横浜・ベイエリアのおしゃれな最新ホテル
横浜初のハイアットブランドとして2020年5月に開業したハイアットリージェンシー横浜に子連れで泊まって来ました。場所は、みなとみらい線日本大通り駅から徒歩3分。神奈川芸術劇場(KAAT)のお隣です。
料金は、シルバーウィークの連休中に大人2人と子供(1歳)1人、1泊朝食付きで合計49,280円(Go Toキャンペーン適用前の価格)。平日は、これより1万円ほど安く泊まれるようです。
この記事では、1歳児を連れて宿泊して気付いた、子連れ向けの設備やサービス、レストランやジムなどの館内施設、ホテル周辺の利便性などを紹介します。
●この記事は2020年9月時点での情報です。
子連れ向けのサービスや館内の雰囲気など
ベビーベッドの貸し出しは無料です。ベビーベッドの柵の高さは、身長80センチのうちの子でも乗り超えられない高さで、安心して使うことができました。電気ケトルがあるのでミルクのお湯も沸かせます。
お風呂にはゆったりしたバスタブと広い洗い場があり、子供を入れるのにも不自由しませんでした。リクエストすればベビーシャンプー(無料)も用意してもらえます。
館内は黒やゴールドを基調にした大人っぽい内装ですが、小さな子供を連れた宿泊客も多く、子連れで利用しやすい雰囲気でした。ホテルスタッフの方々も、ロビーで子供を見かけると、フレンドリーに話し掛けてくれます。
客室の様子〜快適に滞在するための工夫が随所に!
今回宿泊したのは、4階のツインルーム。最も安いお部屋ですが、広さは37平米。ベッド2台に加えベビーベッドを置いても、窮屈さは感じませんでした。
最新ホテルだけあって、快適に滞在するための設備が充実しています。テレビは壁掛けタイプで省スペース、しかもスマホからミラーリングでyoutubeなどを映すことが可能です。子供のご機嫌取りに役立ちました。
水回りスペース(洗面台・お風呂・トイレ)は、引き戸を閉めることで、部屋との間を仕切ることができ、子供の侵入・いたずら防止に役立ちました。
洗い場付きのお風呂は、ハンドシャワーの他にレインシャワーもあります。バスタブが広いのでゆったり浸かることができました。入浴剤を持って行けばよかったなぁ。ヘアドライヤーは、かなりハイパワーで使いやすかったです。
スリッパは使い捨てにするのが勿体ないくらいフカフカ。グレーのスタイリッシュなパジャマも用意されており、見た目だけでなく着心地も良かったです。バスローブもあります。
客室内には、冷蔵庫のかわりに「保冷庫」が設置されています。飲み物を冷やすには十分なパワーだそうですが、要冷蔵・冷凍品の保管を希望する場合は、フロントで預かっていただけるそうです。
今回は価格重視で低層階のお部屋にしたので、景色はイマイチ。窓の向こうには、お隣の神奈川芸術劇場がどーんとそびえ立っていました。周囲を9〜10階建の高さのビルに囲まれている立地なので、客室から横浜の夜景を楽しみたいのであれば、上層階を予約する必要があります。
ちなみにフロントで渡された「ご案内」によると「近隣の施設が近いため、客室内のプライバシーにはご注意ください」とのこと。確かに、部屋の位置によっては、近所のビルから丸見えかもしれません。
朝食ブッフェの新型コロナ対策がすごい
新型コロナ対策のため、ホテルやレストランへ出入りする際に検温があります。うちの子は非接触型の体温計を見ると避けてしまうので毎回苦戦しました。消毒液は館内の各所に配置されています。
朝食会場の「ハーバーキッチン」では、マスクの着用が必須。料理を取る際は、ポリ手袋を着用します。ブッフェコーナーにマスクと手袋が箱ごとドカンと用意されてあるので、お料理を取りに行くたびに、新しい手袋やマスクを使うことができます。(食べログ、一休で予約する)
朝食会場の混雑状況は、個人のスマホからリアルタイムで確認できます。「空いています」「やや混み」「混んでいます」の3段階表示で、朝7時に確認すると「混んでいます」とのこと。しかし、館内に掲示されている混雑予想表によると、朝6:30から7:30が最も空いている時間帯。ここで怯んでいたらますます混雑するだろうと判断し、すぐに朝食会場へ。待ち時間無く入れましたが、ほぼ満席に近い状態でした。8時頃に会場を出た時には、順番待ちの行列ができていました。
朝食会場の席は、ほとんどが椅子席ですが、奥にソファ席もあります。子連れは優先的にこのソファ席に案内していただけるようで、同じ並びには幼児連れのファミリーが揃っていました。子供用の椅子(ホールドベルト無し)があるほか、ベビーカーをテーブルに横付けすることも可能です。プラスチック製の食器・スプーン・フォークもありました。
コーヒー・紅茶のみ、スタッフの方がサーブしてくれます。セルフサービスの全自動エスプレッソマシンがあるので、コーヒー好きはこちらでカプチーノなどをいただくのも良さそうです。
料理やジュースは、各自カウンターへ取りに行き、自分で盛り付けます。肉類(ソーセージ、ベーコン、ハム)がどれもお中元のギフトみたいに高級そうな見た目で、テンションが上がります。洋食だけでなく、中華粥など横浜らしいメニューもありました。
フルーツが充実していて、カットフルーツは全5種類。マンゴーは冷凍だと思われますが、ゴロゴロと大きめにカットされており、オイシックスの冷凍マンゴーの3倍くらい美味しかったです。息子もばくばく食べていました。欲を言えば、出来立ての卵料理が食べられるように、オムレツステーションがあれば良いなと思いました。
使用済みの食器やポリ手袋は、スタッフさんがどんどん回収していってくれますし、コーヒー・紅茶のお代わりも何度も持って来てくれたので、快適に食事ができました。
館内の飲食施設について〜レストランやラウンジ、ベーカリーショップなど
館内の飲食関連の施設は、朝食会場のオールデイダイニング「ハーバーキッチン」のほか、メインダイニングの「ミラノ グリル」、ラウンジ、ベーカリーショップ・売店の「マーケット」があります。新型コロナの影響で、一部縮小営業でした。
ハーバーキッチンは、朝食とランチのみの営業。ブランチとディナーはクローズでした。メインダイニングはディナーのみの営業、ラウンジはスイーツなどのフードメニューの提供は休止中。ルームサービスも休止中でした。
スイーツを食べられるカフェ的な場所がないため、ベーカリーショップ「マーケット」で販売されているケーキを部屋に持ち帰って食べることにしました。
購入したケーキは、スタッフさんがお皿に盛り付けて、お部屋まで運んでくれます。館内があれこれ縮小営業中であることは予約前からわかっていたとはいえ、ちょっと寂しい気分だったので、このシステムのおかげでちょっとだけルームサービス気分が味わえて嬉しかったです。
同じことを考える宿泊客が多いのか、夕方4時頃にはケーキはほぼ完売状態でした。マーケットではスイーツの他に、缶詰・ジャムなどのおしゃれなお土産、ミネラルウォーターなどの飲み物、ホテルメイドのパンなどが販売されています。
ホテル以外でお茶をするとしたら、ホテル最寄の日本大通り駅直結「横浜情報文化センター」内に、横浜ならではのレトロモダンな雰囲気のカフェ「カフェドゥラプレス」があります。老舗フレンチレストランがプロデュースした、まるでパリに来たような雰囲気のお洒落なカフェです。
館内のフィットネスジムについて
ホテルの3階にジムがあります。新型コロナ対策で、マスク着用必須でした。設備は、ランニングマシン3台、バイク3台、筋トレ用のベンチ1台、ダンベル、ヨガマット、バランスボールなど。うちの夫曰く、筋トレ用のベンチがとても使いやすかったそうです。タオルやウォーターサーバーもあります。
あまり広くはないので、ジムの部屋全体で3〜4人が限界といったところ。空いている時間帯を見計らって利用するのが良さそうです。
わざわざジムまで行かなくても、客室にヨガマットやダンベルセット(1kg、3kg、5kg)を用意してもらうことも可能。運動用のシューズやウエアが無くても、お部屋で気軽にトレーニングができます。
(筋トレ好きさん向け情報。各地のホテルのフィットネスジム情報まとめはこちら。)
アクセスや周辺の環境について〜徒歩での横浜観光にはあまり向いてないかも。
ホテルの最寄駅は、地下鉄みなとみらい線の日本大通り駅ですが、お隣の元町・中華街駅からも徒歩圏内です。ベビーカーで行く場合、地下鉄出口のエレベーターの位置的に、どちらの駅を利用しても大差ありません。車の場合、ホテルの駐車場代金は1泊1,500円で、チェックアウト後1時間まで利用可能です。
ホテルの真横は神奈川芸術劇場(KAAT)。横浜スタジアムまでは徒歩10分ほど。ホテルから海側へ3分ほど歩くと、山下公園の西端(インド水塔や山下公園レストハウスの辺り)に出ます。
ホテルの近くにはローソンやデイリーヤマザキなどのコンビニ、ドラッグストアのクリエイトS・Dなどがあります。このクリエイトには、オムツやミルク、離乳食などがひと通り揃っているので、滞在中のベビー用品の買い足しに便利です。
ホテル周辺を散策するなら、港町らしいレトロな建物がびっくりするほどたくさん残されているエリアなので、街並みを楽しみながら歩くのがオススメです。「横浜開港資料館」や「横浜ユーラシア文化館」「神奈川県立歴史博物館」「氷川丸・日本郵船歴史博物館」など、横浜や港の歴史が学べるミュージアムも点在しています。
ショッピングや食事などのレジャーが目的であれば、移動にタクシーを利用しない限り、若干不便な立地です。神奈川県内在住のわが家は、普段よりもゆっくり買い物や食事を楽しみたいがために、わざわざ近場の横浜に宿泊するのですが、このホテルを拠点に徒歩でお出掛けする場合、どこへ行くにも地味に遠いと感じました。
ホテル周辺はオフィス街で、飲食店は地元の人やオフィスワーカーを対象とした店がメイン。観光客やファミリー向けの店は少ないです。(ホテルの方によると、すぐそばにある老舗洋食店「ホフブロウ」(食べログをチェックする)が子連れでも利用しやすくてオススメとのことでした。)
横浜中華街の東門(朝陽門)までは300m程度ですが、中華街自体が200m×200mくらいの広さなので、結果的に往復で1㎞近く歩くことになります。大人だけなら何てことないですが、小さな子供が一緒だと少々大変です。
ショッピングは、最寄りの商業施設である横浜赤レンガ倉庫まで約1.2㎞、元町ショッピングストリートは約800m。歩けない距離ではないものの、子連れで気軽に往復できる距離ではありません。
横浜のベイエリアには、ここと同じくらいの宿泊料金で、もっとレジャーに便利だったり、眺望が良かったりするホテルがいくつもあるので、街歩き的な観光が目的で他県から訪れる友人に尋ねられたのなら、このホテルはあまり勧めないと思います。
(ちなみに、横浜のベイエリアでは、中華街と山下公園にめちゃ近なホテルニューグランド が私のお気に入りです。)
ホテルを拠点にちょこちょこ出歩くタイプの旅ではなく、野球観戦や観劇など、特定の行き先が決まっている場合には、使い勝手が良いホテルだと思います。お隣の神奈川芸術劇場で劇団四季のミュージカル観て、このハイアットに泊まれたら最高だろうなぁ。
おわりに
いかがでしたでしょうか。ハイアットリージェンシー横浜は、オープンしたばかりで超ピカピカなのはもちろんのこと、子連れ向けの設備も整っていて、快適なステイが楽しめました。また、連休で混雑しているなかでも、スタッフの方々の対応がとても丁寧なのが印象的でした。
●このブログでは、ハイアット リージェンシー横浜の他にも、子連れ・赤ちゃん連れ向けのホテルや観光情報を紹介しています。あわせてごらんください。
子連れ・赤ちゃん連れのヨコハマ旅行におすすめの記事↓
氷川丸・日本郵船歴史博物館・・・山下公園で、昭和の豪華客船内部を見学!
横浜のレトロなカフェまとめ・・・横浜ならではのレトロモダンなカフェをまとめて紹介
野毛山動物園・・・みなとみらいから近く、お散歩感覚で気軽に行ける動物園。入園無料。
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横浜のホテル子連れ宿泊記↓
ホテルニューグランド ・・・山下公園や横浜中華街から近い、歴史的なクラシックホテル。
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル・・・ヨットの帆の形が目印。一度は泊まりたいみなとみらいの人気ホテル。
ザ・カハラ ・ホテル&リゾート横浜・・・ハワイの名門ホテルがみなとみらいに。アンパンマンミュージアムから近い!
横浜ロイヤルパークホテル・・・ランドマークタワー内のホテル。全室52階以上。
横浜ベイホテル東急・・・みなとみらい駅直結。子連れに色々ちょうどいいホテル。バルコニー付き客室が人気。