江ノ島観光のついでに寄れる便利な立地、あの松原庵の新店舗が腰越に!
鎌倉市由比ガ浜の人気蕎麦屋さん「松原庵」の新店舗「鎌倉 松原庵 青」が2020年8月に鎌倉市腰越にオープン。江ノ電腰越駅から200メートル、国道134号線沿いのオーシャンビューのお店です。
江ノ電江ノ島駅や小田急片瀬江ノ島駅からも徒歩圏内。江ノ島周辺に遊びに行ったついでに立ち寄ることができる、ファミリー層にとってありがたい立地です。
今回子連れでランチタイムに利用してみて気づいた、ベビーカーでの入店や店内の雰囲気、子連れ向けのサービスなどを紹介します。
●この記事は2020年11月時点での情報です。
「鎌倉 松原庵 青」はこんなお店
「鎌倉 松原庵 青」は、食をテーマとしたホテル「HOTEL AO KAMAKURA」の1階にあります。
「HOTEL AO KAMAKURA」は、全16室の小規模ラグジュアリーリゾートです。松原庵をはじめ、飲食店やベーカリーを全国で運営している(株)フォンスによるホテル。
ホテル自体は、2020年7月開業予定でしたが、残念ながら延期に。新型コロナウイルスの今後の状況を踏まえ、新たな開業日を判断するそうです。(追記:2021年3月にホテル開業しました!)
「鎌倉 松原庵 青」は、11時から22時まで通しで営業しており、ランチ、ディナーのほか、喫茶としての利用も可能。スタッフさんいわく「コーヒー1杯からでもお気軽にご利用ください」とのことでした。
席によっては海と江ノ島が見えます。海をのぞむテラス席も。内装はコンクリート打ちっ放しの壁に、木と大谷石がアクセントになった、都会的だけれど、温かみのある雰囲気です。広い窓から自然光がたくさん入ってくる心地の良い空間です。
店内はかなり広く、80〜90席はありそうです。今回は、休日のお昼前に伺ったところ、待ち時間なしで入店できました。帰るときには、待っている方が1組だけいました。
長居する方もいれば、お蕎麦だけササッと食べて帰られる方もいますが、席数が多いので、回転は早そうです。休日だったので、親戚の集まりなどで利用されているグループもいらっしゃるようでした。
後日、平日15時ごろコーヒーのテイクアウトで伺った際は、お客さんはほとんどおらず、かなりゆったりしていました。次回は海を見ながらのんびりお茶しに行きたいなぁ。
ベビーカーで入店可能、テーブルに横付けすることができました。子供用のハイチェア(ホールドベルト付き)もあります。
店内の奥のほうには4人がけの広めのテーブル席が並んでおり、私たちのほかにも、小さな子供を連れたファミリーが2〜3組いました。
トイレは、男性用・女性用のほかに、多目的トイレ的な広めの個室もあるのですが、使用中止中だっため、室内は確認できませんでした。
スタッフさんはとても親切で、温かいそば茶(無料)を何度も何度も注ぎに来てくれました。息子(1歳)にもフレンドリーに話しかけてくださり、子供用のお水や取り皿も用意していただけました。
打ちたての二八蕎麦がたまらない!天ぷらも絶品
松原庵のお蕎麦は、細めの二八。その日の分だけを、店内で手打ちしています。お店の奥では、職人さんが蕎麦を打つ様子をガラス越しに見ることができます。
今回は、お昼のセット「瑠璃(るり)」(1,700円)をオーダー。季節の前菜4種盛り合わせと、そば(せいろorかけ)のセットです。+400円で「旬野菜の天ぷら」を付けることができます。
この日の前菜4種は、カンパチ、揚げ豆腐、つぶ貝の蒸し煮、バーニャカウダでした。全部美味しいけれど、ほぼひとくちで無くなってしまうのが切ない・・・
お蕎麦は期待どおり、香りが良く、喉ごしも最高。つゆは辛めです。旬野菜の天ぷらは、かぼちゃ、なす、まめ、舞茸、ごぼうでした。どれも絶品でしたが、特にごぼうが、厚みがあって、ホックホクでたまらなく美味しかったです。このゴボウを大量に載せた「ゴボ天そば」なんてあればいいのになぁ。
お昼のセットメニューには、前菜が7種付く「藍(あい)」(2,500円)もあります。お蕎麦をたくさん食べたい場合は、そば大盛り(+350円)、追加せいろ(600円)も。
一品ごとの価格は本店と同額なので、「本店と比べて安く食べられる」というわけではありません。
ただ、本店の昼のセットメニュー(コース)は、最も安いものでも2,900円(前菜7品+旬野菜の天ぷら+そば)なので、「まずはお試しで、松原庵のお料理を少しだけ食べてみたい」「美味しいものを、ちょっとだけ食べたい」という人にぴったりだと思いました。
単品メニューは、お蕎麦のほか、「そば屋のだし巻き玉子」(980円)、「すくい豆腐」(850円)、「彩り野菜のバーニャカウダ」(1,500円)など。どれも美味しそうです。あれこれ注文すると結構な金額になってしまいそう・・・
デザートは、わらび餅(620円)、胡桃ぜんざい(650円)、そば粉のバターケーキ(750円)など、和テイストの甘味が充実しています。ティータイムに、自家製コーヒー(500円)やカフェオレ(600円)とともにいただくのも良さそうです。
後日、スタッフさんのおすすめ「アイス黒糖そば茶ラテ」(550円)をテイクアウトしてみました。
「ほうじ茶ラテ」はよく見かけるけれど、「そば茶ラテ」は珍しい!ほうじ茶ラテよりも、サラッとしてクセが少なく、飲みやすかったです。そば茶好きにおすすめ!
※表記した価格は全て税抜きです。一部のメニューと価格は、公式ホームページから確認できます。
「鎌倉 松原庵 青」へのアクセス方法
「鎌倉 松原庵 青」は、国道134号線沿い、「一風堂湘南SEA SIDE」や、「吉野家134号線 江ノ島店」の近くにあります。(以前ケンタッキーフライドチキン江の島店があった場所です)駐車場はありません。
電車の場合は、「江ノ電腰越駅」が最寄りで、約200メートルです。ほかに、「江ノ電江ノ島駅」から600メートル、「小田急線片瀬江ノ島駅」から約900メートル。平坦な道のりで、海沿いをお散歩がてらてくてく歩いているうちに着いちゃいます。
腰越駅はとても小さな駅で、ホームへの出入りは階段のみで、オムツ交換台もありません。赤ちゃん連れの場合は、設備が充実した江ノ島駅か片瀬江ノ島駅を利用するのが良いかもしれません。
江ノ電腰越駅より、ひと駅鎌倉寄りの「鎌倉高校前駅」も、松原庵 青から約850メートルの距離で徒歩圏内です。以前は歩道が狭かったですが、工事によって改善され、かなり歩きやすくなりました。鎌倉高校前駅は、ホームの目の前に海が広がる、とっても眺めの良い駅です。駅のすぐ隣には、スラムダンクのアニメのオープニングに登場する踏切もあります。
おまけ情報:ちょっとマニアックな立ち寄りスポット。
「鎌倉 松原庵 青」のある腰越は、腰越漁港を中心にした漁師町。海沿いには、地元の漁師さん直営のしらすの販売店がいくつもあります。
江ノ島グルメといえば「しらす丼」ですが、食堂やレストランで食べるだけでなく、直売所で買って、おうちでしらす丼を楽しむのもおすすめです。地元の飲食店の方も直売所に大量に買いに来ています。
直売所では、その日獲れたてのしらすを使った「釜揚げしらす」や「生しらす」が買えます。価格はどこもだいたい同じくらいで、釜揚げしらす180〜200gが600円程度。お店によって塩加減が異なるため、ツウは使い分けているみたいです。
お店によっては、生しらすや釜揚げしらす以外に、たたみいわし、しらすの沖漬け・佃煮・ふりかけなど、加工品を取り扱っているところもあります。最近は、ぬるぬる系の海藻「アカモク」も人気です。お吸い物に入れると美味いんだな。
生しらすは朝イチから取り扱っているお店が多いですが、釜揚げしらすは午前中はまだ売りに出ていないことも。かと言って、出遅れると売り切れちゃうこともあるので、事前に問い合わせるか、直売所をあちこちはしごして探してみるのが良いです。
直売所は、ガイドブック等でよく見かける「勘浜水産(かんはますいさん)」のように、駐車場やお食事処完備で、観光客でも気軽に利用できるお店もあれば、写真の「金子丸(茂左衛門丸)」のように、漁師さんのおうちの奥に直売所があり、ディープな体験が出来るパターンもあり、個性があって面白いです。
ちなみに、金子丸(茂左衛門丸)の隣の階段を降りたところには、見つけられるとちょっと嬉しい、こじんまりとしてプライベート感のある砂浜が広がっています。ここから眺める江ノ電が絶景。
お店によっては、保冷剤を付けてもらえるところも。念のため、保冷バッグなどを持参しておくと安心です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。「鎌倉 松原庵 青」は、住宅街の中にある鎌倉・由比ガ浜の本店と比較して、観光に便利な立地ですし、カジュアルで明るい雰囲気のため、小さな子供連れでも気兼ねすることなく食事が楽しめました。
片瀬江ノ島や新江ノ島水族館(えのすい)周辺の飲食店は、休日はどうしても混雑&ガヤガヤしてしまい、「ゆったりとリゾート感を楽しめる」とは言い難い雰囲気なので、このエリアに「ホテルで優雅にお蕎麦ランチ」という新しい選択肢が加わったのはかなり嬉しく思いました。
できればこのまま、混雑せずに穴場であり続けて欲しいような気もします。
このブログでは、湘南観光(主に江ノ島や新江ノ島水族館、鎌倉など)の子連れ・赤ちゃん連れでのお出かけに関する情報を多数紹介しています。あわせてごらんください。
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