大仏や長谷寺のついでに立ち寄れる!イートイン・テイクアウト可能
鎌倉・長谷の人気ベーグル屋&カフェ、なみまちベーグル。その名のとおり、お店がある路地を抜けると、すぐそばには海が広がっています。
古民家を改装した建物で、店内は心地の良い汐風が通り抜けます。20種類近いベーグルを販売するほか、ベーグルサンドのプレートランチやこだわりのドリンクも楽しめます。
今回、平日のランチタイムに、息子(1歳)を連れて訪問し、イートインと持ち帰りの両方を利用しました。店内の様子や、アクセス方法、ベビーカーでの入店についてなど、実際に子連れで利用して気づいたことを紹介します。●この記事は2020年10月時点での情報です。
長谷駅から歩いて行ける立地
なみまちベーグルは、江ノ電長谷駅から徒歩5分(約400m)の場所にあります。鎌倉大仏の高徳院、あじさいで有名な長谷寺、バラ園や広いお庭が楽しめる鎌倉文学館と同じ最寄り駅なので、観光のついでに気軽に立ち寄れます。
お店は坂ノ下と呼ばれる地区の路地裏にあり、少々分かりにくいです。初めて行く場合は、いったん海沿いの道路まで出てから、ローソン鎌倉坂ノ下店を北に曲がるのが良いかと思います。
すぐそばには、ドラマのロケ地として有名な「カフェ坂ノ下」もあり、狭い路地の中にカフェが数店舗密集しているエリアです。お店の周りの路地は、一部が砂利道です。ベビーカーで走行できなくもないですが、少々進みにくかったです。
専用の駐車場はありません。近隣のコインパーキングの中では、坂ノ下交差点にある「Times鎌倉長谷2丁目」駐車場(平日30分220円、土日祝20分220円)が、広くて場所も分かりやすいです。
今回訪問したときは、ベビーカーを開いたまま入店、テーブルに横付けさせていただけました。店内は10席程度と大変こじんまりとしており、テーブル同士の間隔も狭いため、混雑時のベビーカーの利用はむずかしいかもしれないと感じました。
店内のトイレは利用可能ですが、靴を脱いであがった廊下の先にあるため、ベビーカーでは入れません。また、オムツ交換台もありません。近隣ですと、長谷駅の鎌倉方面行きのホームの多目的トイレに、オムツ交換台があります。また、長谷寺・大仏・鎌倉文学館にもオムツ交換台があります。
ベーグルサンドでサクッと手軽なランチ
なみまちベーグル自体は朝9:30から営業しています。10時頃から焼きたてベーグルが順次並び、ベーグルサンドの販売は11:00から。
ベーグルサンドは、店内の工房で手作りしたプレーンベーグルが使用されています。今回は、スモークサーモン&バジルクリームチーズのサンドをセットでオーダー(税込1,300円)。セットはスープ・サラダ・ドリンクが付いてきます。
スモークサーモンは肉厚で、結構たっぷりと入っていました。バジルクリームチーズとよく合います。スープはおしゃれなWECKの瓶に入ったかぼちゃのポタージュスープ。サラダのドレッシングもとても美味しかったです。この時は先客はおらず、オーダーから提供までにかかった時間は約7分でした。
ドリンクは、テイクアウト可能な容器で提供。「徒歩30秒で行けるビーチでドリンクを楽しめるように」との配慮からだそうです。コーヒーは、なみまちベーグルのオリジナルブレンドで、お味はちょっと苦めで、酸味少なめでした。その都度淹れた本格派のコーヒーです。
ベーグルサンドはこのほかに、鎌倉しらす&カマンベールチーズ、生ハム&ブルーチーズ、スモークチキン&ベジの全部で4種類。どれも厳選素材を具として使用しているそうです。また、1日6食限定のベーグル フレンチトーストもあります。どれも美味しそう!
こじんまりとしたお店だけど、天井が高くて開放的
お店の建物は築100年超の古民家。とてもオシャレに改装されています。焦げ茶色の梁と、沖縄のちゅら玉みたいなガラスのペンダントライトが目を引きます。また、京町家のような格子戸や、汐風にそよぐのれんが、鎌倉の町にぴったりです。ベーグルが並べられたレトロな木枠のショーケースも可愛い!
席は、5テーブル+軒下のベンチのみです。こじんまりとしているものの、天井が高く、店舗前のスペースが小さな庭のようになっているため、狭さの割に窮屈さは感じられず、開放感があります。
平日にちょっと早めのランチで伺った時は、店内は私たちの他にお客さんは1組のみでしたが、ベーグルを買いに訪れるお客さんがちょこちょこと来られていました。土曜日の朝10時ごろに伺った時は、すでに店内に2〜3組お客さんがいて、テイクアウトのお客さんも次々と来店していました。
初めてお店に伺った際、3回くらい声を掛けなければ気付いていただけず、ちょっと不安になりましたが、その後はとても親切に対応していただけました。
店内は女性お二人で切り盛りされているようで、パン焼きに加え接客・販売等、かなりお忙しそうです。むしろこんなに忙しいなか、美味しいベーグルサンド作って、コーヒーまで淹れてくれてありがとう!って感じです。
ベーグルは約20種類を販売!こだわり小麦と天然酵母使用
なみまちベーグルは、ベーグルの種類がとっても豊富。季節ごとに20種類前後のベーグルが店頭に並びます。「ココナッツチーズカレー」「マルゲリータ」等の惣菜系や、「宇治抹茶ホワイトチョコ」「ミルクティー」「小倉あん」等のスイーツ系と、様々なベーグルがショーケースに並び、選ぶのが楽し過ぎて困ります。順次、焼きたてが店頭に並ぶそうです。
お持ち帰り用に購入したベーグルは、当日もしくは翌日中に食べるのがベストですが、ラップに包んでジップロックなどに入れて冷凍保存も可能。1ヶ月は美味しく食べられるそうなので、欲張ってたくさん買っても大丈夫です。購入時に、温め方や保存方法の説明書をもらえます。
今回は、「ぶたさん」「ショコラオランジェ」「パンプキンクリームチーズ」の3種類を購入。「ぶたさん」(税込240円)は、その名のとおり、ぶたさんの顔の形で、耳はマシュマロで出来ています。中にはミルクチョコレートがたっぷり。トーストすると、耳のマシュマロが焼きマシュマロになるという楽しい仕掛け付き!(マシュマロが溶けちゃうので焼き加減に注意)
「ショコラオランジェ」(税込280円)は、ブラックココアを練りこんだ生地のベーグル。チョコレートチップとオレンジの皮も入っています。上に載ったオレンジスライスが美味。
「パンプキンクリームチーズ」(税込280円)は、季節限定商品です。北海道産えびすかぼちゃを練りこんだ生地の中に、かぼちゃとクリームチーズが入っています。
プレーンベーグル以外は、あとからクリームチーズなどを塗る必要がない、最初から完成されたタイプのベーグルが多い印象です。アメリカのベーグルはクリームチーズありきですが、なみまちベーグルは、これだけで食事として成立するのでとっても手軽。忙しい朝でもトーストするだけでササっと食べられます。
ベーグルの素材には、国産小麦のはるゆたかを100%使用。はるゆたかは、パン作りに適しているものの栽培が難しく、幻の小麦と呼ばれています。市販品の価格で比べると、スーパーでお馴染みの強力粉「日清カメリヤ」の2倍近いお値段です。
酵母はホシノ天然酵母を使用。国産の材料を使用した、無添加の酵母です。素材や製法にこだわって、家族で毎日、安心して食べられる、体に優しいベーグル作りを心がけているそうです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。なみまちベーグルがある長谷駅周辺は、大仏や長谷寺などの観光スポットのほか、海辺の町らしい、おしゃれでのんびりした雰囲気の飲食店がたくさんあり、子連れでの鎌倉旅行にぴったりのエリアです。
大仏だけじゃ勿体無いので、ぜひ半日以上時間をかけて、ゆっくりお散歩を楽しんでみてください。
●このブログでは、鎌倉や江ノ島周辺の子連れでのお出かけ情報を多数紹介しています。なみまちベーグルから徒歩圏内の、長谷・坂ノ下エリアの観光情報も充実。あわせてごらんください。
【なみまちベーグル周辺エリアのオススメ記事】
鎌倉大仏(高徳院) なみまちベーグルから徒歩12分。ベビーカーの利用、トイレや駐車場情報、近隣の飲食店など。
長谷寺(あじさいで有名) なみまちベーグルから徒歩10分。ベビーカーの利用、トイレや専用駐車場、近隣の飲食店や寺併設のカフェなど。
鎌倉文学館 なみまちベーグルから徒歩13分。意外と駅近。広い芝生の庭でくつろげる!ベビーカーでの利用、授乳室、オムツ交換台、オリジナルグッズも。
カフェ坂の下 なみまちベーグルのすぐそば。ドラマのロケ地にもなった有名なカフェ。パンケーキが絶品。しらす丼などのランチも。