対買っておくべき!
そのほかには、Made in オーストラリアの「Red Rock Deli(レッドロックデリ)」のグルメ系ポテトチップスを購入。28g入り個包装が10袋入って、5.5ドル(約445円)。パッケージがオシャレで、価格もお手頃。持って帰る時にスーツケースの中でかさばっちゃうのが難点でしたが。
ちなみに、スーパーで「オーストラリアのお菓子」を探すのは意外と難しいです。なんとなく「これ美味しそう」と思って手に取って確認すると、アメリカのブランドだったりするんです。事前に「オーストラリアのスーパーで買える、お土産向けスナック菓子」を調査してから買い物へ行くのがオススメです。
巨大ショッピングモール「パシフィックフェア」でちょっと高級品を購入。
サーファーズ・パラダイスから南へ約5kmのところにある巨大・高級ショッピングモール「Pacific Fair(パシフィックフェア)」。日本未上陸のオーストラリア生まれの紅茶専門店「T2」目当てに行ってきました。
T2のお茶は、イングリッシュブレックファーストのティーバッグが25個入りで、12ドル(972円)。そのほかのお茶も、25個入りで12〜15ドル前後でした。成城石井のプライベートブランドのお茶くらいの価格設定。
めっちゃ高級!というほどではないですが、パッケージがとてもキレイでオシャレなので、自分へのご褒美や、大切な方へのお土産に良さそうです。
今回は自分用に、1ポット分のお茶っ葉が計10袋入った、飲み比べセット的なパッケージを購入。15ドル(1,215円)でした。
さらに、パシフィックフェア内にあるバーバーショップ、Tommy Guns(トミー・ガンズ)にて、夫がイギリス製のシェービングクリームを購入。「TRUEFITT&HILL(トゥルフィット&ヒル)」というブランドで、お値段34.96ドル(2,830円)。
シェービングクリームの値段として高すぎじゃない?とは思いますが、一応、日本では4,000円くらいで売られている商品なので、お得に買えた・・・のかな。
こちらのお店にはヒゲ関連グッズの品揃えが超豊富でした。街なかでもオシャレな床屋さんをちょくちょく見かけましたし、オーストラリア男子はヒゲのお手入れへの関心度が高いんでしょうね。
このほかに、サーファーズ・パラダイスのお土産やさんで、コレクション用のスプーンなどを購入。4泊の旅で、合計56,494円分のお買い物をしました。
普段は旅先であまり買い物はしないので、今回はかなり買ったほうだと思います。(参考までに、同じ年にハワイ島に4泊した時は、22,293円しかお買い物していませんでした)ゴールドコースト、思った以上にお買い物天国でした!また行きたい!!
おわりに
いかがでしたでしょうか。息子が生まれる前に夫婦2人で行った旅行なので、海に川にと、アクティブに動き回っていましたが、ゴールドコーストは子供連れでも楽しめる動物園やテーマパークが充実した観光地ですし、日本との時差はたった1時間なので、新型コロナウイルスが落ち着いたら今度は子連れでリピートしたいと考えています。
ちなみに、長男が赤ちゃんだった時に行ったハワイ旅行の支出についてまとめた記事もありますので、併せてごらんください。