中華街東門からすぐ、香港飲茶食べ放題の人気店
横浜中華街には食べ放題のお店が約50店舗あります。たくさんあり過ぎて、どこに入ればよいのか迷いますよね。
今回、中華街東門(朝陽門)から近く、香港飲茶専門の食べ放題フロアがある「招福門(しょうふくもん) 横浜本店」に、私・夫・息子(2歳)の3人で行って来ました。
以前、ハイアットリージェンシー横浜のスタッフさんから「小さな子供連れでの食事におすすめのお店」として紹介していただいたのですが、その日は連休の大混雑で残念ながら断念した経緯があり、今回はそのリベンジで行ってまいりました。
子連れ向けのサービスやお料理の感想、駅からのアクセス方法などをご紹介します。
飲茶と本格四川料理のオーダーブッフェ「重慶茶樓」の記事はこちらから
3,500円でオーダー式バイキング!飲茶25品が食べ放題
招福門の飲茶食べ放題(2時間制)は、時間帯や曜日を問わず、大人3,500円。小学生は1,650円、3歳以上は1,100円(税込)。
中華街のレストランは、休日やディナーは割高になるお店も多いので、いつでも同じ価格で食べ放題が楽しめるのはとってもありがたいです。また、ランチからディナーまで通しで営業しているので、晩御飯を早めの時間に済ませたい・店内が空いている時間帯に利用したい幼児・赤ちゃん連れにピッタリ。
現在、飲茶フロアの予約は受け付けていません。曜日や時間帯によっては1〜2時間待ちなんてこともあるので、時間を少しずらして利用するのが良いかと思います。
メニューはコース仕立てで、スープ・北京ダック・季節の前菜・本日のデザートがデフォルトで提供されるほかは、手元のタブレット端末で飲茶25品食べ放題をオーダーする仕組みです。この日の「季節の前菜」はヒラマサのお刺身のサラダ、「本日のデザート」は杏仁豆腐でした。
招福門厳選中国茶(ウーロン茶っぽいお味)も飲み放題で、こちらはセルフサービスで急須にお湯を注いでいただくスタイルです。
飲茶はタブレットからオーダーするメニューのほかに、ワゴンサービスも3回ほど回ってきました。
タブレットでオーダーしたお料理は、注文から5分もかからずに提供されるので、食べたい時に少しずつオーダーするのがコツのようです。
わが家がよく利用する別のレストランでは、中華ちまきのオーダーから提供まで数十分かかるので、店に入ったらまずちまきをオーダーするのがお決まりでしたが、招福門では秒殺でちまきが出てきてびっくりしました。食べ放題は時間制限があるので、素早く提供されるのはとても良心的ですね。
餃子や小籠包だけでなく、麺類やご飯モノもお好きなだけ
「飲茶食べ放題」と聞くと、蒸し餃子や肉まん、小籠包などを想像しがちですが、招福門の食べ放題メニューにはネギそばや担々麺、中華粥、香港風具だくさんご飯などもあります。小ぶりなサイズ感なので、気軽にオーダーできます。
コースに含まれているデザートは一人1皿だけですが、このほかにワゴンサービスでフルーツポンチとミニサイズのケーキがあったので、合計3種類のデザートを食べることができました。
料理のお味は「めっちゃくちゃ美味しい!」というほどではないものの、どれを食べても普通に美味しいです。ディナータイムに3,500円でこのクオリティなら全然アリだと思いました。
でも、もし女子会や記念日のお食事で中華街へ行くのなら、あと1,000円プラスして、ランチタイムに高級店の飲茶に行くかな〜と思います。
小さな子供連れ向けのサービスが充実
飲茶食べ放題のフロアはビルの2階ですが、エレベーターがあるのでベビーカーでも楽々アクセスできます。
子供用のイス(大人用のイスの上に取り付けるブースタータイプ)が用意されているほか、子供用の取り皿、スプーン・フォークなどが揃っています。棒付きキャンディーのプレゼントも。また、女子トイレにはオムツ交換台が設置されています。
ベビーカーをテーブルに横付けすることも可能ですが、ワゴンサービスや配膳ロボットがテーブルの間を行き来するので、大きめのバギーなどは少々厳しいかもしれません。
食べ放題メニューには、ディズニーランドの「リ●ルグリーンまん」にちょっとだけ似た「ホット・カスタード・バンズ」(カスタード入り饅頭)など、子供が喜ぶ可愛らしい見た目の点心もあります。
配膳ロボットの登場で2歳児がギャン泣き
タッチパネルからオーダーしたお料理は、基本的にはスタッフさんが運んできてくれますが、3回に1回くらいは配膳ロボット「T5」が運んでくれます。
この配膳ロボット、横浜中華街で初の導入だそうで、中華っぽいにぎやかな音楽を鳴らしながら店内をスルスルと移動し、お料理を各テーブルまで届けてくれます。
まだ実証実験中のようですが、配膳ロボットが本格的に稼働するようになれば、人と人との接触をかなり減らせるので、エンターテイメント性だけでなく新型コロナ対策の面でも需要がありそうですよね。
このロボット、ほかのテーブルの子供たち(4〜5歳くらい)には大ウケだったのですが、うちの2歳児はロボットが登場するやいなや、まさかの大号泣。なかなか泣きやまないので、パパ・ママが交代で息子を抱っこして店の隅っこへあやしに行きました(汗)
その後は私たちのテーブルにロボットが配膳に来ないよう、店の方が配慮してくださったのですが、それでも他のテーブルへの行き来のために、私たちのテーブルのすぐ脇をロボットが通過していきます。そのたびに息子はギャン泣き。
最終的に、息子を座らせたベビーカーをテーブルに横付けし、ロボットが息子の視界に入らぬよう、ベビーカーのキャノピーを閉じて食事をする・・・という荒技で乗り切りました。ごめんよ息子、そして働き者のロボットくん。
うちの子は普段から、ロボット掃除機のルンバなど自走するタイプの機械が苦手なので、今回の配膳ロボットも彼なりの「怖いツボ」にはまってしまったんだと思います。ルンバ嫌いのお子さんがいるご家庭の方は要注意です。
招福門へのアクセス方法
招福門横浜本店は、南門シルクロード(横浜中華街の中でも大きめなストリート)沿い、トリックアート美術館やチョコレートファクトリーのある「横浜大世界」のそばにあります。電車の場合は、中華街口方面(ホームの横浜・渋谷方面側)の出入口を利用します。
今回私たちは、みなとみらい21地区のホテルからタクシーを利用し、料金は片道1,700円でした。みなとみらいや横浜駅方面からアクセスする場合、時間に余裕があれば海上交通のシーバスでお手軽クルージングを楽しみながら行くのもオススメです。
中華街のお店の使い分けや事前リサーチについて
横浜中華街にはおよそ220店の中華料理屋さんがあります。私は九州の出身なので、長崎のこじんまりした中華街との差に当初ビビりました(笑)
お店がたくさんあるので、値段はピンキリ、ジャンルも様々です。近隣のオフィスで働く人たちがランチを食べに来る「街の中華食堂タイプ」のお店もあれば、お粥や餃子など一品特化型の「専門店タイプ」、サービス料が別途かかる「高級店タイプ」などなど。
高級店でも、フロアごとにメニューの価格帯を分けていて、手軽に楽しめるお店もあります。
招福門のように、オーダー式食べ放題の店も多数あります。飲茶系やガッツリ系など、料理のタイプは様々。お店によっては、曜日や時間帯によってドリンク飲み放題がついていたり、オーダーできるメニューが異なったりします。
下調べせずに中華街へ行くと、右も左も中華料理屋なのでどこへ入るべきか決められずに、彷徨うことになってしまいます。キョロキョロしていると、グイグイ系な客引きさんのターゲットにされてしまうこともあるので要注意です。
事前にいくつかお店の候補を決めておくか、「こういうタイプの店に入りたい」とジャンルだけでも決めておくのがおすすめです。
ちなみに、人気店・有名店は、横浜中華街以外にも支店があって、支店であればわざわざ行列に並ばずとも食べられる場合もあります(カリカリ焼きそばの梅蘭など)。
おわりに
いかがでしたでしょうか。このブログでは、招福門のほかにも横浜やその周辺の人気観光地、ホテル情報などを多数紹介しています。神奈川県在住の筆者が、子連れで実際に訪れた場所について詳しくリポートしていますので、ぜひごらんください。 横浜の子連れお出かけ情報をまとめて読む
横浜で子連れホテルブッフェ
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・横浜ベイホテル東急〜みなとみらい駅直結。子連れに色々ちょうど良いホテル。バルコニー付き客室が人気。
・ヨコハマグランドインターコンチネンタル ホテル〜ヨットの帆の形の建物でお馴染み。一度は泊まりたい有名ホテル。